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「みんなで考える10年後の高井神」へのご招待

上島町の高井神島は、本州や四国とつなぐ「しまなみ海道」から島に渡る橋がつながっておらず、船便でも本州や四国からの直行便が無く、弓削港や因島・土生港で船を乗り換えてさらに30~40分ほどかかります。不便ではありますが、でもだからこそ、「そんな離島に住んでみたい」という方が、もしかして都会の若者のなかにはいるのかも、と推測しています。

とはいえ高井神島は「地域社会としての脆弱性を内包している」と、ぼくは思っています。現在の住民数は7人。そのうち島でお見掛けする顔ぶれは、3~4人の方がいるか、いないか。これだけ構成メンバーの数が少なくなると、たった一人の意思決定や行動でも、島の社会全体に与える影響力は、非常に大きなものとなります。また例えば今、8人以上が高井神島に移住すると、住民の過半数以上が移住者によって占められてしまうことになります。ですので、「移住者の誘致には慎重になった方がいいのかも」という想いもあります。

令和3年度に設立したNPO「かみじま町空き家よくし隊」では、高井神島にぼくたちの活動拠点を確保したいと考えまして今年度の令和4年度、1軒の空き家をお借りして、住むことのできる状態にまで改修を行いました。(ただ今年度の予算が尽きて、寝具をまだ揃えられていません。また経費節約のため、まだ上下水道を開栓していません。)
今年度中さらに、人口がたった7人で、社会的、経済的に隔絶された環境にあるがゆえに社会としての脆弱性を内包していると思われる高井神島をどのように捉え、どのように関わればいいのか、専門家のご意見をうかがって一緒に考えたいと思いまして、高井神島の「地域計画」を考えるプロジェクトを始めました。

令和4年度も終盤となり、ここでいったんまとめておく時期となりました。そこで、1月29日(日)午前9時45分より高井神島の公民館において、「みんなで考える10年後の高井神」と題したワークショップを開催します。このプロジェクトにこれまで関わっていただいた島根大学教育学部の作野広和教授と愛媛大学社会共創学部の渡邉敬逸准教授の二人の専門家を講師としてお招きしています。またファシリテーターを、一般社団法人えひめ暮らしネットワークの鍋島悠弥副代表にお願いしました。
参加費無料、どなたでも自由にご参加できます。ただ参加者数を事前に把握できればと思いますので、もしよろしければ、以下のページから参加のご意向をお知らせいただければと思います。
https://www.facebook.com/events/1209926476616372/
弓削港発8:10(因島・土生港8:00)発の第1便に合わせたスケジュールとなっており、実施日に現地入りすることが可能です。ぼくたちと一緒に、高井神島の未来を考えてみませんか?

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