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椹野道流
2024年10月10日 10:21
朝夕はぞわっと肌寒くなってきたので、そろそろ手荒れを防ぐ手立てを考えなくては、とふと思った。毎年、冬になるとビシビシ指先が割れて、猟奇的な血だらけキーボードを仕立ててしまったりする。いわゆる、あかぎれ、というやつだ。読者さんがおすすめのハンドクリームを教えてくださるし、自分でも常に探している。べたつかないものが最近は増えてきた。助かる。手荒れの初期段階でうんと気をつけるようになったので、
2024年6月21日 11:52
個人的にはコロナ禍は明けていないという認識だが、それでも確実に外に出かけてやる仕事が増えた。世の流れには抗ってもあまり意味がない。母に憂いなく面会できるよう、自衛に努めるのみだ。人の集まる場所ではマスクをつける。できるだけ風の通る場所に身を置く。帰ったらすぐ手を洗う。もはや習慣となったことを続けながら暮らしている。今日も日帰り上京した。もう母が家にいないので、午後6時を過ぎた瞬間、
2024年5月30日 11:01
横浜で会った方に「空也もなか」をいただいた。私はこしあんのもなかが大好物で、つぶあんはどちらかといえば苦手なのだが、空也もなかレベルになると、もう「こまけぇことはいいんだよ」という感じになる。文句なしにおいしいので、それがつぶであろうがこしであろうが、大した問題ではなくなるのだ。というか、御座候やどら焼きもそうだが、つぶあんの力強さ、素朴さがものを言うお菓子が確実に存在する。滑らかで癖のな
2024年3月21日 10:44
この冬は本当に雪が少なかったな、などと思っていたら、3月も後半になってちょい積もり。寒さに震えながら、実家に現れる地域猫たちの世話に行ったら、裏の森の枝に、雪が丹念にまぶしつけられたようになっていた。とても美しい。去年の冬なら、家に入って寒い寒いと大騒ぎしながら、足が悪くて外に出られない母に、「ほら、綺麗だよ」と、スマホで写真を見せただろうにな……と思うと、なんだかとても寂しくなった。母も