「音楽配信サイトの未来」
どうも皆様おはこんばんにちは、青山ミチルです。
僕は、作曲、レーベルの運営をしています。
よろしくお願いします。
音楽配信サイトがこれからどういう道筋を辿っていくのかを考えてみようと思います。
音楽配信サイトは、サイトを訪れる人を増やし、企業による広告費をとってくるビジネスモデルです。
コンテンツを提供する人はもちろん、それを聞きに来る人、両方向の質と量を上げていくという目標を持っていると思います。
それを実現するために、サイトを見やすく、使いやすくするという取り組みや、独自のプレイリストを作ったり、関連アーティストを表示するアルゴリズムなどのサービスを作っています。
spotifyは、spotify for artistという分析ツールを提供し、アーティストにデータを渡し、自分で再生数やファンを作るよう促して自走するきっかけを与えてくれます。とても素晴らしいサービスです。
しかし、実際アーティスト側はSpotifyだけを選んでくれるとは限りません。
できる限り大きいレバレッジを得るために流通登録されている音楽配信サイト全てに登録するはずです。repostでは全32配信サイト。(なぜならデメリットがないからです。登録費用は同じ。)
音楽配信側が違いを出すためには、1再生数あたりの単価での競い合いもあります。
僕の肌感覚では、1再生あたりspotifyが0.25円、applemusicが0.5円になります。月によっても、価格は変動します。
おそらく、applemusicが一番高単価な音楽配信サイトになるでしょう。
各々の配信サイトには、独自の顧客をもっていてわざわざapplemusicだけで配信するという人は少ないように思います。
詳しくは、僕の月次売上レポートを見てみてください。
ここからは他業種での音楽配信サイトと同じような機能の例をあげてみます。
例えば、美術品を売るギャラリー、ライブハウス、デパ地下などは音楽配信サイトと類似していると思います。
アーティストは、もともと抱えているファンを持つギャラリーや、ライブハウス、デパ地下を頼り出演料(出店料)を払います。
ここでアーティスト側が配信サイトに一番求めている機能は、集客力、作品の拡散力になると思います。youtubeでは視聴者に類似動画を紹介し、お客様のニーズを満たすようアルゴリズムを組んでいます。
配信者の多くはその便益をえるため、youtubeを使います。
集客力を高めない、プラットフォームは競争力が低いといえます。
spotifyは、独自の人気プレイリストや、アーティストへ収入を増やすための解説動画に力を入れていてこれからも伸びていくと思います。
この世から、音楽レーベルがなくなり、spotifyという全ジャンル網羅型レーベルが、すべてで商流を作る未来が見えるかもしれません。
可能性として、spotifyは一流アーティストをspotify専属アーティストとして、迎え入れる日が来るかもしれません。
しかし、世の中の流れは確実にレーベルをなくし、アーティスト自身が一人で生計を立てるDIYを望んでいるように思います。
spotifyがどのようなスタンスをとっていくのかで、これからの音楽シーンが激変すると思います。
そんなところに注目しながら、これからも活動していこうと思います。
ではでは
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