管理栄養士って...なんなん?
昔から管理栄養士という職業の方々にご縁がありましたが、伴侶の多大なる影響を受け自分でも肉食をしないようになり添加物やらを気にしはじめて今では成分表示表を読むのが日課になり、無添加なものを見つけることが楽しみになりました。
『管理栄養士推奨』『管理栄養士監修』「管理栄養士・・・』と表記されているものって、その成分表示を見てみると何のための『管理栄養士』なの?と思えるようなこれに含まれているのは栄養ではなく『身体に良くはないもの』なのです。まず最初に「マーガリン」ありきな成分表示って(苦)。
そうなるといったい管理栄養士って何のためにいるの?に疑問を持ちはじめてしまいました。
管理栄養士とは国家資格だという事は知ってはいますが、そもそも管理栄養士とは?と調べてみると、昔は栄養についての学校の卒業生が勝手に名乗っていた「栄養士」を1947年に栄養士法という法律で定め、栄養士の人数増加とともに管理職が必要になって1985年より定められて現れたのが管理栄養士なのだそうです。
しかし管理栄養士さん自体も毎年増え続け、今年2月に行われた第35回管理栄養士国家試験、2021年3月26日金曜日に発表された結果は、
受験者数:16,019人(新卒9,643人)
合格者数:10,292人(新卒8,807人)
合格率:64.2%(新卒91.3%)
今年は外出自粛期間中のこの状況下での受験でこの人数、昨年の受験者総数は15,943 人(2019年17,864名)、合格者総数は 9,874 人(同 10,796名)、およそ毎年1万人くらいずつ増えていく管理栄養士さん、なかなかどうしてな資格を持っている総人数です。
そういえばプロサッカーチームで1997年に最初に出会った私と同い年の管理栄養士のYさんは「カ・ン・リ栄養士です!」と管理を強調なされておりましたが、それはまだまだ管理栄養士自体も知られていない時でした。しかし智将アーセン・ベンゲル監督が常勝チームとして練習メニュー、食事メニューを築き、氏が英国アーセナルにいなくなるとともに台頭した管理栄養士、いとも簡単になかったことにされた貴重なアスリート食事メニューでした。
試合日朝食から揚げ物、昼食でも肉、無闇な油もOKなとてもプロチームではないメニュー、試合中の更衣室にコーヒーは継続されましたが、そこに加わった砂糖と某スジャータ。もちろん成績は急降下、時代もまだまだスポーツ栄養学には程遠かったのです。しかし今でも聞こえてくる限りでは一般的にアスリートに用意される食事メニューは、成績向上には程遠い管理栄養士監修のメニューに変化はない感じ。そもそもマーガリンが許されている国の厚生労働省丸暗記の資格なので如何ともしがたいのです(汗)。
いちよ国家資格である管理栄養士ではありますが、その知識は学生の時のもの、試験勉強の時のもので、塩は成人男性何グラムまでとか高血圧の原因とか数字で実際に自らは実践したこともない教科書で覚えただけの大本営発表の数字の丸暗記。そして1度取得すると更新する必要もなく自ら新しい知識を学ぶことをしなければ化石化する古い知識のままの数字を上書きするだけ。学歴や地位のある硬い頭の方々は知識自体を上書きすることすらないままらしいのです。もっとひどいのは新しいことを知ろうとしないばかりかこれらの各所、協会のスポンサーに名を連ねている某添加物メーカーの存在。そこにはスポンサーの不利益になることを正解にする訳にはいかない大人の事情。
”味の素”で味付けすることをお勧めします!(笑)。
しかしこの不条理な国家資格を受験するためには4年制の管理栄養士養成学校、大学か専門学校を卒業するか、大学・短大・専門などの栄養士養成施設を卒業して栄養士資格を取得後1~3年の実務経験を積んだ後に国家試験を受験する方法の2種類しかなく、しかも最長7年も学んでようやく試験に合格したところでその資格は、平均月収は正社員で22.1万、契約で22.3万、時給では1,100円にしかなりません。しかも平均年収は年齢によっての変動らしく、20代で267.9万円、30代で331.2万円、40代になると371.9万円、50代が355.3万円成り。一流食品メーカーなどでの製品開発や製品管理、メニュー開発などでも平均年収は311.6万円の決して多くはない年収にしかならずなかなか現実は厳しいものがあり、管理栄養士資格だけではどうにもならないこの国の事情もあるようです。そして実際の現場で女性の方が多いと感じるのは”美人管理栄養士”なる業界を上げての美人肩書きの存在が大きく、これもまたこの国の特徴のようです。
美人だけれども不健康な管理栄養士さんの国。
実際にこの国の食品に関しての必要な人材は、添加物企業まみれの国家資格を持つことよりも、添加物知識に強い、添加物企業癒着のない、大本営発表の数字を論破できるそんな人材なのだと思います。
あっ、それ、うちの伴侶だ!(自爆)