【ワインに合うレシピ】蒸しナスといちじくのバルサミコマリネ #737
今日は、先日noteに書いたレンジで作る蒸しナスのマリネのアレンジバージョンを書きたいと思います。
旬のイチジクと合わせて、ちょっとオシャレに、いかにもワインに合う!という雰囲気に作りました。
漬けだれの純米酢をバルサミコ酢に変えて、切ったイチジクを添え、素焼きのくるみとイタリアンパセリをトッピング。
ナスといちじく。
実はものすごく合うので、騙されたと思って一度やってほしいです。
ナスといちじくのトロトロ食感同士が口の中で溶けあいます。
[レシピ] 蒸しナスといちじくのバルサミコマリネ
【材料 2人分】
ナス 2本(約200g)
いちじく 1〜2個
クルミ 15gくらい
イタリアンパセリ 適量
[a]
醤油 小さじ2
バルサミコ酢 小さじ2
オリーブオイル 小さじ2
砂糖 小さじ1/2
おろしニンニク 小さじ1/4
粗びき黒胡椒 少々
【作り方】
① ナスはヘタの部分を切り落とし、縞模様になるようにピーラーで皮をむいて、水にさらす。水気をふいて1本ずつラップに包み、600wのレンジで2分加熱する(加熱も1本ずつ)。
② その間に[a]を混ぜておく(オリーブオイル以外を混ぜてからオリーブオイルを最後に加えると砂糖が溶けやすい)。
③ ナスは氷水にとって冷ますか、冷蔵庫や冷凍庫に入れて冷ます。手で触れるくらいになったら、手で6〜8等分に裂き、長さを半分に切る。②のタレにつける(少なくとも5分)。
④ いちじくは櫛形に切る(皮は剥いても剥かなくてもお好みで)。
⑤ ③のナスと④のいちじくを器に盛り、手で割ったクルミとイタリアンパセリを散らす。
【POINTS】
◉レンジを使ってナスを上手に蒸す
・ピーラーで皮をシマシマにむくことで、見た目が綺麗/味が馴染みやすい/皮のえぐみを軽減の3つの効果あり
・1本ずつレンジで加熱することで、加熱ムラができない
・冷やす時にラップごと氷水に入れることで、水っぽくならない
◉ナッツはお好みで
ピーカンナッツもオススメ
◉ナスの味付けは濃いめに。
そうすることでいちじくの甘味と合う
◉胡椒はたっぷり
スパイシーさでいちじくの甘味が引き立つ
ナスといちじくのとろんとした、似たような食感が口の中で溶け合って、もう最高です。
醤油といちじくも意外ととても相性が良くて、いかにも料理にフルーツ使ってます!!っていうわざとらしいというか、いやらしい感じがなくて、自然と味に一体感が出ます。
給食のサラダにシロップ漬けのみかんが入っているのが嫌いだった方も、ぜひ一度試していただきたいです。
さて、、
ワインペアリングのお話。
今回、ワインは、ジューシーな赤ワインを合わせました。
ロチェーノ ネレッロ・マスカレーゼ 2019
生産者:カンティーネ・エウロパ
産地:イタリア/シチリア
品種:ネレッロ・マスカレーゼ 100%
輸入元:モトックス
ナスは調理方法次第でいかようにもなる食材。
なので、ナスに合わせるというよりも、味付けに合わせる。
醤油やバルサミコ酢のコクがあって、色も黒っぽいタレなので、色合わせの意味でも赤ワイン(とはいえ、野菜料理なのでそんなに重くはないもの、渋くないもの)がいいかなと。
さらに、ワインにもいちじくの甘味と寄り添えような甘味があるといいなぁと思って、完熟した果実の甘味が出やすい温暖な地域のワインを選びました。
フルーティーな赤の微発泡ワイン、ランブルスコもおすすめ。
【ペアリングポイント】
①ナスは味付けでワインと合わせる
醤油とバルサミコのコク・色→赤ワイン
②料理の味わいとワインの味わいを寄せる
いちじくの甘味→ジューシーで甘味のあるもの
③バルサミコ酢との産地合わせもアリ
バルサミコ酢の産地で作られるランブルスコ
実際、このワインとの相性は最高。
ジューシーな味わいで、いちじくの甘味、醤油の甘辛い味わいにドンピシャ。辛口すぎると、フルーツの甘味と合わせた時に酸味やえぐみが出やすいけれど、ワインにしっかり甘味があるとそういう嫌な感じは一切出ません。
ぜひ機会があればお試しください!