ものがたりを書こう
子どもの頃から、本があった。
生まれつきの「先天性ナントカ」があるわたし。
この身体でしか生きたことがないから、ほかの人生はわからない。
健康なひとが、普通にする事をできないけど、それを「羨ましい」と思った事は…何度もある。正直、むちゃくちゃある。
それでいいんだと思ってる。
友達は、あまり多くない。
そのかわり、本があった。
幼稚園生の頃から、
「小公女」
「小公子」
「若草物語」
なんてのが、身の回りにあった。
お医者さんからは、
「鬼ごっことか、かけっこはなるべくしないで、いい子でね〜」
と、診察に行くたびにい言い聞かされたっけ。
被害者ぶるのは、これぐらいにしましょう。
とにかく、本があった。
ひらがなも読めない幼稚園生に、本を与える母の知り合いも不思議なひとだと思うけど。
挿絵のある本は、わたしに世界を見せてくれる。
「ニルスのふしぎな冒険」が、わたしに旅をするワクワクのを味あわせてくれた。
本の中では、身体の事なんて考えないでいい。自由でいられる。
大人になっても、この身体は あまり変わらない。つまり「自由」ではないけれど「不自由」でもない。
そういう人生でも、現代社会の恩恵がある。
ネットの世界だ。
ここでは、ものがたりを書こうと思う。
ちゃんと結末まで、たどり着けるかわからないけれど(笑)
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