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二時二郎

以前いた会社に同い年が6,7人いた

30人程度の会社だったから一大勢力で

いつからか干支にちなんだ名前を冠して

定期的に呑んだりしていた

数年で全員退職したが

つながりは途絶えず

昨晩久々に集まった

大盛がウリの一軒目で閉店までたらふく

二軒目を締める頃には三人に

さらに二軒はさんでの深夜二時

地方からわざわざ来ていた一人が

最後は二郎で〆るといいだした

腹が千切れそうだった私は

いや無理でしょといったが

もう一人がパンパンの腹をむき出しながら

行こうという

深夜二時に二郎を食った

で数年後も笑えるやんかと

二時二郎の行列に我が目を疑ったが

無理だと思ってからがスタート

人生とは

身を削りながら

別腹の思い出をつくるものだ

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