#6「私が鬱になった理由」

もう10年前になりますが、しんどくなって寝込んだ時期がありました。

教師と家のことに子育て、忙しさとストレスでダウン。

20年教師をしていて初めてのことでした。


あの時はとにかく頭が痛くて、起き上がれなくて

感情というものが抜け落ちてしまっている感じ。


何も考えられないし考えたくもない。

周りの声は雑音に聞こえ、できない自分を責めてばかりでした。

冬休みまで何とか突っ走り、必死で引継ぎをした後はダウン。

とりあえず寝て起きて、また寝て。


死にたいとは思わなかったけれど、確実に死ぬと思っていました。

生きている価値を感じられなかったのです。


ただ唯一の希望は、小学校の娘が学童に行かずに早く帰ってきて

「お母さんがいてくれてうれしい」

と言いながら学校の話をしてくれることでした。


娘のために生きたいとヨガを初めて

あら、呼吸法ってこんなに体が楽になるんだと知りました。


考えすぎて脳が疲れていたみたいです。

後で知ったのですが、脳は酸素をたくさん必要とするらしく、酸素を補うことで楽になれたのでしょう。


でも、そもそもこの時期に死を感じるほどしんどくなったのには訳がありました。

それは、小さいころに母から聞かされていた言葉だったのです。


その言葉とは、

「お母さんはあなたが今くらいの時にはいなかったのよ」


ちょうど私が娘の年くらいのことでした。


母にしては何気ない一言。

でも、繰り返し聞いているうちに何となく

「お母さんはいなかった」

潜在的に娘を見ながらそう思っていたのかもしれません。


小さいときに聞いた言葉って結構残っているものですね。


でも、そのおかげで人の心の痛みもわかるようになれたのだと思います。

トラウマを解消する学びを体感しながら、

昔からあった人間不信も猫背もやわらぎ、良い出会いをたくさんいただきました。

つらい経験がしたくないけれど、つらい状況を何とかして乗り越えるときに気づきや成長を頂けるのかな、と思います。


母をつい、遠ざけてしまっていた自分も不思議とどこかに生きました。

生きているうちに和解できたのも鬱になったおかげだし、

心の仕事ができているのも鬱になったおかげです。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


もしも今、しんどくて苦しい人がいたら

絶対にこんな日が続くわけではないと信じて、脳を休ませてあげてください。ゆっくりと下腹を感じながら呼吸をしてみてください。

あなたは、かけがえのない人です。

あなたの未来を信じています。


幸せはもうすぐ足音を立ててやってきます。


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