【フリーランス1年目の日記】コツコツ集めた”戦闘服”たちに別れをつげた日
自分にとって一つの区切りだなと思ったできごとがあったので、ひっそりとnoteに記録しておこうと思います。
あのね…会社員時代の服たちをリサイクルショップに売りました。
びっくりするくらいどうでもいい話なのは百も承知なので、ほんとに、ほんとに自分のためだけに記録させてほしい。
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私は育休明けのタイミングで立場が変わり、それまで現場勤務だったのが本社勤務になりました。現場勤務のときもそれなりのオフィスカジュアルで働いていましたが、どちらかというと動きやすさ重視。
ジャケットを着るなんて、年に1回あるかないかくらいでした。
それが育休明けから本社勤務になり。本社というとあれですよ。それなりにキチンとした格好をすることが求められるわけです。
それに本社勤務になると同時に立場も少しだけ上がって、「プロジェクトの責任者」として顧客と接することも増えました。
そうなったときに、育休前みたいな服装だとちょっと具合が悪いんじゃない?と考えたわけです。
前職の顧客は堅め業界の方々で、プロジェクトの責任者です~って言って30歳そこそこの見た目もぽやんとした女(私)が登場すると、それだけで不安がられることも多かったわけです。もっというとあれです、よく舐められた。仕方ないけど。
見た目がぽやんとしてるのを変えるのは難しいけど、せめて舐められないようにしたい。そこで私は考えました。
「とりあえず服装だけでもキッチリするのがいいんじゃね?」と。
仕事の中身を頑張るのはもちろんですが、まずは第一印象が大事。第一印象で「こいつ、大丈夫か…?」と思われたら終わりなわけです。だから、とりあえず服装から入ろうと。
ジャケット着てパンプス履いて。リクルートスーツではなくて、おしゃれセットアップっていうの?上下あわせても着れるし別々でも着れるよみたいな、そんな服。大人のこなれ感。知らんけど。
とにかく、それを着ると仕事スイッチが入る、私にとっての”戦闘服”を着るようになりました。
顧客に気が重い話をしに行かねばならない日も、お気に入りのジャケットを着ていればなんとか乗り切れたし、大事なプレゼンの日はベーシックなネイビーのセットアップで気合を入れた。
服が決まれば心も晴れやか。服がイマイチだと、その日は一日気分もどんより。
たかが服くらいで…と思う人もたくさんいるだろうけど、私にとっては大きな要素でした。季節の変わり目にはお気に入りのブランドをのぞき、「おしゃれな服、出てないかな~」と探すのが楽しかった。そのために仕事を頑張ってた節もある。
そんな、たくさんの思い出が詰まった服たちをね、今日、売りました。
本当はもっと早く売ったらよかったんだけど、なんとなく捨てられずにここまで来てしまったんですよね。またいつか着るかも…と思ったりして。
ただ冷静に考えると、その「いつか」はやってこないのよ。だって私、しばらく会社員する予定ないし。もし将来、また会社員になったとしても、そのときにはいま手元にある服は着られないでしょう。
そんなわけで、つい先日「よっしゃ、売ろ!」と決心をして、今日に至るわけなのでした。
いや~、それにしてもすごい量だった。
リサイクルショップに持ち込むにあたって一着ずつ畳んでいったのですが、それぞれの服に思い出があるわけですよ。
なんか泣きそうになったよね。育休明けから退職するまで、この服たちと一緒に頑張って走り抜けたよな~って。なんならいまもnote書きながらちょっと泣いてる。思い出に浸るタイプです。
でも、これでクローゼットも私の心もすっきり。すっきりした場所に、いまのライフスタイルに合った服たちをまたお迎えできたらいいなと思ってます。好きな服を着て、心を躍らせていきたいです。
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ちなみに、今回の買い取り結果は…32点で20,000円ちょいでした。
思ったより値段がついて嬉しいかぎり!
私の戦闘服たち、ありがとう。さようなら!!