「ヌサ・ペニダ島最大の洞窟にあるギリ プトリ石窟寺院で神秘的な祈りの儀式」（バリ）
バリ人は一度はこのヌサ・ペニダの寺院にお参りに行きたいのだという。神秘的な洞窟の中の寺院について紹介する記事があった。
この寺院参拝も、ヌサ・ペニダ観光の人気コースになっているようだ。
バリ島クルンクン県にあるヌサ・ペニダ（ペニダ島）には、手つかずのビーチや絶壁、丘陵など大自然の美しさだけでなく、数多くのスピリチュアル・スポットがある。 その 1 つが、ヌサ ペニダで最大の洞窟の底にあるクレンジング (セルフ クリーニング) の寺院、プラ グア ギリ プトゥリ。
ヌサ・ペニダにはいくつもの知らざれる洞窟がある。かつてこの洞窟は、古代の人々が知恵や精神的な悟りを達成するための神聖な場所であった。現在この洞窟は崇拝の場と同時に、スピリチュアルな体験合うポットとして人気観光地になっている。
この寺院は、スアナ村（Desa Suana）、サンパラン港（Pelabuhan Sampalan）から東へ 20 分ほどの場所。 国内外の多くの観光客が、この場所の神聖さを感じるためにわざわざギリ プトゥリ寺院にやって来る。
この寺院の司祭の 1 人・ Jro Mangku Nyoman Dunia によると「ギリ（Giri）」 は山、「プトゥリ（putri）」 は女性を意味しており、すべての生き物を世話し、命を与える母親として女性の神を祀るもの。
「ギリ プトリ寺院は、人間を思いやり、まもり、愛する女神の顕現で、シヴァ神を崇拝する場所です」とのこと。
外から見ると、この寺院の場所へは何百段も階段が続く丘の上にある。神殿に入るのはなかなかに大変だ。 参拝者は、最初に数百段の階段を上り、約80センチの小さな隙間に入っていく。
隙間に入ると、高さ1メートルにも満たない洞窟の通路が数メートル続く。
大変な道のりだが、神殿に到達するとすべてが報われる思いでいっぱいになる。 この試練を超えた者を出迎えるのは、驚くべき景色だ。
高さ10メートル、長さ310メートルの大空間。 何百人も収容できる広さである。 空気は息苦しくて湿っている。 照明は、洞窟内に設置されたランプのみ。 鍾乳石の先端から時折水が滴り落ちてくる。
Jero Mangku Dunia によると、ギリ プトゥリ 洞窟はかつて水中の川にあり、ヌサ ペニダの平野が海底から持ち上げられたときに水面に上がったという。
洞窟内には複数の社（プリンギ）がある。
1つ目は、ムルカッ（tempat melukat）と呼ばれる聖水によるお浄めの場、女神ガンガの社、Linggih Ida Hyang Dewi Gangga）、それから、「Ida Hyang Giri Pati（イダ ヒャン ギリ パティ）」と、「Ida Hyang Giri Putri（イダ ヒャン ギリ プトゥリ）」。
ギリ プトゥリ寺院での祈りは、まず最初に「女神ガンガの社（リンギ イダ ヒャン デウィ ガンガ、Linggih Ida Hyang Dewi Gangga）」で 聖水（ティルタ) で身を清めなければなりません。
「これは、肉体的にも精神的にもネガティブなものから解放されるように、女神ガンガに祈る意味があります」とJro Mangku Duniaは言う。
お浄め・ムルカットの後、2番目に、「ペリンギ イダ ヒャン ギリ パティ」で祈りを捧げる。
ここは「ウィスヌ」神（Pelinggih Ida Hyang Wisnu）と「ワスキ」神（Sang Hyang Naga Wasuki）の社で、献身的な奉仕を捧げる。
本殿から遠くないところにある「シヴァ」神の男性性（男根）を象徴するご神体がある。
「ウィスヌ」神は、ヒンズー教の信仰の神。 一方「ワスキ」神は、Hyang Widhi Wasa の顕現の 1 つで、救い、救世主、繁栄の祝福の性質を持ち、輝く黄金の鱗と真珠でいっぱいのドラゴンの形。人類と他の生き物の生活を支える地下世界（地球）のバランスを司る。
それらが終わったら、洞窟の壁のニッチにある「Linggih Ida Hyang Giri Putri」でのお祈りだ。「Pelinggih Ida Hyang Giri Putri」は、この寺院での一連の祈りの、最も大切なお浄め。 ペニダ島特有の白い砂岩でできた聖水お浄めが 2 つある。 そこから7メートルほど先の少しへこんだところに瞑想の場所がある。
これらの 3 つのポイントで終了したら、参拝がひととおり終わる。 洞窟の出口の先には最後の祈りをするお寺がある。
ギリ プトリ寺院での一連の祈りには深い意味がある。 人生のさまざまな障害に立ち向かうために、忍耐力、粘り強さ、粘り強さを訓練するのを象徴している。 (Rizal)
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