組織に所属すると想いや成長が自分だけのものではなくなる話
突然ですが、あなたにとって「かっこいい社会人」ってどんな人だと思いますか?
何度も何度もガクセイブの採用説明会で問いかけた質問でした。みんなそれぞれに持っているかっこいい社会人像。その理想像に学生のうちからでも少しでも近づくために頑張っている人と一緒に活動する、頑張る人がより頑張れる環境を作るのがすごくすごく楽しかったです。
2月21日に、1年4ヶ月続けた就活支援学生団体「ガクセイブ」を卒業しました!学んだこと・経験したことが多すぎて、今後の社会人生活に活かせそうなだということはもちろん、誰かに少しでも気づきを与え行動を促すことで、かっこいい社会人を少しでも多く輩出するために、私の学びをnoteに書きます。
メインはガクセイブの後輩に向けたメッセージですが、社会人になる前に知っておいてよかったと思うことをつらつら書いてるので、就活中の学生さんなど、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!
私にとってのかっこいい社会人
まず、私は自分がかっこいい社会人0年目を体現するため、そしてかっこいい社会人を輩出するためにガクセイブで活動してきました。
そもそも、自分にとってのかっこいい社会人とは何なのか。私が思う人物像は、以下の6つの要素を兼ね備えた人です。
・ビジョンと背景が語れる
・GRITを持っている
・STARの観点がある
・リーダーシップをもってチームビルディングできる
・理想像に向かうことを楽しんでいる
・周りを巻き込むことができる
これは、ガクセイブの組織に対する理念そのものです。私はこの理念を創設したメンバーの一員であり、理念が完成した際にこの内容を組織のメンバーにプレゼンした当事者です。なので、組織の理念=私の想いでした。そして、私は同じ想いをもった人と仲間になって、一緒に頑張りたいし、一緒に将来の話をワクワクしながら語りたいと思うようになりました。
1年前、この理念のプレゼンを行った日、ガクセイブ卒業時の理想像を考えました。その時、私は私の想いを体現する、つまり「かっこいい社会人0年目で溢れた組織を作り上げた人になる」と決めました。そのために、まずは自分がこの理念を体現した人である必要があり、この理念を浸透させ、メンバーにも体現してもらうために様々な取り組みをしてきました。
組織作りに欠かせないこと
結果、ガクセイブはかっこいい社会人0年目で溢れた組織になっていると心から言えます。オンライン合宿の最後にプレゼンがあったのですが、22卒のプレゼンが本当にかっこよくてアツすぎて号泣しました(笑)オンラインなのにここまでエモくなったのはすごいです。
1人1人が完全に理念を体現した、かっこいい社会人0年目になっているかと言われれば、そんなカンペキな組織ではありません。でも、かっこいい社会人を目指す人で溢れています。私が作り上げたかった組織のあり方や価値提供の想いを引き継いでくれる、頑張ろうとしてくれるメンバーがいます。だから、私は私の作りたい組織を作り上げれたと感じたし、理想像を達成できたと胸張って言えます。
事あるごとにプレゼンをしたり、1on1をしたり、FBをしたり、とにかく伝え続けていたことに意味はあったなと感じました。組織作りに欠かせないことは、伝え続けることです。どれだけ伝わらなくても、どれだけそっぽを向かれようとも、とにかく伝え続け、行動し続ける。そうすると、人を巻き込んでいけるのだと思います。
成長は1人ではできない
かっこいい社会人を目指しながらガクセイブで活動する中で、成長するために1番大事だと思ったことは「チームファースト」であること、つまり「常に組織やメンバーのためにという思考を持ち続けること」です。
この組織がよりよくなるなるためにはどうすればいいか、1人1人のメンバーのバリューがよりよく発揮されるためにはどうすればいいかを考え続けます。例えば、誰かに何かをしてあげることだけに限りません。自分の弱みを補ってもらう代わりに自分が相手の弱みを補うことや、自分の思いや知識をアウトプットすること、全てが回り回ってチームのためになると思い、行動することをためらわないことです。
どうして成長のためにチームのことを考える必要があるのか。それは、「成長は1人ではできない」からだと考えます。
