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【御礼&ご報告】学生レポ『私が感じたミチシルベ』始めます! ←編集者セソコマサユキさんがライティング講座で伝えたこと

【ミチシルベ2025    感謝と御礼】

沖縄のいまと未来を感じる複合型イベント「ミチシルベ2025」は、2025年2月7日・8日、沖縄国際大学を主会場に開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。

沖縄在住の皆さんはもちろん、全国各地からも大勢の方に駆けつけていただき、未来につながる一歩を踏み出せたと感じています。

ご協力・ご参集くださった全ての皆さまに、心より御礼申し上げます。

終了後、多くの皆さまから多くの温かい感想や大切なメッセージの数々をいただき、実行委員一同とてもありがたく受け止めています。運営面でのご不便や至らなかった点への反省を活かし、ミチシルベ2026へとつなげてまいります。


学生レポ『私が感じたミチシルベ』を始めます!

改めまして、ミチシルベ広報&note担当の佐藤ひろこです。

ここで皆さまに、嬉しいお知らせがあります!
ミチシルベ2025ではトークセッションやプログラム数が多く、「時間が重なっていて選ぶのに困った!」「他のトークも聞きたかった」との声を複数いただきました。

はい。本当に・・・
でも、ご安心ください!

約20トークセッションのエッセンスを紹介する学生レポ『私が感じたミチシルベ』を、間もなく公開予定です。

実は今回のミチシルベ2025には、多くの学生ボランティアが参加し、企画や運営を支えてくれました。

運営をサポートしてくれたボランティアの皆さん。高校生や大学生も大活躍でした!

「ミチシルベフラッグ」や「ミチシルベガチャ」といった心踊るオリジナル企画に加え、

前日の設営から当日の駐車場や会場の案内係、トークセッションの司会進行、そして終了後の撤収作業など、ミチシルベ2025の運営は、彼らのアイデアや奮闘ぶりに支えられていました。

そして、約20のトークセッションでも、学生の皆さんが撮影や記録を担当してくれました。

次代を切り拓く若い世代の皆さんが、ミチシルベ2025、そしてトークセッションに参加して、何を感じ、何を受け取ったのかーー。

学生レポ『私が感じたミチシルベ』シリーズでは、そんな彼らの想いを、世代を越えて共有できたら嬉しいです。

ライティング講座ミニレポート

編集者セソコマサユキが語った「伝わる文章」のポイント

沖縄を代表する編集者・セソコマサユキさん。ミチシルベ2025の素晴らしいタイトルコピーも生み出してくれました。

というわけで、学生レポ『私の感じたミチシルベ』シリーズが近くスタートするわけですが、「記事を書くのは今回が初めて」という人もいます。

そこで、トークセッションを取材する「ミチシルベライター」約20人を対象に2月1日、沖縄を代表する編集者・セソコマサユキさんによるライティング講座を開催しました。

セソコさんは文章や写真、イベント開催や場づくりを通して、さまざまな媒体で沖縄の魅力を発信し続けている敏腕編集者です。ミチシルベ2025実行委員会の軸でもある株式会社うむさんラボのメンバーであり、ミチシルベではマルシェもプロデュース。加えてイベントコピーを手掛けてくれたほか、トークセッションにも登壇していましたよ。

ミチシルベ2025の開催を前に開かれたライティング講座で、セソコさんは「伝わる文章」のポイントを紹介しながら、ご自身が大切にしている考え方や文章への向き合い方についても、惜しみなく明かしてくれました。

あまりにも素敵なライティング講座だったので、ここからはその一部を紹介させてください。


「感じるチカラ」がはじめの一歩。伝わる言葉を探しにいこう

ミチシルベ2025を取材する学生ライターらを対象に開かれたライティング講座(2025年2月1日、那覇市のSAKURA innobase Okinawa)

