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2020年流ウイルスとの戦い方

5月21日時点の全世界での新型コロナウイルス感染者数は4,789,205人・死亡者数は318,789人にのぼる

近年流行したSARS・MARS・新型インフルエンザなどの感染症と比べても桁外れの拡大状況で世界は未だパンデミックの最中といえる

しかし歴史を振り返ってみると、およそ100年前に流行したスペイン風邪は(当時の医療レベルなので正確な把握とはいえないが)感染者数約5億人・死者は4000万人にのぼったと言われている

当時第一次世界大戦の勃発により大陸間の人の移動が盛んに行われたことも全世界に拡大した要因といえるだろう。

当時の人口が約18億人だったので全世界の4人に1人が感染した計算なので、人類はウイルスを前になすすべを持たなかったと言える。またスペイン風邪の流行時、感染は第一波・第二波・第三波と流行の波が訪れていた。

流行を抑え込めたというよりはむしろ、結果的に集団免疫が形成されて共存可能になったと言ったほうがいいだろう


翻って、新型コロナウイルスを見てみると60億人の人口に対しての感染率は0.0007%・逆を言えば59億9500万人はまだこれから感染の危険性が残っていると言える


そんな中、昨日発表されたのがアップル社とGoogle社が濃厚接触者を通知できるAPIの正式版の提供を始めたというニュースが発表された。

濃厚接触の定義を定めた上で、新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した人を検出・通知するものだ

もちろん利用者が良心を持って正しい情報を提供することが大前提ではあるが、端末の位置情報は収集&利用しない・検出の有効or無効は利用者が選べる・感染者が陽性が判明した際の報告を行うかどうかも利用者に委ねられる為プライバシーは守られるということだ

日本でも厚生労働省がこのAPIを使って独自の通知システムアプリを活用する見込みだ

新型コロナウイルスのワクチンや治療薬が開発されても、今後また未知のウイルスの出現は続き、未来永劫ウイルスと人間との闘いは無くならないだろう

人類がウイルスにやられっぱなしになるのではなくテクノロジーを駆使した防御の試みが始まる

100年前にはできなかった闘い方で犠牲を最小に抑えながらウイルスと共存する道が模索されることになりそうだ


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