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「bullflat3.8ブランドデザインの言語化」

どうも、皆様おはこんばんにちは。青山ミチルです。

僕は、作曲、レーベルの運営をしています。よろしくお願いします。

今、僕はbullflat3.8というレーベルを運営しています。

今まで、オーストラリア出身のマーティー、カナダ出身のゴニマ、イタリア出身のサンティエス、スイス出身のアンモクをリリースさせていただきました。

このレーベルは、令和元年に設立し、そのころからすべてのトータルデザインは藤本涼さんにお願いしています。

設立時から、特にレーベルのアイコンは大切になってくるなと思っていました。藤本さんに、ラフ案を出していただいたのですが、ピンとこずにがっかりさせてしまいました。

僕は、飯田橋の広告代理店で働いていたとき、企業のアイコンを作るときに口酸っぱく言われていたことを思い出しました。

「アイコンは、その企業の理念や、社風を端的に表していなければならない。また、それは全部言語化され、説明されなければならないと。」

10年たった今、その言葉を思い出しました。

しかし、ぼやったとしたイメージはあるのですが、どうしても形にできず、気が付いたら2年を経過してしまいました。

ずっと、付き合っていかなければいけないアイコンをそう簡単に決断したくないという思いもありました。

僕の中で、漠然と描いていたイメージは2点あります。

①心が安らぐ音楽を提供。開かれた場であることを表現したい。

②日本という特徴を捉えている。(禅、日本庭園、器などの精神性を表象できればなお良い。)

これを表現できるアイコン、色合いとは何かを考えていきました。

日本独自の能というジャンルとの親和性も考えていきました。能楽師の梅若直彦という人の能を間近で見て、これを音楽表現に置き換えて自分なりに表現してみたいと思っていました。

しかし、能の表現を僕のレーベルに取り入れようとすると、少し冷たい感じになってしまい、①の安らぐというイメージとは、少しずつ距離が離れていくように感じました。

さて、どうしたものか。

また振り出しに戻りました。

そこで、能との親和性をまずは捨てることにしました。

そこで、日本を象徴する習字はどうかと考え始めました。

これは、なかなか良いかもしれない、しかし何を描くのかが問題になってきます。習字で、bullflat3.8と書くだけでは、何の意味もないように思われました。

そこで、自分の音楽の作り方をもう一度検証しなおしました。

僕は、ギターを小さいころから弾いてきました。

僕の作曲方法は、ギターのフレーズを録音して重ねていくことが基本的なベースになっています。

大学時代に、ブルース音楽をやるサークルに入っていたのですが、こちらもループを主体として構成されています。16小節の繰り返しをみんなで好きに遊ぶ音楽です。

ここから、どうも自分は繰り返し(ループ)するということが好きで、核心になっていることを確信したのです。

そして、ループとは円と言い換えることができます。

ここからは、死生観の話になるですが、物事は円環状になっていると不思議に実感している自分がいることに気づきました。

これは、東洋の仏教の考え方にある輪廻転生に似ているのかもしれません。

日本には四季があるように、春、夏、秋、冬が来て、またループするのです。

これは自分の実感と、理屈ががっちしていて強度があると思いました。

この文章からは、まったくアイコンを想像することは難しいかもしれません。しかし、僕の心の中にははっきりとイメージができてきました。

これから制作に取り掛かろうと思います。わくわくしています。

ではでは





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