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【IT資格】AWS:ANS-C01試験が難しいと言われる理由【勉強法】

おばんです。Michinoku(みちのく)です。

私は2023年の9月にAWS:ANS-C01試験に合格しました。

私のAWS認定資格の取得順は、CLF→SAA→SAP→SOA→DVA→DOP→SCS→DBS→DAS→MLS→PAS→ANS
だったのですが、PASに合格する前に一度ANSに落ちています。

今回はANSを学習しているときに感じたことを基に「ANSはAWS認定ではSAPと同じぐらい難しい」と言われる理由を考察していきます。




世間的AWS認定試験の難易度


資格の学習を始める前やどの資格を取るか考えるときには

その資格がどのくらい難しいのか、どの程度の学習期間が必要なのか。

こういった情報を調べると思います。

私が学習していた当時、ネット上では各AWS認定試験を以下の様に格付けしていた様に記憶しています。

難 S → C 易

S:SAP、ANS
A:DOP
B:SAA、DBS、DAS、SCS、MLS、PAS
C:DVA、SOA
初学者:CLF

まあ、全ての資格を取得した身から言わせてもらうと

全然そんな事ない訳ですが

世間でこうなる理由も分かります。

各試験の難易度が上記のようになる理由もこの後考察します。

*ちなみに私はSAPを2回、ANSとSOAに1回落ちてほかの試験は一発合格しました。


AWS認定試験の本当の難易度


AWSの難易度は主にプロフェッショナル・アソシエイト・スペシャリティの3つに分けられます。(今回はCLFは除外)

プロフェッショナルはアソシエイトよりも扱うサービスの範囲や問題のケースも複雑なため

1つの問題を解くのに求められる知識量が多くなります。

SAPはSAAの単純な強化版ですし、DOPはDVAとSOAの範囲を合体させた上に複雑にした試験です。

こうした理由からプロフェッショナルはアソシエイトよりも合格するのが難しい試験と言えます。

スペシャリティはそのテーマにあったサービスのみを取り上げそのサービスに特化した試験範囲となります。

そのため、知らなくてもSAPやDOPを合格できるレベルの知識を問われる難しさがあります。

その一方で試験によっては取り扱うサービスが少なすぎるため、択一問題を解くAWS試験の特徴上暗記によるごり押しが可能となり

結果としてアソシエイトと同レベルか下手すればもっと簡単なスペシャリティ試験もあります。

なので「試験に合格する」という視点からAWS認定試験の難易度を考えると

プロフェッショナル>>アソシエイト

スペシャリティ → 試験範囲の広さによる

となります。


ANS(とSAP)が難しいと言われる本当の理由


先ほど「試験に合格する」という基準で難易度をつけてみましたが、

この「試験に合格する難易度」が高いのがANS(とSAP)試験です。

なぜ、ANSやSAPが難しいと言われるのかというと

「良い問題集がなく・試験範囲が広いから」です。

一つずつ説明していきます。


良い問題集がない

AWS認定試験に合格しようと思った場合

基本的には下記2つの問題集が推奨されます。



これらの問題集は解説が充実しており、本番に近い問題を解くことができるため「試験に合格する力」を身につけやすいです。

特に試験範囲が狭いスペシャリティ試験との相性は抜群で、「1カ月で〇試験に合格!」みたいな合格体験記は大体上記の問題集をフル活用してます。

しかし

この問題集が力を発揮できない認定試験があります。

それが、「新しくできた試験」です。

AWS:ANSは名前こそ変わっていませんが、2022年の7月まではAWS:ANS-CO0試験という別の試験でした。

ANSという名前はそのままに取り扱うサービスやら試験範囲が大きく変わり今までの問題集周回が使い物にならなくなりました。

*問題集の問題を丸暗記しても受からないという意味

この変更に問題集が対応するまでの間、問題集周回のみでANS試験に挑み撃沈した人たちの口コミが「AWS:ANSは難しい」というイメージにつながったのです。

なお、現在はAWS:ANS-CO1試験に対応した問題も増え当時よりは試験に合格してるハードルが下がっています。


試験範囲が広い

ここまで記事の中で「スペシャリティ試験はその試験範囲によって難易度が左右される」と言いましたが、

ANSはスペシャリティ試験の中では試験範囲が広い方です。

試験範囲が広い+前述の新試験の問題があまり無い

この組み合わせが「AWS:ANS-CO1試験が難しい」本当の理由です。

なので、今後ネットワークに関するAWSサービスが増えたり・内容が変更され試験が改訂されない限り合格ノウハウが蓄積されていきANS合格は簡単になっていくでしょう。

逆にもしかしたら、改訂されたSCSなんかは今難しいと言われているかもしれませんね。

その証拠に旧試験時代の合格体験記を読むと

「(ANSが)AWS認定試験で一番簡単だった」、「問題集のような問題が出た」というレビューが見つかります。

SAPがAWS認定最難関と言われる理由もその試験範囲の広さに一因にあり、

試験範囲が広い+そのそも問題が難しい

のコンボで合格し辛い試験となっております。

おわりに


いかがだったでしょうか。

今回はAWS:ANS-CO1試験が難しいと言われている理由を考察しました。

その理由は

1、新試験となり対応している問題集が世に出回っていない
2、試験範囲が広く暗記することが多い

です。

AWS認定試験の難易度を左右する要素についても触れましたので

「AWS:ANS-CO1試験が難しい」と変に気負わず適切な対策を練り試験に挑んでください。

私が2023年9月に合格した時の合格体験記リンクも記載しておきます。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。


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