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#4. 誰もが持ってる○○のスゴさに気づいてますか!


「夢や目標を持って生きよう!」というようなキャッチフレーズ(ポエム?)を見聞きすると、今だに「うっ」となる。


学校では何年もかけて、明確な夢や目標に向かって一貫性を持って頑張り続けることが素晴らしいことだ!という「呪い」のようなものをかけ続けられた。夢や目標は持って生きたい派だけど、強要されるとしんどい。


それは夢や目標が、「人生の最終目的地」として語られがちなのと、行き当たりばったりで好きなことをやっている、自分の一貫性のなさを否定されているような気持ちになってしまうからかもしれない。


この変化の激しい時代に、今はまだ、最終目的地を決めることはできません(バッサリ!笑)。だってそんなの、何年も先の景気や株価を予想するのと同じくらい難しいことだから。


井戸を掘るように

とはいえ、何のこころざしや思い入れもないまま、ただ慌ただしく毎日が過ぎ去っていくのも味気ないし、なんだかもったいない。 こすり倒された表現をすれば「人生は有限」だから。


随筆家の白洲正子さんが語った好きな言葉で

好きなことを何でもいいから1つ、井戸を掘るみたいにとことんやるといいよ

(「いまなぜ白洲正子なのか」川村二郎著/新潮文庫)


というのがある。「なるほど。好きなこと、面白そうだと思ったことをとことん掘ってみたら何かが見つかるかもしれない!」と、正子さんの言う通りにしたおかげで、私の庭は穴ボコだらけになってしまった。


これまで掘った穴のうち、9割以上は掘り進めるのをやめてしまったが、たくさんの穴を掘り進めるうち、「水脈」はまだ見つからないにせよ、今につながる貴重な「人脈」はたくさん見つかった。人生の妙ならぬ、穴ぼこの妙だ。


人生に無駄なことは1つもない。1つの穴を夢中になって掘り進めていくうちに、「水脈」という名の「最終目的地」につながると今はニラんでいる。



データ無制限でタダというすごいプラン!

とはいえ、「これ好きだな」とか「楽しい!」と思えたり、何にワクワクするかという感覚は人それぞれ。私はその「感覚」を常に研ぎ澄ませたいと思っている。だってその人だけに搭載された、オリジナルの「幸せ発見センサー」だから。


人間にはそんなセンサーがデフォルトで搭載されてるなんてすごいことだと思う。おまけにデータ無制限でタダ!だからどんな幸せも好きなことも発見し放題、そんな素敵プランは使わにゃ損!!


今はまだわからない「最終目的地」、センサーが反応する先にきっと何かあるはず。じゃないと1人1人にこのセンサーが搭載されている意味がわからない。


「えー、何も反応しないんですけど?」という方、センサーが少々サビてるので、磨いてもっと可愛がってあげて下さい。朝、パンが食べたいのかご飯が食べたいのか?まずはそんなレベルからでOK。

その上、ある程度の感度を維持するには、「気分がピヨっと上がる感覚」を普段から意識しておくことも大事。好きなTV番組やドラマ、NETFLIXの映画を見るでもいいし、朝の淹れたてコーヒーでも散歩、読書、何でもあり。

私は好きな作家の好きな言葉を、ひたすら拾い集めては書き貯めるというマニアックな趣味を続けてはや10年。。これを続けることで何の得があるのか謎だけど、ピヨっとするからやらずにいられない、クセのようなものだ。


決して「爆上がり感」や「ワクワク感」などでなく、ピヨっと上がる感覚がわかればしめたもので、人生の色々な取捨選択に役立つ上、日常のほんの些細な幸せにも気づけるようになる。家族のちょっとした「ありがとう」の言葉すら心に沁みてジーンとくる。(ただの情緒不安定かも)


今日の私のセンサーが反応したのは「外をふらふら歩きたい」ということだった。夕方にドラッグストアへ行く道を、わざと遠回りしてふらふら散歩してきた。気持ちのいい夜風の中、きれいな桜に出会えて最高でした。


今回は「今楽しいことを探して熱中しよう、きっとその先に必ず何かが見つかるはずだから!」という、中学生が真夜中に考えた曲の歌詞みたいな文章になってしまいました。(中学生でもそんなこと考えないか。笑)でも、いわば思春期みたいな、ちょっとイタい感性と共存して熱く生きていたいと、心のどこかで思っている自分がいます。人生色々あるけど、明るい方を向いて歩いていけばいいのかなって思います。今日も「イタい文」をお読み下さりありがとうございました!

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