c103サークル参加所感(ブルアカ島参加)



〇はじめに

ここには、C103つまり2023/12/30&2023/12/31に参加してみた所感を、「夏コミから同ジャンル(R-18ブルアカ本)で連続参加した時の目線」の視点から幾つか残しておきたい。
前回のc102に参加した記事はこちら:https://note.com/michino934/n/na80edbf097a3

〇入稿及び当日までの所感

・連続参加のハードルに関して

C103、というより冬コミの申し込みは、ほぼ夏コミ+1週間程度以内に行わねばならない。連続参加となると夏コミの余波も冷めやらぬ中その勢いで申し込む必要がある。冬が初参加という方であれば多分関係ないが、連続参加している目線だとなんというかもう少しばかり考える時間は欲しいと感じた。せめて8月いっぱいまでは。
私のように個人で小規模な制作をしているだけの分にはまだいいが、夏コミの手応えもふわふわしているうちから冬コミのことを考えて動き出さねばならない以上、合同誌など複数人での創作物を出すなどとなれば途端に厳しくなるだろう。総合的に見ると結構綿密にスケジュールを練らねばならず、連続参加のハードルは正直高いと感じた。
また当落決定から締め切りまでの期間に関して言えば夏と比べても少し厳しくなる。私が利用した印刷会社では夏の当落が6/9で8月頭に締め切りとなり1ヶ月+20日ほど確保されるのに対し、冬は11/10頃が当落発表に対して12月20日前後が締め切りで1ヶ月+10日ほどと10日も短くなる。
次回も夏は参加してみたいところだが、冬も再参加できるかは少々悩ましいラインである。
尤もお盆や年末と超慌ただしい時期にビッグサイトを借りる手前、こうしたスケジュールになってしまうこともやむなしなのかもしれないが…

・その他変化

特にない。前回同様、当落発表が来て、コミケット側からサクチケ貰ったらあとはやることはない。
搬入数が滅茶苦茶多い超大手サークルや車で乗り入れるつもりの人なら一応相応の手続きはあるが、ごく一般的な規模のサークルでりんかい線やゆりかもめ、あるいはバスやタクシーなど公共交通機関を使用して来るというのであれば、当落発表後にやることは頒布物の作成とその入稿のみである。
前回と比較するとこの辺りとかも全部分かっているし、準備すべきものも一通り分かっている為不安は全くなかった。この辺りは一度参加した者の特権であろう。

〇持って行ったもの

前回の反省を活かして…と言いたいところだがほぼ完全に忘れてました。
ほぼ前回と同じままの持ち物で乗り込んで前回同様に名刺、見本誌用ビニール、お札入れ忘れてました…お札入れはたまたま持ってた袋でなんとかしたけれど。
隣のサークルの方に伺ったところ名刺作成は1000円だか2000円だかでそこそこのものは作れそうだったので次回は作っておきたい。
但し一応スタンドだけは持ち込みました。大活躍。
ただ強いて言えば頒布物の種類+ホワイトボード分持ちこもうというのが反省点。新刊だけでなく折角なので既刊の分のスタンドも置いておけばよかったなと。

〇当日に関して

・会場の気温とか

キャラ・ジャンルが同じなこともあってかスペースの位置が夏コミ時と殆ど変わらなかったのだが、夏と比べるとなんというか季節、環境の影響を感じた。より具体的にはしっかり肌寒い
しかしながら直ちに凍え死ぬとかそういうレベルではなくて、外と同様の恰好で着込んでいれば問題ない。要は相応の対策をしていればそこまで大きな問題はない。
夏と比べると熱中症のように速効性のある危険が少ないと思しき分、こと会場における安全性で言えば冬の方が上だろう。尤も、冬コミは冬コミで風邪やら何やらも夏より流行る季節である中で沢山の人間がひしめく以上、後日に関してのリスクは夏より大きいかもしれない。
またサークルの位置にもよるが、今回で言えばミレニアムの位置、西1と西2の間らへんに関しては割とかなり暖かい…というか着込み過ぎると暑かったかもしれないレベルだ。会場の位置によって防寒対策そのものが大きく変わるかもしれない。

・会場の混み具合

これはもう正直、毎年行かないと比べることはできないが一応。
今回に関しては体感的には前回より混んでる…とりんかい線に揺られる中では感じた一方、c102の1日目は13万人に対しc103の1日目は14万人であったという。
c102の1日目来場者人数:
https://twitter.com/comiketofficial/status/1690271579467612160
c103の1日目来場者人数:
https://twitter.com/comiketofficial/status/1740995488382599232

確かに増えてはいたが、10%未満の差となると体感は正直それほどアテにはならないだろう。恐らく色々な要因が重なった結果として前回より強い混雑度を感じられたものと思しい。

なお、帰宅時に関しては15時半以降は非常に混雑する。
折角の祭りであることを考えるとなるだけフルタイム居座りを目指したくなるが、その後の予定の状況次第では後述の訪問人数傾向からしても少し早めに切り上げるのが無難と思しい。具体的には予定がある方は15時ぐらいには撤収を考えておく、予定がない方はご自由に…といった具合が望ましいだろう。

