LA日記 6月21~24日(7~10日目)
6月21日(7日目)
2日目のカレーはやっぱり美味い。
つか、今日は日曜日なんだ。
日本にいてもだけど、曜日の感覚無く暮らしている。
八田(ケンヂ)さんから送られてきた新譜「ロックンロールなんて最高!!」の音源をを聴きながら、頼まれた帯文を考えている・・・。
『青森のマブはDJ』という歌が入ってて、ま・さ・し・く・俺の歌!
そして、帯文は → 「こんな音に体が反応しているうちは、まだまだ腐った年寄りじゃないぜ、俺はよ~!つか、お前も聴いてみるかい?」
何かちょろっと描いてみようと思って、持ってきた鉛筆をカッターで削り、気分を高めたが、鬼滅の刃のキャラクターを落書きして・・・寝る。
6月22日(8日目)
今日は9時過ぎに眼が覚めたけど、布団の中で本を読んだり・・・
結局お昼頃に起きて、ジュースを作って飲んで、朝食兼昼食を作って食べる。
夕方に散歩に出て、いつもと反対周りに歩いてみたらちょっと新鮮。
夜、冷凍の天ぷらうどんにキノコや野菜を足して、火を止める前に卵を落としたのを食べながらNetflix。
10時過ぎから、ここに来て初めて、ちゃんと「描くぞ!」って感じでドローイングを始める。ずっと描いてなかったので、調子がでない。不安で頼りない線には心がこもっていない。なんか義務的に描いてる気がしてきて、気が滅入ってしまい寝る。イケる時は何時間も描き続けるけれど、ダメな時は寝ることが多くなってきた。歳か!
6月23日(9日目)
普通に朝早く起きたが、散歩は夕方にすると決めてずっと本を読む。本は適当に詰めてきた15冊。島崎藤村からSFやドキュメンタリー、いろいろ。リチャード・ライトのブラック・ボーイは持ってきてよかった。NetflixでもBLACK LIVES MATTER関連の映画が特集されている。
今日も散歩は夕方。歩きながらいろんなことを考えるけれど、目に映る植物に興味が向いていて、眼と脳が分離している感じ。
こっち来てからNetflixで「ダーダオチェンの夢」を観返しているのだけど、やっぱり1926年、郭雪湖が写生旅行に来ていた阿里山で林玉山と出会うシーンに胸が~。そして台展に入選するあたりの台湾の近代美術史的展開に胸が躍る。史実にはかなり正確に基づいていると思うのだけど、そのためか引き込まれてしまう。シリーズを一気に観てしまいたい欲求を抑えている(つか、何回でも観ればいいじゃん、自分!?)。このドラマで台湾の近代美術シーンに触れることができて良かったなぁと思っている。
夕食は冷凍の焼肉丼。味噌汁は、豆腐とエノキとネギを煮たものにインスタント味噌汁を足した。AJINOMOTOの冷凍丼には世話になるなぁ。あと、ケンミンの焼きビーフン(ちょっと量が少ないのが玉にキズ)。
寝るか~。清志郎の「JUMP」をYoutubeで観てから!
6月24日(10日目)
Netflix万歳!
しかし、どうして日本の映画が少ない、というか、アニメばっかり。アニメが悪いというわけじゃなくて、なんで映画が無いんだろう・・・。クール・ジャパン政策って、こういうとこには何も関わってなかったのか?
韓国や中国、台湾映画は、いい感じのラインナップ。こういうプログラムはNetflix(アメリカ)が望んでいるものなんだろうか?きっと、そうなんだろう。日本映画は興味を持たれていないのか?
にしても、もう何回目なんだろう台湾の1920~50年あたりを、美術シーンを核にしたドラマ「ダーダオチェンの夢 / 紫色大稻埕」。自分にとっては、郭雪湖が好感ありすぎ。彼も彼の母も素晴らしくて、何回観ても心を打たれる。そして日本の敗戦後に「日本画」という言葉が消えて「東洋画」とか「国画」(この国は中華民国)論争になるとかを想像し観ていると、実は郭雪湖はこういうカテゴライズにはまったくこだわらず、ただひたすらに中国や日本や時には西洋に学びの眼を向けていたということもわかってくる。
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