アチーバストレーナー養成講座 in 滋賀
先週末の3連休のうちの最初の2日間は、滋賀県で開催された
アチーバストレーナー養成講座に、先輩トレーナーとして再受講してきました。
初受講でトレーナーになったのが2年前。
次に初めて再受講したのが1年前の名古屋。
自分の体験会に来てくれた人と、石川からもひとり、のお2人が新トレーナーとして受講、
その2人の前で私も認定トレーナーとして認定式をしてもらい、アイデンティティを発表するという、とても意義深い回でした。
そして、今回2回めの再受講。
会社での体験会にずっと参加してくれていたアチーバス仲間が、
トレーナーになりたい!と言ってくれたので、一緒に参加しました!
大事なのは説明がうまい下手じゃない。と、素敵な笑顔でいつも私を支えてくれた人です。
こんな日が来るとはと、本当に感無量でした。
滋賀の夫婦トレーナーが、地元の参加者の要望に応える形で開催にこぎつけた、今回の講座。
お2人の人柄と、滋賀という場所柄のおかげで
関西、関東、東海(、わたしたち北陸)と多方面からの参加者と出会うことができ、そういった意味でもとても有意義な講座でした。
Day 1: 17原則を深めてファシリテートに活かす
初日、先輩トレーナーは、受講者よりも少し早く集まり、再受講側の心得を共有しました。
ヘルプと、アシストと、サポートの違い。
受講生の気づきの機会を思い、サポートに徹すること。
そして、再受講だからといって、わかっていると、思わないこと。
Never say I knowの精神の確認です。
講座の内容は詳しく言えないのですが、今回受講して、
講座も、受講生も、進化しているのを感じました。
そのうちのひとつが、17原則の深め方。
アチーバスのキットの中に入っているログブックに、
17枚×3種類のカードに書かれているすべての文面が書かれています。
今回はこれをみんなで輪読しながら、講師の説明を聞きました。
去年の名古屋のときは、まだ日本語版のアチーバスはなかったなあ。
一度に17原則すべての文を見ると、そのパワーに圧倒されます。
カードの日本語文の翻訳に携わった私は、当時はこんな翻訳をしたんだなあと、別の角度からの感動もあったのでした。
個人的には、このパートがもっともっと学び合いの形になると良いのだがなあ…とも思って見ています。
もちろんゲームももやりましたよ!
シナジーも、マインドセットもやるので、盛りだくさんです。
さらに、この日のメインは、新トレーナーさんたちのファシリテートの練習。私たち先輩トレーナーも参加者の役で交じって、フィードバックを返しました。
私は効果的なフィードバックが苦手なので、良い練習になりました。
初日からヘトヘトです。笑
Day 2: ゲームの外の世界で、17原則を実践する
私も自分が初受講したときは、ほろ苦い思い出となった(笑)、2日目。
仲間から琵琶湖の美しい朝の写真をいただきました。
前日の雨から一転、すばらしい晴天でした。
2日めは、アチーバスの17原則をひとりずつ身体で表現するアチーバスエクササイズから始まります。
引いたカードの原則の表現をすぐに考えないといけないので、苦手意識があります(笑)
今回私は「2: 同じ夢を持つ仲間」のカードを引いたので、みんなでウェーブのように順に手をつないでいき、最後に私の左手が握られたあとでみんなで「アチーバス!」と叫ぶことにしました。仲間とバタフライ効果を表現してみました(笑)
外でのアチーバスエクササイズは初めてで、とても気持ちよかったです!