セソコさんはライティング講座の冒頭、劇作家の井上ひさしさんが残した次の言葉を紹介し、文章を書く上で大切にしてほしいポイントを伝えてくれました。

「いちばん大事なことは、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということ」

『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』より

参加したライターの皆さんのミッションは、「ミチシルベ2025」のトークセッションを取材し、シリーズ『私が感じたミチシルベ』として記事を書くこと。セソコさんは繰り返します。

「あらすじや概要を書くだけでは面白くない。伝えるべきことは何か、どこに感動したのか、自分は何を得たのか。まずは自分で感じてもらって、それをどう言葉にすればいいのか考えてほしい」

とはいえ、今回はトークセッションのレポートです。感想文とは異なり、客観的な情報も必要です。セッションの概要や登壇者の話のポイントといった全体像を伝えることも当然、必要になります。

全体像を把握しながら、それを踏まえて自分が感じたことを、誰が読んでも分かるカタチにすること。

実はそれが一番難しいのですが・・・セソコさんは言葉を続けます。

「新しい日本語を発明することはできない。今ある言葉の組み合わせを考えて、探しに行く作業が言語化だと思う」

なるほど。言語化とはつまり「言葉探しの旅」なのかもしれません。

そう思うと、記事を書くという難しそうなミッションも、何だかワクワクしてきますね。

伝わる文章の書き方とは?  5つのポイントを伝授

セソコマサユキさん直筆のスライド。字体も味わいがあって素敵です。

文章の書き進め方や意識してほしいことなど、「伝わる文章」のポイントについて、セソコさんは次の要点を教えてくれました。

【書き進め方】

1)はじめに主題を決める(これだけは絶対に伝えたいこと)

2)組み立てを考える(どんな書き方をするか。例えば、起承転結、先に結論を言う逆三角形、序論本論など)

3)検索エンジン最適化(SEO)
※タイトルに登壇者の名前や検索されそうなワードを入れる、など。但し、意識しすぎない。独自の視点で書かれた記事だからこそ、人の心に長く残る記事になる。

4)意識してほしいこと
・文章は短く
・主語と述語を近く
・なるべく具体的に
・指示語と接続詞を使いすぎない
・表記の統一
・良さを伝える時に否定的な言葉を使わず、肯定的な文章に
・リズムを意識する
・客観と主観のバランスを大切に

真剣な表情でセソコさんの話に聞き入るミチシルベライターの皆さん

5)花森安治の「実用文十訓」
セソコさんが大切にしていることとして、往年の名編集者の花森安治さんが唱えた「実用文十訓」も紹介してくれました。戦後間もなく創刊され、今なお続く雑誌「暮らしの手帖」を創刊した伝説的な編集者の言葉です。

「実用文十訓」
1:やさしい言葉で書く
2:外来語を避ける (セソコさん注釈:「今回はできるだけ」)
3:目に見えるように表現する
4:短く書く
5:余韻を残す  
6:大事なことは繰り返す 
7:頭でなく、心に訴える 
8:説得しようとしない
9:自己満足をしない 
10:一人のために書く 

『私が感じたミチシルベ』 coming soon⭐︎

セソコさんのライティング講座を受講し、ミチシルベ2025トークセッションを取材したミチシルベライターの皆さん。

中には「文章を書くのは苦手です〜」という人もいるのですが、それでも果敢にチャレンジしてくれています。

皆さまどうか、温かい眼差しで読んでいただければ幸いです。

◆この記事を書いた人

ミチシルベ広報&note担当の佐藤ひろこです。これから随時、ミチシルベライターの皆さんが書いた記事を公開してまいります。読んでいただけると嬉しいです♪

佐藤ひろこ
(ライター/認定文章添削士/国家資格キャリアコンサルタント)
2021年までの24年間、沖縄の新聞社に勤務。記者職のほか企画・営業・ウェブ運用・販売店担当を経験。現在は個人事業主として「聴く・書く・つなぐ」活動と共に、組織開発やキャリア支援に携わっています。主なテーマは「沖縄・平和・女性とこども・食と農」&「はたらく・暮らす」。家族は夫と子ども3人。


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