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外資から外資への転職

1周回ってなんとなくわかってきて、2周回ると結構わかってきて、3周回るとチームに新しい人が入ってきて、5周目から「ちょっと飽きてきた」が出てきました。

社内で異動先が何かないかと探してみたけれど、営業はやったことがない、マーケも知らない、エンジニアもできない、プロジェクトマネージャーとかオペレーションで、何かあったら・・が、「無い」
社内での縁故やコネ的なものも皆無で、社内の中の異動はほぼ無理という結論にすぐ達しました。

その時期にビジネス用SNSのLinkedinがローンチされたんじゃないかと記憶しています。でも、その頃はまだ、企業やリクルーターから「どうですか?」なアプローチはLinkedin経由はそこまででもなく、たまに眺めてみるけど、よく使い方がわからないという感じでした。

SNSといえば、Facebookも海外の友人経由で知り、なんだか使い方がわからないけどアカウントは一応持っていて、mixiとも違うしなんだこれ?という感じでしたが、その後日本語が選択できるようになって、日本のユーザーが急激に増えて認知度が広まってきたあたりで、FBのインタビューを受けたことがありました。当時日本のメンバーが10名前後で、これから本格的に日本での活動というタイミングだったようです。まずはメンローパークの人と電話でインタビューを受けて、日本のオフィスの人とのインタビューとなりました。

いまいち盛り上がりに欠けるなという感じのインタビューでしたが、決定的に「私はおよびじゃないな、ここ」と思ったのは、こんな質問でした。

「もし、仮にですよ、このポジション残念でしたとなった場合、あなたはどうしますか?」
「すいません、質問の内容がよく理解できなかったのですが、このポジションで不採用になったらどうするか?という質問ですか?」
「そうです、どうしますか?」
「・・・どうしますかと、申しますと?」
「うーん、例えば、起業するとか、大学院にいくとか」
「今の会社を続けます」
「続ける?」
「現在の仕事に特に大きな不満があるとか、そういうわけではなく、私は御社のポジションを応募した理由は日本でこれから拡張していくにあたり、私の持っているスキルで貢献できると思ったのと、立ち上げや拡張は新しい経験ができそうだと思ったからです」
という私の回答に対して、その方はあきらかに表情が曇ったのです。

そうか、Facebookが求めている人材って私みたいなタイプじゃないんだなと思った感覚は間違っておらず、「残念ですが」というメールが数日後に届きました。

すでにエスタブリッシュされたところか、ベンチャーか
私は確実に前者です。形ができていて、さらに良くする、さらに大きくするという業務に強みを発揮でき、0から作っていきましょうのところは自分に適正がないようです。




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