ラシンの出張、夏、2023。
どうも、ラシンのミチハラです。
先日の8月16日に長崎出張に行ってきました。
もともとはこの出張、8月9日に行く予定だったけど、先の台風で見合わせたため前述の日となった。
7月に出張の話を聞いた時、
え、8月9日に長崎に居るのなら、
何とか隙間時間をつくって、「絶対に寄りたい!」と衝動的に浮かぶ場所があった。
原子爆弾落下中心地碑。
そこに立って、空を見上げてみたかった。
出張の話を持ちかけてくれた、
ディレクターの藤永君にお願いしてスケジュールをうまいこと組んでもらった。
本当に感謝。
一緒に行けて良かった。
彼は彼で、たくさん色んなことを考えて、色んなことを思っているようだった。
実際に爆心地に立って
ふかく深呼吸をして
ゆっくりと空を見上げた時、
もう、たまらなく泣きそうになった。
いや、泣いていたのかもしれない。
もう、心の奥の方からたまらなくなる。
そんな気持ちになった。
悲しい、辛い、とかだけじゃなくて
この時代に生かされている、生きられている、
といった、どこか幸せな感情もあった。
この平和公園エリアを訪れたのは、人生で3回目になる。
最初は小学校の修学旅行、
次に訪れたのは20代半ばの頃、
そして、今年。
衝動的だったものの、
これまでも、訪れたその時々で、感じ方や思いの馳せ方は違った感覚があったから、今だとどうなるんだろう。
理由はよく分からないけど、その感覚を確かめたい、掴んでおきたいと思ったのかもしれない。
忘れないために。
この空間に居る間。ずっと。
頭ん中は、過去から現在をぐるりと巡り、行き着くとこは結局未来のことだった。
自分に残されてる時間の中で
よりよい未来のために何ができるんだろう、一体何をするべきなんだろう。
そんな大それたことを大真面目に考えていた。
家族をはじめ次々と浮かぶ顔の中に、
自然とラシンのみんなの笑顔も浮かんだ。
あぁ、やっぱり幸せだなーって。
もっと頑張れる。
まだまだだなって、もっと頑張ろう。
なんだか、強くそう思った。
78年前の8月16日。
ボロボロの日本が、
それでも未来へ進むしかなかった日。
時を経て、そんなことを考える、
ラシンの長崎出張。
暑い夏の日の僕の大切な思い出。
それではまた、ごきげんよう。