私はガクセイブで初めは採用責任者、途中から学生と社会人をつなぐオンラインコミュニティ創設の新規事業責任者として活動しました。初めてのことばかりで、常に教えてくれる先輩もいないため、試行錯誤の連続でした。もちろんその中での葛藤や壁を乗り越えたからこそ学びがあり、成長したことはたくさんあります。
ですが、私はメンバー1人1人の個性溢れるバリューから学ぶことのほうが圧倒的に多かったのです。例えば、振り返りが得意で特化して力をつけてきたメンバーの振り返りを見ることで、自分自身も振り返りの仕方を身に着けました。伝え方がうまいメンバーのプレゼンを聞くことで、プレゼンはプレゼントとして相手のことを心から思い、そしてその思いまでも伝えることが大事だと学びました。中高大と野球部の主将をしていたメンバーからは、チームの団結にはただただ仕事の関係だけではなく、仕事以外の話をしたりして一緒に楽しむことが大事で、そのために普段からメンバーを観察し続けることが大事だと学びました。人に心を開くのが苦手な代表からは、いろんなマネジメントの形があることや、またトップだからこその孤独感があること、そしてそれを補うために、自分がためらわず動くことが上司を救うことになるのだと学びました。
その他、メンバー全員からそれぞれ学んだことがあり、22卒メンバーの成長からも、自分がこれからの部下としてのどうあるべきかについて学びました。
大きな出来事があってそれが起点となり成長したこともありますが、知らないうちにメンバーから学び、吸収し、成長していたのです。もしも、このチームで活動していなかったら、私は自分が起こした出来事によってしか成長できなかったので、ここまで成長できなかったでしょう。
チームファーストであるべき理由は、自分自身が他のメンバーから学びをもらっているなら、それを自分も組織やメンバーに還元しないといけないからだと思います。もらってばかりでは存在価値はありません。だから、常にチームのことを考え、チームの成果を最大化する、いわゆるリーダーシップを持ち続けることが大事だと考えます。
社会に価値提供し続ける、そのために成長し続ける
今まで、対組織の話をしてきましたが、もちろんガクセイブはユーザーのみなさんがいてこその団体でした。利用してくださる人がいなければ、イベントを開催する意味も、新規事業をする意味も、組織を大きくする意味もなかった。そもそも、22卒のメンバーはほとんどがガクセイブ主催のイベントから入部してくれています。そして、私はGD勉強会や就活面談で、論理的思考力やFB力をつけることができたりと、ユーザーの方からもたくさん成長をいただきました。だから、ユーザーのみなさん、もっというと社会に価値提供をし続けることが何よりも重要だと思います。
ただ、社会に価値提供をするためには、自分が多くの知識やスキルをもってないといけません。最大の価値提供するためにチームを作らないといけません。よりよい価値を作るためには成長は必須なのです。
私はこれから社会人になりますが、かっこいい社会人であるためにたくさんの人に価値提供をし続ける人でありたい。だから、成長し続ける人であろうと思います。
最大の学びは「全てが繋がっていること」
また、新たな価値を生み出そうと考えることさえも成長になります。成長し続けることも、チームや人のためを思うことも、価値提供することも、全てが繋がっているんだということが最大の学びです。だからこそ、自分の行動や言動1つ1つに想いをもって、責任を持っていかないといけないなと思います。そして、もちろんこの活動への想いは、自分の過去の想いからきていることも、ここで学んだことが将来の仕事に活きていくことも、誰かの考えを変え、誰かの人生を変えているかもしれないことも、全部繋がっています。仕事もプライベートも、人間関係も全て切り離すことはできない、切り離すともったいないと思います。
だから、一見関係ないことや、興味のないことにも挑戦したり、勉強してみたり、転用できるところを考えてみたりするのは大事だな〜と思います。
最後に、ガクセイブという組織に出会い、組織を作る中心人物になれて、同じ想いをもった仲間に出会えて、本当によかったと思います。関わってくださった全ての方、本当にありがとうござました!!今度はかっこいい社会人1年目を目指し、がんばります。
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