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981/1096【質問回答】【子育て】どうすればいい?親子の意見がちがうとき

吾輩は怠け者である。しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で981日。
※本題の前に、まずは怠け者が『毎日投稿』に挑戦するにあたっての日々の心境をレポートしています。その下の点線以下が本日の話題です

981日目。ご心配をおかけしましたが、身体が昨日にくらべてだいぶ良くなりました。完治まであとちょっとかな、というところまで回復しました。ありがとうございます!

人間の身体はすごい。今日も自分が適当な距離を保って壁や柱を避けて歩く機能に関心する。わたしはいつも自分の身体を「すげえ…!!」と思ってしまう。とにかく地球上の生物にはあまりにすごい機能が搭載されているので、日々感動のモーメントが絶えない。とくに地球人はやばい。この身として生きているだけで、すごいと思う。身体とともにあることが、人の生き甲斐と言えるのだと思う。

人はよく、身体を使った仕事、頭を使った仕事、などと分けて考えることが多いが、わたしはどんな仕事だって身体を使った仕事だと思う。プログラマーだってブロガーだって身体が資本だ。頭だって脳だって身体なのだし、それ以外の部位がないと働かないのだしね。

4桁まであと20日を切ってしまったぞ。どこか信じられないのだけれども、まずはこの身体を資本にして、1000日突破を確実に射止めよう。

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今日も質問回答です。今日は子育てについてのご質問をいただきましたよ。

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もしもこの世に、人と人との意見が一致しないときに、うまいこと簡単に両者の気持ちが片付けられる便利な方法があるのだとしたら、この人間社会はどうなってしまうでしょう。

そんな魔法は存在せず、それがあったら人と人との関係は殺伐としてしまいますよね。それならば、人はこうして生まれて分離の世界を体験する必要がないと言えてしまうと思います。

多くの人は、誰かと意見がぶつかったときに、どちらの意見を通すのかということを考えてしまいます。けれども、それは戦争を起こす発想ですよね。

譲り合いがなく、歩み寄りがなく、意見が合わないときに一方が折れなくてはならないと考えると、争いや虐げを生み出してしまいます。

子どもは、はじめに家庭や近所の人間関係で、それから学校の人間関係を通して、意見が合わないときにどうするのかを学んでいきます。

反対の意見を持ったもの同士が関わりあいをもつのには、相手の立場に立って自分の考えを変化させるとか、互いの違いを認め合うとか、歩み寄ってお互いの納得行くラインを見出すために話し合ってそれを守るとか、そういう面倒なことが必ずつきまといます。

この面倒なことを避けようとするとき、人はどちらか一方の意見を通せばいい、と考えてしまうのです。すると、人と人との暮らす社会において、たくさんのことが難しくなります。交渉や譲歩をすることに対するハードルが高いときに、人間関係が苦しいものとなりやすいのですね。これらを当然なこと、易しいことと感じて育つ人は、交渉力が高くなりやすいのです。

この交渉力は、将来社会に出てお仕事をするのにも、事業を起こすのにも、近所付き合いをするのにも、家庭を持つのにも、子育てをするのにも役立ちます。人と人は必ず違っているので、人間社会で生きるうえで最も役に立つ能力のひとつだと言えます。

そこをサボらない姿勢を見せること、これが我が子の自立を願うお母さんが子どものためにできる最良のことではないでしょうか。

「ごめんね、お母さん今日はとても疲れているんだけど、ずっと公園にいるよりも疲れない遊び方ってなにかないかな?」「お母さんは、もう少し休んだら30分くらいは遊べると思う。それでもいい?」などと投げかけてみるのです。そこで子どもの出した意見も尊重して、一緒にアイデアを発展させて、それならお互いOKだね、という点を見つけようとするのです。

もちろん、毎度うまくいくわけでもないし、なかなか大変なこともありますが、このプロセスこそが最大の学びなのですね。だから、意見の相違が出たときに魔法のように解決することを目指すのではなく、その面倒な過程を踏むことが大事です。これは親から子への最大のプレゼントのひとつです。

こちらの意見と、子どもの意見とを考慮して、互いに少しずつ譲って、互いに歩み寄って、互いの納得のいくところを見つける努力をサボらないこと。
こうして、手探りしながら一緒に妥協点を見つけようとする姿勢を見せてあげることは、とても大切なことです。親の意見と自分の意見とを並列に見てもらえることで、子どもの自尊心も育ちます。

自分の考えが100%通るか、相手の意見が100%通ってしまうか、この二択しかない。こういう物の考え方をする人は、小さいうちも大変ですが、社会に出てからが大変ですよね。争うか、我慢をするか、になってしまいます。

でも「さあ自分にはこの要望があるぞ、あとはここから他の人とどんなふうに掛け合ってどんなふうに変化するかな」と初めから思える人は、自分の意見ばかりを通そうと無理強いしたり、通らないことで癇癪を起こしたり、相手の意見に合わせて自分を100%押し殺して我慢したり、ということがなく、柔軟に人間関係にあたることができます。

なので、ぜひともそこは面倒がらずに、お子さんとの愛あるネゴシエーションの場にしてみてください。大きくなったら、子どもは自分で考えて自分で動き出しますから、交譲し合う機会はどんどん減ってしまいますので、今のチャンスを大事にしてみることをオススメします。

というわけで、今日はここまで。

それではまた、明日ね。



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菅 美智恵 (壇珠-たんじゅ-)
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