その後も模擬体験会によるファシリテートの練習。シチュエーションを設定し、一生懸命説明されていました。
この日は複数のトレーナーが共催する想定での練習でした。
みなさん緊張していたにも関わらず笑顔が素敵で、
お互いを尊重しあいながら説明を進めていたのが印象的でした。
そして、2日めのメインの、ドラマ教育。
アチーバスのゲームの外の世界で、17原則をどう使っていくのかの、実践です。
新トレーナーvs先輩トレーナーの構図のシナリオ(設定と配役)が渡され、新トレーナーのみんなは、どう折衝を乗り越えるかを話し合い、台詞に乗せてきます。TOCfEで言えば、クラウドですね。
もちろん細かい台詞の台本はありません。それぞれの役を踏まえて、その役の人の言葉に、アチーバス精神を盛り込みます。
私が(先輩トレーナーとして)この学びで心がけているのは、
新トレーナーのみんなをいじめ抜くことを目的とするのでなく、役を演じながら、彼らの言葉に納得できるならそれを受け入れ折衝を終える心づもりをしておくこと。
それからもうひとつは、悪役を演じないことです。
配役をもらったとき、悪役っぽく描かれている場合がありますが、あくまでどの役の人に関しても、その人なりの夢や背景があり、ニーズがあると考えています。
たまたまそれぞれのニーズがぶつかるように見えるだけで、実際には両者ともが納得のいく解決策が必ずある。
初受講のときは、折衝の中でアチーバス精神を実践するという余裕と意識が持てず、先輩チームと激論になってしまいました。苦い思い出です。(笑)
今回の新トレーナーチームは、私達のときとは違い、
相手の話を傾聴し、Win-usを考え、相手に失礼のない言葉で、丁寧で意義深い議論に持っていこうとしていて、素晴らしかったです。
終わった瞬間の、緊張が溶けたときの1枚。
再受講の立場になったときには、また違う景色が見られる教育ですね。
ここでもう少し時間があればなあ、両チームで対話ができてよいのですが…
その後は対立のシナリオからリセットするための、シナジーゲームです。これがないといつまでもしんどいです(笑)
最後は、1人5分間のスピーチ。
どの方のスピーチも素晴らしく、途中で涙を抑えきれなくなりました。
このスピーチは、琵琶湖ホールが、あなたのスピーチを今かと待ちわびる聴衆で超満員になっている、という設定で話し始めます。
(私が初受講したときは富山でしたので、オーバードホールの設定でした(笑))
みなさん、テーマとして選んだ原則をよく理解されていて、ご自分の体験と結びつけて語っていました。
よく準備をしておられて、持ち時間をひどくオーバーする人もおらず、真剣に考えて来られたことがよくわかりました。
そして、スピーチが終わると、ひとりひとりをスタンディングオベーションで讃えます。
この設定がとても素晴らしく、私も改めて、スピーカーになるという夢を、持ちたくなりました。
こうしててんこ盛りの2日間が終わりました。17原則のシャワーで締め。
どなたかが最後の振り返りで
「今回は受講生と再受講生が別れて学んだシーンが多かったが、もう今日からは、全員が再受講生だ。」
とおっしゃったのが印象的でした。
私たちはもう仲間で、またきっとすぐに次の新しい仲間が来る。一緒に、学び続けよう。
という、温かいメッセージを感じました。
原点、初心を思い出せた2日間でした。
一緒に参加した会社の子は、「アチーバス、深すぎる。受講してよかった。質の高いファシリテートをやっていきましょう」と話してくれました。
私のバディトレーナーが弱気になる私に、いつも言ってくれることがあります。
アチーバスを信じて。
アチーバスがきっと助けてくれる。
それは
自分を信じて。
仲間を信じて。
きっとできる。
きっと仲間が助けてくれる。
そんなふうにも、聞こえます。
迷ったら、悩んだら、アチーバスを思い出して
目の前の人に感謝しその人に何を与えられるのか、を一生懸命考える。シンプルだ。
もしまた1年後に再受講するとしたら、そのときはどんな夢が叶うんだろう。
そのときまでに私もまた、成長していなければならないな。
そして帰り道、誤って湖西側を走ってしまい、金沢到着が夜中になってしまいましたが笑、
その分彼女とたくさん話せて、彼女のアチーバスと日常での気づき、思いをたくさん聞けました。
たくさんの学びと感動を、ありがとうございました。