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【検証】ライティング前に運動すると集中力が上がるって本当? 3カ月間やってみた!
■ この記事を書いている人
・ Webコンサルタントで、大学の非常勤講師。
・ Webライティングの講義を担当しています。
運動すると集中力が上がる
Webライティングについて書いているこのnoteで、「ライティング前に運動すると集中力が上がるのか」3カ月間検証してみました。
結論から言いますと、運動することで集中力が上がります。
ライティングがすいすい進みます。
座りっぱなしは体に悪い!
Webライティングに限らず、一日中パソコンの前で仕事や作業をする人は、「座りっぱなし」状態が続きます。
長時間の座りっぱなしは、「喫煙」と同じくらい体に悪く、座りっぱなしの人生では「短命になる」という実験結果も出ています。
ずっと動かないのは体に悪いですね……。
なぜ、検証をしようと思ったのか?
検証しようと思ったのは、ある本を読んだからです。
ジョン・ジョセフ・レイティ『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』。
膨大な脳科学の研究結果をもとに運動することが脳に非常に良いことを伝えている書籍です。
Instagram書評アカウントやYouTube本要約チャンネルで多くの方が紹介されているのですが、みなさん違うことをおっしゃいます。
実験結果を大量にひたすら紹介されているため、人により刺さるポイントが異なるからかもしれません。
様々な運動の効能や運動方法のなかでも、「Webライティングにおける集中力の向上」という切り口から見ていきましょう。
運動直後は誰しも集中力を発揮する
Webライティングの前に運動すると良い理由は、運動直後は誰しも集中力を発揮するからです。
書き始めてからも、休憩時間に5分、10分でも運動することにより、集中力が高まった状態で再度書き進めることができます。
さらに、運動を習慣化するとスムーズに、長時間集中できるようになると強調されています。
運動には脳の疲れをとる効果があり、運動するほど体は疲れるものの、脳は回復するそう。
なぜ運動すると集中力が上がるのか?
運動すると、脳の栄養であるBDNF(脳由来神経栄養因子)が分泌されます。
脳血流が増え酸素が行き渡り、ドーパミンが分泌されるため、やる気や集中力が向上するのです。
運動に関する具体的な調査結果を2つ紹介します。
学校の授業前に運動を取り入れると成績が上がる
ネーパーヴィルの革命:一時限目の前に体育を取り入れる「0時限体育」を行なったことにより、ネーパーヴィル203学区の生徒19,000人は、全国一健康になり、成績も目覚ましく向上しました。運動すると早く単語を覚えられるようになる
2007年にドイツの研究者グループが人間を対象として行った研究では、運動前より運動後の方が20%早く単語を覚えられました。
効果的な運動方法
有酸素運動 30分ほど(1日)
速歩きのウォーキング、ランニング、サイクリング、スイミングといった小~中程度の強度で時間をかけて行なう運動。
〈私が行った方法〉
朝起きて業務に着手する前に、15分ほどパソコンのデスクの前でその場で走る。
書き始めてからも、頭が疲れたら10分ほどその場で走る。
1日 : 30分~1時間
ウォーキングや数分の運動など、ほんの少しの運動でも効果はあるそうです。
無理なく継続できるレベルで生活に取り入れると良いでしょう。
※ちなみに無酸素運動が悪いわけではありません。
有酸素運動の実験が多く、無酸素運動の実験が少ないだけです。
3カ月間運動してみた結果
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集中力の向上はもちろんのこと、ほかにも様々な効果がありました。
8つ紹介します。
1. 集中力が上がった!
はい、前述の通り集中力が上がりました。
特に朝早い時間帯に運動すると1日集中力が高い状態で進めることができます。
休憩のたびに運動するようにしたら、頭がすっきりしてスムーズに進められました。
2. マイナス思考にならなくなった
ストレスの緩和によりプラス思考になるそうで、私はプラス思考になったといえばなりましたが、暗い気分にはならなくなりました。
3. 健康的に痩せた
体重はおよそ9 kg減少。
ウエスト、太もも、二の腕が細くなりました。
顔は小さくなり、顔周りがスッキリしました。
ウエストは久しぶりに58cmに。
4. 爪が割れなくなった
縦線が多く入ったやわらかい爪のためよく割れていましたが、縦線が消えて強くなり爪が割れなくなりました。
乾燥しなくなったからかと考えられます。
5. 体が疲れにくくなった
遠方に出張するとき、たくさん歩いても疲れなくなりました。
6. 肩こりが緩和された
肩こりを感じなくなりました。
血行がよくなったからかと見ています。
7. 手に湿疹ができなくなった
手がカサカサのためできていた湿疹ができなくなりました。
きっと乾燥しなくなったからかと。
8. 冷え性が緩和された
手足があまり冷えなくなったように感じます。
運動していると体があったまりますよね。
運動のデメリットはない
運動のデメリットはありませんでした。
ただ、やりすぎると逆効果です!
汗が溢れ出しタオルでふかないといけないレベルの激しい運動をすると体が疲れてしまって眠くなり、集中することができなくなってしまいました。
少し汗ばむ程度がちょうどよく、汗が溢れ出すまでやると疲れます。
本書にも少し汗ばむくらいがよいと記されています。
さあ、運動しよう!
頭が良くなる、精神的にも良い。
「Webライティングと集中力」という切り口から紹介しましたが、実は、本書では、頭が良くなる、精神的にも良いと力説されています。
脳は年をとるにつれて衰えていくと言われてきましたが、そんなことはなく、運動することにより新しい回路ができて若返っていくと論じられています。
何歳になっても運動すると脳が若返る、何歳になっても頭が良くなり続けるというのです。
さらに、精神疾患が改善されることに触れられており、抗精神病薬を飲むよりも、運動したほうが効果的であることが実証されています。
まとめ
以上、Webライティングと全く関係ないようで、きっと一番関係がある「運動」について述べました。
結論:ライティング前に運動すると集中力が上がる
パソコン、またはスマートフォンに向かってライティングしていると、あまり体を動かすことがなく、体が硬直している状態が続いてしまいます。
運動は集中力アップに効果的ですが、心身にとても良いのでおすすめです。
集中力アップ以外の効果
・マイナス思考にならなくなる。
・健康的に痩せる。
・爪や肌が乾燥しなくなる。
・疲れにくい体になる。
・肩こりが緩和される。
・冷え性が緩和される。
人により着眼点は異なりますので、興味がある人は『脳を鍛えるには運動しかない!』を読んでみてはどうでしょうか。
また1年間の検証結果を書く予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
【2025/2/27追記】新刊出ました!
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