956/1096【質問回答】節約しないと罪悪感がある/魅力的な女性になりたい/反抗期の子どもに接するコツは?
吾輩は怠け者である。しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で956日。
※この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。
956日目。イタリアに住んでいると、時差のためにどうしても、日本の人とは同時に集まる形での仕事があまりできない。すぐに予定が詰まってしまうのである。
こちらが朝早く起きたとしても、日本はもう夕方だ。つまりわたしは、日本で毎日夕方頃にのっそりと起きてくる人と同じだということ。日本が深夜に入ってしまうと、こちらにいくら時間があっても仕事が組めない。
さらにわたしは組織内で仕事をすることができないし、出勤することもできないし、かつ簡単な仕事もミスるので、そういう能力の低い人間がさらにオンラインでしか仕事ができず、さらに夕方頃に起きてきてずっと夜型の生活をしているのと同じという、悪条件のもとで仕事をしている。
◯会社勤めができない
◯簡単な仕事をミスる
◯出勤ができない
◯日本時間で夕方まで寝ている
◯日本時間で朝まで起きている
いやどんだけ悪条件。どうすんのこれ。みなさんは、会社に勤める能力や簡単な仕事をこなす能力や、出勤するという選択や少なくとも朝ぐらいは起きるという習慣を奪われたとしたら、生きてもいけないような気がしないだろうか。
これの良いところは(笑)、自分にできることが限られてくるということ。
ビジネスレベルでは日本語しか使えない自分にとって、家の外を歩くすべての人がイタリア語を話しているこの国は、仕事砂漠である。となると、日本語を使って仕事をしたければ、どうしてももうネットを使ってパソコンやスマホで仕事をするしかないのである。
自分のやることを、わたしはネガティブに決めるのも好きだ。わたしはこれが好きだからやる!というのはもちろん素晴らしいのだけれど、これしかないからこれをやる!というのもけっこういい。
好きだからやる!のときって、嫌になったら止めてしまったり、根気が続かなかったり、他に好きなものが出てくると簡単にそっちに動いてしまいやすくて、好きだったはずなのにモノにならない…という人も多いはず。わたしもこうなりやすい。好きなことや得意なことって、恋みたいなものだから飽きると終わる。
でも、これしかないからこれをやる!という人は、そこに疑問を持たずに淡々とやることができたりする。結果、磨かれて得意になって省エネになってますます浮気しなくなるため継続年数も長くなり、結果ちゃんとモノになるということが多々ある。わたしは衝動的に好きなことに手を付けると浮つきやすいので、”これしかない””他にやれることなんてあまりない”という感覚がある方がいい。
無限に自由なのよりも、ある程度の縛りを自分の欠点に合わせて使っていく。これは大事なことだ。自由を目指したり欠点をなくそうとする人は多いが、その反対の動きをしたほうが結果息がしやすくなる。
というわけでわたしには他にあまり楽にやれることなどないので、こうして毎日パソコンに張り付いてブログを書くのは、好きなことだとか努力をしていることだというよりも、単に”ついやってしまうこと”、なのだ。
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本日のご質問はこちら3つです。
1・節約好きな母親は半額シールをはられたパンを食べる。それを見ていると、パン屋さんのパンを好きな自分に罪悪感を感じるがどう思う?
節約というのは、やっている人にとって見れば喜びであり、50円でも10円でも得をすると快感なので、そこまでいくともはや趣味の領域なのです。
ちなみにわたしの母もそういうタイプです。
お母さんは「贅沢は敵・清貧が美」という価値観で育てることの、子どもへの影響についてなどもとくに心配せずに、自分の絶対的に信じていることに従って遠慮なく思い切り好きなようにしているわけですよね。
あなたも遠慮なく好きにすればいいのです。パン屋さんのパンを食べられるのも生きている間だけのことですから。わたしたちは自分の喜びのために生きていますが、節約が喜びになる人もいれば、パン屋さんの美味しいパンが喜びになる人もいるのです。どちらも良いではないですか。
わたしたちは、自分が他者の採用している価値観を自分も採用しておきながら、その他者に「あなたが採用してきたのが悪い」とは言えないのです。
親の採用したことを自分も採用するのかどうか、これも自分の責任下で自分の好きなように、自由にしていいのです。それでこその自立ですもんね。
もうお母さんの決めたことについていかなくていいのです。
わたしもパン屋さんのパンが好きですよ。
パン屋さんの中でパンを選ぶときの喜びもなかなか良い。
地球人になった生命体にしか体験できない喜びですね。
2・魅力的な女性になりたいがなにをすればいい?
魅力的になりたいと思ったとき、誰から見て魅力的になりたいのかを真剣に考えてみてください。
これはつまるところ、自分で自分を魅力的だと思えないかぎりは満足は訪れないのです。
たとえば自分が好きではないメイク、似合わないと思う服を着て外にいるときって、いたたまれませんよね。デパートなどの店内の鏡などに映る自分が自分にとってイケていないと思えるときって、誰かがどんなに「そんなことないよ、似合うよ」「可愛いから大丈夫!」と言ってくれたとしても、とても信じる気になれないものです。
けれども、たとえば自分で今日はめちゃくちゃいい感じに髪を巻けた!と思っているときって、すれ違いざまにチラッと髪に目をやる人がいると、「良く巻けていて素敵だな」と思ってくれたような気がするのです。実はカメムシが付いていただけかもしれないのに(笑)。
わたしたちは、自分の信じていることしか信じないのですね。
あなたにとって魅力的な人になる方法は、わたしにはわかりません。
あなたはどんな人を魅力的だと思いますか。
矛盾するようですが、それを自分の好みで自分で決めて、誰かに合わせずに「自分の」満足を追っている人は、周囲からも素敵な人に見えるのです。それがある人ほど、つまりはカリスマ度が高い(=魅力的)なのですよ。
3・反抗期の子どもと接するときのコツは?
わたしはほんとうに不届き者ですので、偉そうに言っていても先生などではなく、ひとりの子どもを葛藤しながら育てているひとりの親に過ぎません。
反抗期の子どもにできることって、逃げずに言い分を聴いて、親身になることくらいなのですよね。
反抗期だからと蔑ろにしないこと。
ただの反抗期だと言って放棄しないこと。
「反抗期」という扱いをしないこと。
子どもは本気なので、本気で話を聴いてあげること。
嵐のようなもの、一時的なもの、放っておけば収まる、と考えるのは受け止めきれない親の甘えだと思います。
反抗期の子どもは、自立したいという気持ちが芽生えてきて、親の庇護のもとで親の意見で動くのが嫌なのです。こちらから見れば子どもでも、子どもは大人になろうとしている。大人に意見して、それをまっとうに扱ってもらうことで自我の確立を感じたいのですね。
子どもが自分の足で立ちたいからこその反抗期なので、親にとっては「待ってました!」というべき喜ばしいことです。大人部に入って大人になりたい後輩に、先輩が背を向けないこと。入部を大歓迎しましょう。
これがおかしい!自分はこうしたい!これは嫌だ!などなどと訴えられたら、ひとつひとつ理由を真剣に聴いたり、それを叶えるための現実的な方法を一緒に検討してください。そのときに、子どもをその話し合いに必要な構成員として扱うこと。大人の意見を言い聞かせてわからせようとするなどの子ども扱いをしないこと。すると、子どもは大人になって自立するのがどんどん楽しみになります。それに背を向けてしまわないこと。これがなにより大切ですよ。
さて、今日はここまで。
それではまた、明日ね。