便利、しかし不便?スマブラSPオンラインモードの特徴とは?
どうも。ワーホリスマブラーのMichiと申します。
インターネットという文明の利器は非常に便利なもので、その影響はテレビゲームにも大きく及んでいます。
特に大きな恩恵となっているのが、最近ではあらゆる対戦ゲームに搭載されている機能である、オンライン対戦。
ネット回線を介することで、物理的に離れたプレイヤーとも対戦できちゃうわけですね。
スマブラではWii専用ソフト、『スマブラX』の頃からオンライン対戦機能が搭載されており、最新作『スマブラSP』では、よりその機能が使いやすくなっています。特にこのご時世では、なかなか人と会ったり大きなイベントを開催できないため、オンライン対戦が重宝している印象です。
しかし、
オフラインを主流でやっているプレイヤーには、僕はこのオンラインモードをやりすぎるのはあまりおすすめしません。
実際、いわゆるガチ対戦をやっているプレイヤーの中にも、オンラインモードが嫌い、という方はちらほら見られます。
かつて絶対王者と呼ばれていたアメリカのプレイヤー、Zeroはいかに自分が『スマブラSP』のオンラインモードが嫌いか、という内容の動画まで挙げています。
今回は、オンラインモードのどういった点に不満があるかということについてお話していきたいと思います。悪い点を挙げるということで、若干ネガティブな要素が強い文章になってしまいますことをご了承ください。
スマブラSPのオンラインモードでできること
『スマブラSP』のオンラインモードは、「大乱闘」、「トーナメント」、「大観戦」の3つのモードにに分かれています。
「大乱闘」では、その名の通り、インターネットを通してプレイヤーと対戦するモードです。「だれかと」、「専用部屋」、「ながら対戦待ち」の3つのモードがあります。
「だれかと」のモードでは、好みのルールが似たプレイヤーとランダムにマッチングし、試合を行うことができます。待ち時間がほとんどかからないのが特徴です。
右下にあるのが世界戦闘力と呼ばれるパラメーターになります。試合に勝つほど数字は上がっていき、数字が大きいほど強いプレイヤーということになります。
また、この世界戦闘力で上位5%に入っているプレイヤーは、上位プレイヤーのみと対戦できる、VIPマッチに入ることができます。
専用部屋では、部屋の中には決められた数のプレイヤーしか入ることができませんが、決まったプレイヤー、例えば友達と何度も対戦するときなどはこちらのモードを使用します。
部屋はこんな感じです。部屋の中では対戦だけでなく、観戦もすることができます。
ながら対戦待ちは、他のモードを遊びながら、オンライン対戦の相手とマッチングするまで待機することができます。このモードは正直あまり使いません。
トーナメントのモードでは、ランダムに選出されたプレイヤーと勝ち抜きトーナメントを行うことができます。最大人数はなんと64人!頑張って優勝を目指しましょう!
大観戦は、ランダムに抽出された世界中のプレイヤーの対戦を視聴することができます。
アメリカやカナダの国旗があります。改めて世界各国で人気のゲームだということが分かりますね。
不満その1.どうあがいてもラグが発生する
オンラインの根本ともいうべき、非常に大きな理由です。
オンラインモードでは、前述した通り離れた相手と対戦するわけですから、オフラインでは存在しない、ラグ(遅延)が発生します。コントローラーを操作してから、キャラクターが実際にその動きをするまでの間に少し遅れが生じるということですね。
オンラインでは、どんなにいいネット回線を使っても、最低でも4フレーム(約0.06秒)のラグが発生すると言われています。アップデートによってラグの改善はされたのですが、オフラインと同じようにプレイすることはなかなか難しいです。
オフラインで間に合う攻撃であっても、
オンラインだと・・・
遅れて間に合わないというシチュエーションも大いに起こり得ます。
そしてこの入力遅延時間は、「最低でも」、4フレーム。というところが肝です。つまり場合によっては、更に遅くなることだってあり得ます。ラグがひどすぎると、まともな試合にすらならないことも・・・
最低限のラグは諦めざるを得ませんが、回線を極力速くするように環境は整えるようにしましょう。ケーブルを直接つなぐ、有線接続だと、無線接続よりも円滑な接続が可能です。やむを得ない理由がない限りは、有線接続にするようにしましょう。
有線接続にするには、本体とは別売りのUSBとEthernetの変換アダプターが必要になってきますね。
不満その2.選べるステージに制限がある
オンライン対戦の「だれかと」のモードは対戦の回転率が速く、世界戦闘力を用いたレーティング機能もあるため多くのプレイヤーが使用していると思われますが、ルール設定がかなりざっくりした仕様になっています。
こちらの優先ルールのモードで、好みのルールの設定可能なのですが、
問題なのがステージの項目。
1.すべて(ギミックありで全てのステージからランダム選出。)
2.ギミックなし(ギミックなしで全てのステージからランダム選出。)
3.戦場のみ
4.終点のみ
5・小戦場のみ
1はギミックがあるためガチ対戦では使用できず、2の場合は、何十種類ものステージからどのステージが選ばれるか分からない仕様となっています。大会で選出されないステージになることもザラです。
そのため、大会の練習のためにこのモードを使用するプレイヤーの方は、必然的に3,4,5のいずれかを選択すると思われます。大会では合計7種類ほどのステージが選択可能ですが、大会で使用可能な全てのステージが「だれかと」のモードでは使用できるわけではないということですね。
問題点は更に続きます。戦場、小戦場はいくつか台が設置してあるオーソドックスなステージ。しかし、問題なのは2つ目の終点。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この終点というステージは台がない、完全に平らなステージとなっています。
そのため、飛び道具をかわすのに常にガードやジャンプを強いられたり、着地する際に台がないため選択肢が少なくなったりなど、キャラクターによってはとても不利なステージです。僕もメインキャラクターとの兼ね合いも含め、あまり好きなステージではありません。
どうしても大会で使用される、好きなステージで戦いたい場合は、ギミックなしでステージ選択が可能な専用部屋で試合をするのを考えてみてもいいかもしれません。身近にスマブラをやっている人がいれば、フレンドコードを交換しておきましょう!
おわりに
前述したラグなどの影響下でのオンライン対戦に慣れすぎると、オンライン特有の立ち回りの癖ができることもあり、それがオフライン対戦における足枷になりうる可能性もあります。
しかしながら、オンライン対戦は身近にはいない多くのプレイヤーと当たることが可能なことから、様々なキャラクターと対戦するツールとしては優れていると思います。
オンライン、オフライン、それぞれ用途に応じて使い分け、更なる上達につながると良いですね!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。