好きな色は好きな色として
2月最後の水曜日は「ピンクシャツデー」という日になっていて、23日祝日にはCの辺りでライブイベントが♪それに合わせてぼくもコーヒーの提供という形で参加しました。
ぼくは、17:30からのライブの様子をCの辺りから…そうゆう距離感、「みんなの輪から、ちょっと外れたところ」がやっぱり居心地いいんだなーとゆったり眺めていました。
pinkはナデシコ科ナデシコ属の総称。
撫子色は平安時代から用いられてきた伝統色名なんだとか。
…ぼくにとっては単に興味のない色でした。
ピンクも。
花も。
単純に興味がなかっただけでした。
でも、余計な意味がくっついた象徴的なものだったから、物心ついた頃には、ぼくの中では拒絶すべきもの、ヘイトの対象になってしまいました🙂
…今でも、「ピンク🌸は?」とか提示されてしまうと、内心、吐き気がします。
でも、それは撫子のせいじゃない。
他の人が好きなのは、何とも思わないしね。
ぼくが好きだったのは、紺青、苔色、焦茶、漆黒、渋い茶碗や男物の着物の雰囲気…でも、こんなちんちくりんな自分には「無理なんだな」って、そもそもを諦めたのは高校生の頃…その時、好きな色だと決めたのは「赤」でした。
でもそれは、好きな色なんじゃなくて、意地を張るための支えにしたんだと思います。
もう今は、「赤」が必要なくなりました。
確かに、色にはたくさんの意味があって、それぞれに質感があります。
ぼくは、そうゆう意味合いがあること自体は好きだから、それは失われないでほしいと願っています。
だけど、そうだとしても、ただ純粋に好きな色を好きだと言える世界がいい。
勝手に「ふさわしい色」なんか、あてがわれない世界がいい。
最初から「ふさわしくない色」なんて、決めつけない社会がいい。
ぼくは人工的なピンクは大嫌いで、確かにぼくには興味のなかった色だけど、桜色は純粋に綺麗だと思います。
綺麗な色は、ただ綺麗な色として誰のものでもなく存在していると思うから…どんな色が好きだろうとも、ただ純粋に「その色が好きなんだね」と受け入れる人々で溢れていたらいいのにな…