「bullflat3.8ブランドデザインの言語化つづき」
それから、自然との距離感についてデザインに落とし込まないといけないと思う。
アンビエント音楽は、電子音であることが多く、自然と距離が遠いように思われているかもしれない。
しかし、実際はそうではない。
音楽につけるビジュアルイメージとして、必ず自然の風景や、光、風、宇宙などが思い浮かぶ。
実際、僕が作曲中に思い浮かべていることとは、昔の記憶であったり、心の中の風景だったりするのだ。
コンピューターを使ってはいるのだが、心の中にあるのは、むしろ非機械化された世界である。
それをどうにか、デザインに結び付けたい。
そこで思い浮かべたのが、日食であった。
日食は、自然界の営みの中でもかなり非日常的な部分に分類される。
それも、とっても素敵な象徴になる。
日常の中に、非日常(奇跡)を感じられるレーベルに出来たら心底嬉しいと思う。
前で書かせていただいた、円、丸という概念についてもクリアしている。
それから、円の外側を縁取っている蜃気楼のようなものについて。
物事には、輪郭が備わっているように目には見えているが、実際にはそうではない。絵を描くということにおいて、物と物との間を線を使って切り分けているが、実際はそうではない。
自然界に、直線というものは存在しない。
それは、人間の概念の中でのみ存在するものである。
その直線的なものを、ぼやかしてくれる蜃気楼のようなもの。
とても、納得のいくコンセプトだと思いました。
ではでは
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