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My Camera Nikon D200

11月上旬に部屋の片付けをしていて昔のカメラを保管してある日本光学工業の黄色いアルミケースをとても久しぶりに開けてみました。このアルミケースにはデジタル一眼系を保管してまして、昔の愛機 D100 D200 と、使わなくなったレンズ数本が入っています。

40年ほど前 高校生の時に購入した
日本光学工業株式会社時代のアルミケース
今では貴重品かも
D200 とても久しぶりの再会
縦位置グリップ買ったこと忘れてた
D100 これはもう再起無理っぽい

D200は2005年発売、自分は下記のD700の前に使っていたカメラで2007年から2011年まで愛用してたくさんの写真を撮ってきました。既にD300も出ていたこともあり、シャッター回数1000回程度の展示新古品をキタムラで安く買えた記憶があります。

久しぶりに手に取った愛機はグリップのベタつきもなく、日時は再設定となりましたが、撮影設定メニューは10数年前のまま記憶されていて懐かしさと共に当時のことが蘇りました。調べてみると、D200は現在でも愛用されている方がいて、現代では使われない原色CCDセンサー搭載の名機とされているようですね。
ノイズが酷くてISO400程度が限界と感じていましたので、当時は名機などと感じることもなく、D300にしておけば良かったかもと思いながら毎年のように出てくる機能アップされた新しいモデルを羨ましく思うデジ一発展期でした。高感度特性と解像感に優れたCMOSセンサー搭載のD700に変えてからは可哀想なくらい見向きもせず、D200のボディは使うことなくアルミケースの中で長らく眠っていました。

状態良好ですぐに息を吹き返してくれた
D200は、Ai連動レバーと
ボディ内AFカップリングの充実装備

久しぶりにD200を眺めてみると、ペンタ部が小振りなのがかっこよくて現代でも通用するデザインと思います。古いAiレンズや世代の古いAFレンズもボディ内モーター駆動なので使えます。確かシャッター耐久性も10万回とスペック的に贅沢仕様なカメラです。D100はフィルムカメラをベースに作られていましたが、D200はデジタルAPS-C専用ボディに設計されて、ミラーボックスもコンパクト化されて連写時でもシャッター音が軽やかなことが特徴でした。

ミラーがすこし白っぽく曇っていて掃除して、スクリーンのゴミは諦めて、CCDセンサーは見た目ではホコリや曇りなど無さそうで大丈夫っぽく、コンパクトフラッシュカードも正常に読み込み&フォーマットOK、長らく眠っていましたがすぐに息を吹き返してくれました。10数年振りに外に連れ出して今年最後の紅葉をD200で楽しんでみました。

Ai Nikkor 24mm 1:2.8S 付けてみた
ストラップはD100用の Nikon Digital ロゴ
当時はデジタルであることのアピールあり

「こんなに良く写ったっけ?」
10数年放置していたカメラなので写りには期待せず、ちょっと試したらまた保管しておこうと考えていたのですが、RAWで撮って NX Studio で現像してみると必要充分、いや、充分以上に撮れてる、約20年前に設計されたデジタルカメラとは思えず、ニコンの堅牢さもあるかと思いますが、この2024年でもしっかり使えることに感動を覚えました。RAW現像で露出補正をかけすぎると暗部ノイズが盛大で、アクティブDライティングが無いことなどを理解する必要はありますが、SNSやNOTEで使う分には充分すぎるデータを得ることが出来ました。

NX Studio RAW現像設定
ピクチャーコントロール:カメラ互換
 カラー設定:モードⅢ(←懐かしい)
 輪郭強調、階調補正、色の濃さ:全て標準
ホワイトバランス:青天
その他:露出補正、レタッチブラシ、歪み補正、など少々

愛用の Ai AF MICRO NIKKOR 60mm 1:2.8D
この紅葉の写りに久々D200の底力感じました
AF-S DX NIKKOR 18-70mm 1:3.5-4.5G ED

昔の愛用品というノスタルジックな気持ちもありますが「必要にして充分以上のデータが得られるのであれば使わない手はない」という気持ちからD200をまた使ってみようと思い、DXレンズを1本買い求めてみました。昔使っていた AF-S DX NIKKOR 18-70mm 1:3.5-4.5G ED、程度良好品で5,000円程でした。

VR付いてないけどとてもよく写る

D200の頃はまだデジタル1眼レフカメラは発展期でしたが、安定期を超えてミラーレス一眼に変わり、もしかしたら今は絶滅期かもしれませんが
「使えるものは使いなさい」
と、若い頃の自分からのプレゼントのようにも感じています。いつ壊れるかわかりませんが、Fマウントのレンズ資産はありますので、改めて大切に使ってみたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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