終わりは来るけれど。
カンボジアにMichiiiiとして行けるのは後1回。
あのキラキラの子ども達の笑顔に会いに行けるのは後1回。
みんなとカンボジアのことをたくさん考えて、悩むのは後数ヶ月。
素敵な仲間といれるのは、後数ヶ月。
何かを始めると、必ず終わりが来ます。
たくさんの希望を胸に団体に入った時、3年間、あんなことやこんなこと、やりたいことを全部したい。そんな思いでいっぱいでした。
だけどいざ始まると、やりたいことをやろう、挑戦しようって決意しても現実は厳しいこともたくさんありました。
厳しい声を掛けられたり、友達になんでそんなことしてるの?って聞かれたり、カンボジアの現地の人々からも胸に刺さる言葉を言われたこともあります。
カンボジアのために。って言って活動をしているけど、カンボジアのためってなんだろうって。悩んで考えて悔しい思いをしたこともありました。
だけどいつだって、そこには仲間がいました。
同じ気持ちで、同じ目標で、いつも一緒に励ましあって支え合う仲間たち。
だから悔しい時、どうしたらいいか分からない時は一緒に悩んで考えてくれる。
こんな仲間たちがいたから、今の私がいるんだと思っています。
1年生の頃、団体に入って、今は3年の夏を迎えようとしています。私たち3年生は夏のスタディーツアーで最後です。
カンボジアに行って、キラキラの子どもたちの笑顔に会って、子どもたちのために考えて、私たちにできることを最大限にやる。
確かに後1回もしれない。
みんなといれるのも、あと数ヶ月かもしれない。
だけどそんな期限、関係ないんだ。
後1回、後数ヶ月。
そんなもの、形だけのもの。
私たち3年生が引退をしても、カンボジアの子ども達は変わらぬ日々を過ごし、団体も変わらずカンボジアの子どもたちのため、活動を続ける。何も終わりなんて来ていない。
引退したって子ども達のことを忘れる日はないだろうし、引退したって今の私に何がしてあげられるだろうって考えない日はない。
引退したって仲間と共に、カンボジアのことを考えて悩むだろうし。
「終わりが来るから今その時を最大限に楽しもう。」
もちろんその通りで、必ず終わりは来る。
だけど、自分の中でそれが終わりだと思わなければ、いつまでもどこまでも終わりなんてやってこないんじゃないかなって思います。
だから私はこれからも、いつまでも、ずっとずっとカンボジアのことを考えて、仲間のことを考えて、この団体の一員として、生きていきたいなって強く思います。
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