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旅キロク🇫🇮アアルト巡り

北欧デザイン好きなら一度は訪れてみたいアルヴァ・アアルトの建築。
今回のフィンランド旅では、アアルト自邸・アアルトスタジオを巡ったのでその1日を紹介します。

旅の計画

アアルト自邸とアアルトスタジオは、ガイド付きのツアーへの参加が必須です。当日参加も出来るみたいだけど、人数制限があるのでサイトからの事前予約がおすすめです。

サイトは英語のみ。アアルト自邸とアアルトスタジオは別の場所なので予約もそれぞれ取る必要があります。

わたしはアアルトスタジオ→アアルト自邸の順に回りました。其々の建物は徒歩5分くらいの距離に在ります。

旅のはじまり/Cafe Aalto

まずはアアルトが1969年に設計したアカデミア書店[Akateeminen Kirjakauppa]を訪れます。このお店の2階には、アアルトの名がついたカフェ・アアルト[Cafe Aalto]があります。アアルトがデザインしたプロダクトたちが、特別な空間を彩っています。

吹き抜けからの天窓が素敵

映画「かもめ食堂」でも登場するこのカフェには、日本人の方が多く訪れるようで日本語メニューがあります。このカフェで念願のブルーベリータルトいただきました。

道中でみつけた素敵スポット

ヘルシンキ中心地から4番トラムで30分ほどの場所に向かいます。Tiilimäkiという駅で下車して少し歩くと、海が見えてきました。

予約時間まで少し余裕があるので、市立公園のお散歩コースを通ってアアルトスタジオに向かいます。わたしたちのようにお喋りしながら散歩したり、ベンチに腰掛けて景色を眺める人など、各々の方法で自然を楽しんでいます。

アアルトスタジオ

楽しみにしていたアアルトスタジオに到着。閑静な住宅街にひっそり佇んでいるので、あやうく通り過ぎてしまいそうな雰囲気です。予約の時間になったらガイドさんが呼びに来てくれるので、扉の外で少し待ちます。中に入ったら靴を脱いで、荷物はクロークに預けます。1階の食堂に皆で移動し、ガイドがスタートします。

アトリエスペース
製図室

前半30分でガイドさんの話を聞き、後半30分が自由時間になります。アトリエスペースには、アアルトがデザインした照明やスツールなどが並びます。白い壁や独特な傾斜による自然光の入りがとても素敵でうっとりしてしまいます。夕方に行ったので、アアルトがこだわったという西日を堪能することが出来ました。

アアルト自邸

思う存分アアルトスタジオを楽しんだら、次はアアルト自邸に向かいます。歩いて5分ほどの場所に移動し、同じくガイドさんが迎えてくれるまで待ちます。待ち時間に、外観を見に庭を回るのがおすすめです。

1階がアトリエ兼リビング&ダイニング、2階が家族の居住スペースに分かれています。和洋のバランスが少し日本の雰囲気に近いものを感じました。自然や家族と過ごす時間の温もりを至る所に感じて、こんなお家に住みたい!!と心から思いました。

特等席のような作業デスク

常にこのお家には人が出入りしていたので、仕事が煮詰まったり人に会いたくないときは別の扉からそっと2階に入っていたそう(笑)そんな人間らしいアアルトも垣間見えるのも、現地に訪れたからこそ感じれるものです。



今回の旅でとても楽しみにしていたアアルト巡り。寄り道で見つけた素敵なスポットも、夕日が差し込む時間帯にお家を訪れることができたのも、すべて偶然に起こったことで、わたしにとってはご褒美のような時間でした。

これから訪れる方もいると思うので写真は限ったものを載せていますが、見所はもっともっとたくさんあります。訪れる方は、写真フォルダに余裕をもって行ってくださいね。

読んでいただき、ありがとうございました///

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