【ワーホリ】カブルチャー近郊でファームジョブをやるメリット
オーストラリアで農場生活をし始めて早2年。
長い間やっていながら仕事は早い方ではないものの、(既に新しく来た人にスピードで抜かされている)特に急かされることなく自分のペースでのんびりできるのが魅力的だ。
あと音楽を聴きながらできるのが素晴らしい。僕にとって自分の聴きたいものを聴きたいタイミングで聴くことができる環境は、お店の有線で知らない、おそらく今流行りの曲が延々と流れるのより遥かに良い。YoutubeやSpotifyのサブスクの恩恵を存分に利用し、音楽・漫才・ラジオなどを聴きながらの作業は楽しいものだ。
さて、
日本との国境が開いたことでワーホリビザを使ってオーストラリアに来ている人たちや、将来的にワーホリを考えている人たちが増えていると思うが、ファームジョブについての詳細は気になるところだろうと思う。
なぜならワーホリのビザを延長しようと思えば、農場でのファームジョブはほぼ必須案件となっているからだ。
ざっくり説明すると、ファームで3ヶ月間働けば2年目のビザが、2年目に半年間働けば3年目のビザが取得可能。僕はコロナによる新規のビザで4年目となっているが、基本的には3年が限度である。
とはいうものの、ファームで働く際の場所決めに迷っている方ももしかしたらいるのではないだろうか。
いかんせんこのオーストラリアという国はひたすらに国土が広い…
自然も豊富であるが故に、東から西まで数多くの農業地帯が存在する。
のだが…
もしもファームに迷っているのであれば、
僕はとりあえず、カブルチャーという地域を推したい。
このカブルチャー(Caboolture)は僕が現在進行形で暮らしている地域であり、(厳密にはそこから二駅離れたBurpengaryというところに住んでいる)かれこれここで暮らし始めてそろそろ2年程が経過するくらい慣れ親しんでしまった街である。
カブルチャーの魅力を一言で表すとすれば、ファームライフを送るにおいて「バランスが良い」といったところだろうか。
まずカブルチャーを推す理由の一つは、エリア周辺で育てられている多種多様な作物である。
ファームジョブで稼ぐためには、できるだけ作物が旬の時期、またはその前の苗植えの段階から仕事に入ることが重要なのだが、このエリア付近では異なる種類の果物、野菜などがそれぞれのオーナーの元で育てられている。
カブルチャーを含めたモートンベイというエリア、そしてそこから車で30分ほどのところにあるサンシャインコーストというエリアを含めると作物のカバー範囲はかなり広い。
1月から2月頃にかけてはジンジャーやライチ
3月頃に入ればイチゴの苗植え
4月には苗が徐々に育ってくるのでそれらの手入れ
終われば6月くらいからイチゴを収穫、これが9月上旬頃まで続き
イチゴが終わればラズベリーへ。旬の季節は9月から12月くらいまで
と、1年通して何かしらの仕事はあるという充実ぶりだ。
作物は変われど、1年間同じところに居座ってちゃんとしたボスの元で働いているのであれば間違いなくこの地域で食いっぱぐれることはない。
現に僕は、3年以上をカブルチャーのファームジョブだけで過ごした人を知っている。
仕事の案件数に関しては、それだけ信頼して良い場所なのだ。
そしてカブルチャー自体は田舎町なのだが、電車で比較的すぐに都市に行くことができる。
大抵のファームというのはド田舎もド田舎に位置しているため、大きな街に行くにはかなりの時間を費やすことになる。
例えばビクトリア州の有名なファームエリアであるミルデュラと呼ばれているところはメルボルンまでバスで7時間もかかってしまう。これは日帰りできるレベルではない…
一方カブルチャーはというと、この国の第三の都市であるブリスベンまで電車が通っており、片道約1時間ほどで到着することができる。運賃も5ドルちょっととそれほどかからない。車を持っていればもっと楽に行くこともできるだろう。
平日はファームでしっかり働いて、休日にはそのお金を使って街で存分に遊ぶ、なんていう生活も全然できちゃうわけだ。
僕も時折ブリスベンに通って買い物をしてみたり、友達と遊んだり、現地の日本語放送のラジオ番組の放送に行ったりしている。(明日はラジオ関連の記事書くか…)
田舎ライフとシティライフを両立可能であるというのは、カブルチャー生活の特権だと言っても良いだろう。
数年前は悪徳ファームが多く、ヘブルチャー(HellとCabooltureを掛け合わせた造語)と言われていたこの地域だが、今ではそういった悪い連中は口コミなどによって駆逐され、かなり平和なファームエリアになったと思われる。
ということで今後ファームに行こうと検討されている方は、まずカブルチャーを考慮に入れてみることをオススメしたい。