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「生理学」糖新生ってなに?VOL.2
こんにちは!パーソナルトレーナーの川村道歩です。
今回は糖新生についてお話していきたいと思います。
前回のVOL.1を読んでからからですと、わかりやすいと思います。
糖新生
糖新生とは読んで字の如く「糖を糖でないものから新たに生み出す」ということです。
人間の体は、糖質が枯渇すると、タンパク質や脂質から糖を生み出すことが出来るのです。
なぜ糖を生み出さなくてはいけないのか??
それは脳細胞が主に糖をエネルギーにしているからです。
ではどうやって体の中で生み出してるのか?
前回のVOL.1のお話しのATPの作られる方に少し戻ります。
ATPは各エネルギー供給機構によって作られていますが、ATPの作られ方は下に下にエネルギーを作っていきます。
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糖新生は逆に上に上がって糖を作ります。
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図が壊滅的なのですが、ざっくりとこんな感じです、、、、
糖を作るメインは糖原性アミノ酸といって糖新生の全体の約90%を占めるといわれています。
糖原性アミノ酸の種類は20種類中、18種類のアミノ酸が糖新生を行い、例外がロイシンとリシンです。
残りの約10%は脂肪から分解されたグリセリンが解糖系にはいって糖を生み出してくれます。
糖新生が起こるのはなぜか?
糖新生は体が飢餓状態の時、血糖値の低下、長時間の運動で起こります。
飢餓状態の時というのは血糖値が下がっている状態です。
脳は重量当たりの必要エネルギー量が最大の臓器で、常に安定してエネルギーを供給しなくてはなりません。
そのため糖新生が起こるのです。
また90分以上の長時間の運動ではエネルギー不足のため、脂質もタンパク質も分解されやすくなります。
そのため適切な栄養補給が大事なのです!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は糖新生についてお話していきました。
また今回はお話出来なかったホルモンも関係してくるので、次回以降の記事を楽しみにして頂けたらと思います。
それではまた次回お会いしましょう。