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刀から花鋏へ
1月24日(金)
久しぶりのガイドのお仕事。
通常のツアーではなく、今日は「ナイフ鍛造体験」の通訳。
京都のド真ん中という絶好のロケーションで、高級素材の青紙鋼を使って、本物の炉で、実際にトンカントンカン鍛えて、世界で一つの自分だけのナイフや包丁を作ることができる、しかも名前の刻印までしてくれる。何なら外国人YOUの名前も漢字で、という至れり尽くせりな体験。
そりゃ人気出るわな!!!
体験先の金髙刃物老舗さんは現在の六角堂前の地で既に2~300年程だそうだが、ご先祖さまはその前は二条城近くで刀鍛冶をしていたらしい。太平の世となり、おそらく刀の代わりに花鋏を作るようここに呼ばれたのだろう、とのこと。
もう、この時点で既にエモい。
お客様を連れてお店に入る前にまず目の前の六角堂を紹介してこの話をすると、一気に体験へのボルテージが上がる。分かる。
今日のお客様は特に、鍛造そのものというより日本文化そのものや伝統継承に興味ある方だったので、なおさら響いた様子。
大将がまた気さくな方で、ゲストの興味に合わせて素材から修行時代のことまで、色んな話を快く話してくださるんですよねぇ。毎回わたしも勉強させてもらってます。
そういったホスピタリティのおかげで、単にナイフが1本出来た、ではなく、色んな要素を全部ひっくるめたすべてがゲストにとっての「体験」となる。その瞬間に立ち会えるのが、嬉しくて楽しい。
ガイドをやってなければきっと体験することのなかった世界。
来月は上級者コースの通訳が入っているので、頑張って勉強します!
1月26日(日)
午後からヘアカットへ。
朝からまたまたじいちゃんトイレ問題で疲れ果てたので(詳細は敢えて控える…)、もうこれだけが今日の心の慰めだよ。
お楽しみは、いつもの「生はちみつスパ&トリートメント」。 …が、あれ?
ちょっと待てわたし今日、昼にホットケーキ食べてきたじゃないか。
はちみつたっぷりかけて。
トロトロの甘〜い香りに包まれながら、はちみつをかけられるホットケーキの気持ちになるという、世にも稀な時間を過ごしてきました。
(タイトル写真は春の六角堂)