・時間毎の訪問人数とそれに伴う行動考察

今回は前回を顧みて発行数を前回の実質4倍強増やした(新刊30+α→150+4に加え既刊50+2)ところ、開場時間の殆どを居座ることが出来た。その為、漸くこれを考えることが出来た。この辺の事情は事前予想自体はある程度可能ではあるが、やはり一度は体当たりしてみないと実感が伴わない。だからやってみた。
これを何故考えているかというと、専ら今後の行動基準にしたい為である。
あいさつ回りに行ったり飯を食う隙はいつあるか?トイレに行けそうな時間帯は?混雑に巻き込まれず撤収出来そうな時間帯はどこか?等々。

正確にカウントしてはいないが、来訪ペースとしてはこのようなペースだった。
・10時半(アーリー入場開始)~11時:確か20人行かない程度。まずは壁など大手に行くと思しい為、基本的にスロースタートは妥当だろう。そんな中でも真っ先に来て下さった方もいるということは忘れないようにしたい。
11時~13時前後(午前入場開始):90~100人。ペースとしては後の時間になる程増加するイメージ。11~12時は40人、12~13時が60人程度のバランスだった。やはり恐らく大手サークルを巡った人がその後に来るという感じであろう。
13~14時過ぎ(午後入場開始直後~新刊完売):ペース上はここで40人になっていたはず。午前入場徘徊組+午後入場組とかなり勢いがあり、ここまではそれなりに来訪者がいる。
頒布数などにもよるが、3桁出しているとこの辺りまでは飯食ったりする余裕はない。
14時過ぎ~終了まで:14時過ぎに新刊完売。そして14時半辺りから勢いは減り始める。新刊がなくなった影響もあるだろうが、15時以降は本当に2~3人とかそういうペース。ある程度固形物を頬張る余裕があるのはこの辺か。

まず、100%どのサークルにも当てはまるとは言えないがあいさつ回りとかは完全に「開始前」に一通りやり切ってしまうのが無難であると感じた。尤も私は前回もそうしていた為結果的に問題とはならなかったが。
まず、開場後から午後入場開始~暫くまではあんまり暇がない。勿論売り子に任せて出ていく手もあるが、これもあまり悠長にはやっていられない。かといって午後入場開始からしばらく経つと時間帯的に相手方が撤収してしまう可能性もある。そうなると必然的に安定してあいさつ回りに行けるのは開始前に限られやすい。
自身の交流人数を鑑みた上で入場時間を考える必要がある。また、トイレやヤニ吸いなどもなるだけ開始前が理想的だろう(途中で行きたくなった場合は売り子や周りのサークルの方々を信じよう)。

次に撤退タイミングに関して。
一応18時から打ち上げはあったが時間的に余裕はあるし、それ以外特にやることもなく外も寒い…と考えフルタイム居座ってはみたものの、先述した通り、15時半以降は帰路がとにかく混む。混雑はいたずらに時間も浪費するし事故のリスクもある。この時期なら風邪なども怖い。
勿論15時以降に来て下さる方もいたと言えばいた以上完全完売でもない限り基本的にフルタイム居座るべきであることは自明ではあるのだが、16時までとされてはいるコミケではあるが…現実的に鑑みるといたずらに居座ることのみを是とするのも微妙だ。

私の場合は丁度新刊を完売した時点、即ち2時過ぎが絶好の撤収タイミングだったことは明らかである。既刊も残ってはいたのだが残り10冊あるかないか程度。いいとこ15時まで居座ってからの撤収でよかっただろう。

〇ブルアカ島に関して

なんと1700サークル参加という凄まじい数字でその勢いに乗っかった形という訳だが、やっぱり楽しいという他ない。
このクソ寒い中水着ハナコだの素エイミだのサオリだのバニーカリンだのでやたら気合が入ってるコスプレイヤーもいれば事あるごとに無名の司祭がそこらを闊歩していたりして見ているだけでも楽しいし、今回は水質調査の時間まで居座ることが出来た中特に午後からはやたらとキムヨンハPと服装・背格好・荷物と全て似ている人間がどうも10人に1人位の割合で来たため「まさか!?」とか勝手にワクワクしたり(流石に本物は来ていない…はず)。こと今年のブルアカ島に限って言えば、午後までしっかり居座るのは正解であると感じた。少なくとも14時半辺りまでは。
次回も出すときどうなっているかは分からないがきっちり数刷って居座れるようにしておきたい。

〇総括

色々と書いたが、今回の参加は夏より幾分もハードルが高かったものの、それでもとにかく学びや発見の多い回であったことには違いない。
1回目に見えていなかった部分とかも2回目の参加で多少は余裕を持てていることで見えて来たりして、慣れと言うか立ち回り方というかそういうのも少しずつ肌感覚で分かってる感じがする。こういったイベントへの参加にも殆ど抵抗感がなくなったというのが正直なところで、これだけでも収穫である。
少なくとも次回c105までは「2度目の同季節コミケ(夏コミ)はどうなのか」という視点も込みで参加を考えている。106は分からないが…まあなんだかんだとノリで参加していそうである。


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