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服部隆之さんの音楽【映画ドラえもん のび太の新恐竜】
作業が捗らないとき、サントラと共にタスクを片付けようとするも、音楽に集中して全く作業が進まないみっこです。
サントラの素晴らしさに気づいたのは、ジブリ作品を多く手がける久石譲さんの音楽やハリーポッターやスターウォーズ、ジュラシックパークなど数多くの映画音楽を制作してきた巨匠・ジョン=ウィリアムズの音楽がきっかけです。
作品を観て、サントラを聴いて、また作品を観ることで違った見方ができることと、稀にある"音楽が映像を喰ってかかる"作品が好きなので、よく聴いています。
そう、私にとってサントラとは、映像ありきの音楽でした。映像を観ずにサントラを聴くなんて、全くしてきませんでした。
今日、大好きな唐揚げを作る最中の"環境音"としてかけたのが『映画ドラえもん のび太の新恐竜 オリジナルサウンドトラック』。
音楽が始まったとき、にんにくを擦り下ろす手が止まりました。
…何だこの音楽は。
そういえばフルオーケストラのサントラなんて、久しぶりに聴いた。作曲は誰だ?
…服部隆之さんだ。
服部隆之さんと言えば『HERO』や『真田丸』の音楽を手掛けた日本テレビ界を代表する作曲家です。服部さんの音楽の特長は、なんと言ってもオーケストラ。そしてハリウッド映画音楽のような王道ダイナミックな音楽も魅力の1つだと思います。展開のバリエーションが豊かで、一曲に何度も何度も聴きどころの波が襲ってきます。襲ってくるんです。ですが、オーケストラの繊細さを兼ね備えているので、聴いていて疲れません。
これは私の主観ですが、服部さんはピッコロやフルート、グロッケンなど所謂可愛い音のなる楽器を多用されているなと感じます。圧倒的高音楽器隊が音楽の山を作り出して、次々と展開される音楽に飾り付けをしているような、気がします。
そして、全ての楽器の使い方が上手いと思います。1つの作品の中で、全ての楽器が違う役割をしつつ目立っている。例えばトランペットだと、主旋律を堂々と演奏する場面もあればリズムを作る役に回ったり、バシッと決めたり、緊張感を与えたり。演奏者楽しそう…!
服部さんの音楽は、吹奏楽やオーケストラが好きな方なら、きっと好きなはず。演奏したくなるはず。
最後に『映画ドラえもん のび太の新恐竜 オリジナルサウンドトラック』のおすすめを勝手にご紹介します。メインテーマはもちろん素晴らしいですが、ヤマもオチもないような日常シーンで使われる音楽がサントラの醍醐味だと考えています。
1つ目は『たまご探検隊!』です。たまごがころころ転がるような可愛らしい旋律が好きです。
そしてもう一つ。『恐竜って何だろう』です。マリンバ(でっかい木琴)独特の丸い音色が素敵な音楽です。
映画は8月公開ですが、サントラを聴きに観に行こうかなと思います。ドラえもんの映画って何であんなに泣けるんだろう、展開分かってても泣いちゃう。
※服部隆之さんですが、音楽一家の出身なんですね。高校を中退しパリ高等音楽院に留学されたのだとか。もうなるべくしてなったというわけですね。お写真を拝見したところ、強面のおじさまって感じでした。だからと言ってどうこうというわけではありませんが。