「『バリ島の聖水の寺院の沐浴で目を傷めた』という動画の投稿者が謝罪」
バリ島の約9割がバリヒンズー教徒といわれ、バリ島内には大小さまざまな寺(プラ)があちこちにある。
今回話題になったのはバリヒンズー教徒のみならず観光客にも人気のある「ティルタウンプル寺院」(てぃるた・うんぷる・じいん、インドネシア語: Pura Tirta Empul、英語: Tirta Empul Temple。インドネシア語を英語読みにして「ティルタ・エンプル寺院」とも)。10~14世紀に建設されたインドネシアのバリ島中部にあるバリヒンズー教のお寺で、「聖水の寺院」として知られる。「ティルタ」は「水」、「ウンプル」は「聖なる」の意。
境内には聖なる水が豊富に湧き出ており、沐浴場として開放されている。バリヒンズー教徒に限らず多くの人々が年中、心身浄化の沐浴に訪れている。観光スポットとしても非常に人気が高く、沐浴場と駐車場の間には細い小道に土産物が並んでにぎやかな商店街になっている。
余談だがティルタウンプル寺院のそばに、デヴィ夫人が結婚されたスカルノ大統領の別荘がある。現在は政府要人のレストハウスになっているそうだ。
そんな「ティルタウンプル寺院」の沐浴が今回の話題だ。インドネシアはもともとメディアがそれほど発達していなかったこともあり、携帯電話~スマートフォンの急速な普及に伴ってSNSの発達が凄まじい。大きなニュースからへんてこな動画まで、人々の関心が向けられた動画などはものすごい勢いで拡散される。
イスラム教徒の装いの女性がバリヒンズー教の寺院の悪評を拡散したことも注目の理由のひとつか。
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