ラーメン
悲しいことがあるとよくラーメンを食べに行った
脂っこくて濃いラーメンがよかった
お腹がいっぱいになるともやもやが少し消える気がした悲しいことを他の欲望で薄めたら大丈夫な気がした
そうやって大人になった
若い頃はお金がなかった
夢と自由はたくさんあった
やりたいことと稼ぐことの葛藤で
大人になりたくなかった
でも周りがスーツを着て働き
結婚し始めるようになると
置いてけぼりになっているように思えて仕方なかった
こんな時犯罪を犯したら
やっぱりこういうニートはダメねと言われるんだろうなと思った
いつも行っていたラーメン屋で同じ味のラーメンを食べると安心する
悲しみと喜びと夢と挫折と
一緒に飲み込んだラーメンの味
今でもたまに食べに行く
いろなんなことを一緒に飲み込んで
また大人になる
今は健康に気をつけながらだけどね