ピヤホンという名の音楽再発見
こんにちは、ミチータです。
この名前でスプラ垢のツイッターをやっているのですが、最近ちょくちょくピヤホンの話を書いてしまいます。ゲーム垢だし、本来書くことじゃないのかなと思いつつも書いてしまうのは、別に宣伝でもないし書いても何も得はありません。
あるとしたら開発者のピエール中野さん(凛として時雨のドラムス)にいいね・RTされるのがちょっと面白い、ってことくらいです笑
とまぁ、ここでもその話かって感じなんですが、わたしそもそもスプラ2を2018年の5月に始めたんですけど、その少し前にNintendo Switchを購入しまして、その前はかなり長い間ゲーム機を持ってませんでした。その前は最後に持ってたのがPS2かな。
そもそも趣味は音楽だった
で、Switch買ってスプラ2やるようになってどんどんゲームにのめり込んでいくんですが、そもそもは一番没頭している趣味は音楽なんですよね。10代の頃に色々聞き始めてからオーディオ機器の変遷で音質というものにも興味が出て、楽器なども触るようになってからは音の響きそのものも面白いなぁと思うようになって最終的にそういうことが学べる大学に行きました。(なかなか変わった人が多く、古きブルースやジャズが好きな人から、テクノ音楽、果てはノイズや前衛音楽・民族音楽までマニアックな人がたくさんいる楽しい場所でした)
ゲーム音楽も本当に面白くて、BGMに止まらず効果音なんかも気になってしまうのでゲームやる時も基本的にイヤホンやヘッドホンを使います。スプラやブレワイは音の定位(方向や距離感など)もめっちゃ作り込んであって感動すら憶えました。
近年はiPhoneで聴く時間が多くなっていて、最初の頃は付属のEar Podsでも割と音もしっくりきていたのでそれで聴いていたんですが、物足りなくなって色々探すうちにKOTORI(※現在は生産終了)というイヤホンを買うに至ります。ここでそれまで敬遠していたシリコンイヤーピースのイヤホンにかなり興味が出てきたのが大きな転換点でした。
KOTORIというイヤホンとの出会い
こちらはFOSTEXというオーディオメーカーが生産していて、音質もなかなか良く、更にパーツを細かくカスタマイズできる(かなり細かく色を指定したりデコったり出来る)、画期的なおしゃれイヤホンで結構気に入っていました。
(※アニメのグッズで知られるGOOD SMILE COMPANYとタッグを組んで、刀剣乱舞やラブライブ、ガルパンなどのキャラモデルなども販売していたようで、KOTORI loves.のサイトでそのデザインだけはまだ見ることが出来ます。今初めて見ましたがかわいいですね)
で、このKOTORIとAPPLE純正のEar Podsに大きな違いがあって、それが何かというとKOTORIは装着する部分がシリコンのイヤーピースになっていて、その密着度で音が変わるところでした。耳とイヤホンとのスキマがなくなることで低音の迫力が増し、今までよりずっと聴きたかった音の感じに近づいたのです。
音楽を聴く環境として一番使う機会の多いイヤホンでのクオリティアップはわたしにとってはかなりインパクトが大きく、嬉しいことでした。
(もちろん、ハイクラスのヘッドホンやステレオなどを使う方が体験は良くなると分かってますけど、追い始めると限りないのがオーディオ沼なので)
有線であるが故の問題点、いや、不注意による事故
というわけでわたし的音楽ライフで大活躍のKOTORIだったわけですが、ここで悲劇が訪れます。そう、有線であるが故に起こる、ケーブル引っ張っちゃって音が出なくなる問題、つまり断線です。
悲劇です。悲劇でしかありません。そしてここから「次に買うイヤホン」を探す旅が始まるのでした。
一旦知ってしまった音のいいイヤホンが存在するという事実、となるとせめてKOTORI以上のものを見つけたいという思いが高まります。一度美味しいものを知ってしまうとそれより美味しいものでないと満足できなくなるのは人間の性、しばらくイヤホンを探す日々です。いいのを買いたいけどどれもこれも誰かが評価している。あっちはあの人が推薦、こっちはこの人かー。どれもこれも良さそうに見えて決められない日々、流れてくるミュージシャン推薦!の文字。わからない!わからないよ!誰を信じたらいいの!?誇大広告なんじゃない?そんな中SNSを流れてきたのがAVIOTと言う見慣れないメーカーのニュースでした。
ピエール中野がワイヤレスイヤホン監修
2019年だったかな、ピエール中野がAVIOTというメーカーとタッグを組んで完全ワイヤレスイヤホン世界初のハイブリッド・トリプルドライバー(呪文みたいですね)を搭載した画期的な製品を発売するというニュース。
(※ピエール中野とはロックバンド「凛として時雨」のドラムス担当で、実はイヤホンマニアと言うことはこの時初めて知りました。)
当時のプレスリリース
実は当時ワイヤレスイヤホンにはちょっと抵抗がありました。
充電が必要(動作時間が短いかも)
有線の方が音がいいはず
有線よりも価格が高い
無線だから音が途切れたりしそう
でもワイヤレスは線が無いから邪魔にならない、断線の心配が無い。上の4つの条件がある程度クリアできるならいいかもしれない。心は揺れ始めました。
そして更に心を揺さぶるように製品詳細が記事にでてきたり。
当時のe-イヤホンの記事
こういうのを読んでいるうちに問題点はクリアできてるように思えたし、次第にこれで音楽を聴いてみたいという気持ちが膨らみ、悩みに悩んで購入を決意することに。※決意の最後の一押しはボイスガイダンスがPSYCHO-PASSの常守朱(cv.花澤香菜)だったことかもしれない笑
そんなこんなで予約申し込みから少し待ってようやく届いたピヤホン、Spinfitという耳の穴との密着度を高める特注のイヤーピースも付属していて期待は高まるばかり。Bluetoothをセッティング、そして音楽を再生。ワクワクドキドキです。
初代ピヤホンの衝撃
いつも聴いてる曲を再生し始めてすぐーー
なにこれ?ホントに同じ音源??
凄すぎて顔がにやける。
今まで聴いてた音と全然違う。
こんな迫力あった?こんな音の広がりだった?
ここにこんな音鳴ってた?え、じゃあ昔聴いてたあの音源だとどうなるの?
は??なにこれ、こんな良かったっけ。
いや良かったから買ったんだけど記憶してる音のイメージよりも遙かにカッコいいんだけど!
字面では伝わらないこの時の衝撃と感動。
それはピヤホンという名の音楽再発見。
しかしこれはここで満足して終わる話にはならなかったのです。
ピヤホンを手に入れてもなお更にいい音が欲しくなってしまう。
そんな日々のはじまりに過ぎなかったのです。
(そのうち続きます)