[バリ島在住ゴッドハンドのセルフケア] フェイシャルマッサージ
朝起きて鏡をのぞいた時、例えば他の人は「いつもと変わらないよ」と言ってくれたとしても、自分自身は日々の状態が気になることがあります。
「今日はむくんでいるなあ」
「今朝はいつもよりスッキリしている」
フェイシャルマッサージは、できれば日々のお手入れの中に取り入れたいセルフケアのひとつです。ランニングコストがかからず手軽に取り入れられる。
それでいて、意外と技術が必要なケアでもあります。やり方を間違えると、逆効果。身体の中で最も目立つ部分なので、予想外にダメージを受けることも。身体のマッサージもそうですが、基礎をおさえて行うことが大事です。
ここでは、他人ではなく、自分のために自分で行うフェイシャルマッサージの基礎知識と実際のマッサージ施術のポイントを、わかりやすくまとめています。親しいご友人と日々のケアを行う気分で、リラックスして一緒にやってみてください。
より多くの方が日々取り入れて、毎日を機嫌よく過ごせるよう、ご活用くださると嬉しいです。
本編は3部構成です。
(1)知識編:[動画]
・顔~首、薄い皮膚の下の構造を視覚的にインプットしよう
(2)マッサージオイル編:
[動画]
・フェイシャルマッサージでは、クリームかオイルを使用。
・マッサージオイルを自分で作る際の注意ポイント
・セラピスト自身が使用しているオイルについて紹介
[テキスト]
・セラピスト自身が使用しているマッサージオイルのレシピ
(3)マッサージ施術実践編:
[動画]
・マッサージ実践(解説イラスト付き)
[テキスト、イラスト]
・仕事の合間にも実践できる!むくみ・頭痛対策マッサージ
私が全身のマッサージを本格的に学ぶきっかけになったのはこのフェイシャルのセルフマッサージです。
長年広告制作の現場で働く中でヘアメイクさんとご一緒することも多く、自分自身お化粧が大好きでかなり凝っていた頃のことです。パックやスクラブ、基礎化粧品にもこだわり、かなり熱心に、少ない給料から結構な金額をつぎ込んでいました。ところが、化粧品だけではどうにもできないことがある。顔のむくみ。顔の輪郭。
あれから約25年。
様々なメソッドを学び、知識と経験を重ね、バリ島に来た10年前からはスパのセラピストの指導の機会をいただくこともあるほどになりました。
そんな私が自分のために普段しているセルフマッサージをご紹介します。
(1) 知識編
施術する際に、イメージを持っておく方が断然良い、皮膚の下の筋肉や骨のつくりを映像にまとめました。
まずはこの動画を見て、イメージを作っておくと良いです。実際に自分の顔に手をあてながら見ると、よりイメージがインプットしやすいかもしれません。
※こちらの動画は YouTube にて公開中
(2) マッサージオイル編
フェイシャルマッサージには、クリームかオイルを用いるのがおすすめ。私がふだん使っているのはオイルです。どんなオイルを使っているか、動画でご紹介しています。
下記のレシピは、動画で話しているレシピの配合をご紹介しています。
※こちらの動画は YouTube にて公開中
普段の自分用フェイシャルマッサージオイル レシピ
基材となるオイル 20ml に対して、精油 2滴。
※通常アロマテラピーの講座などで推奨されている分量です。
私個人で使用する時は、3~4滴入れることもありますが、基本的には上記の分量推奨。
また、実際に使用する前に、腕の内側などで肌に合うかどうかチェック(パッチテスト)を行うようにする方が良いです。
日本の包装技術はとても精巧なので、日本国内で販売されている「生活の木」「ニールズヤードレメディーズ」で正規に販売されている精油の場合、ボトルに装着されているキャップから出る分量を目安にするとよいです。私がバリ島で購入する精油の場合、うまくきれいに1滴ずつ出せないことがあるので、入りすぎないように気を付けています。
私がふだん使用している基材:
ホホバオイル
基材は、私は色々試してみましたが、通常はスタンダードに広く使用される「ホホバオイル」を使用しています。ほかにも、アーモンドオイルやアプリコットオイルなども良かったですが、日常的に使用したいのでコストも気になるところです。
古く聖書の時代から使われているオリーブオイルや、バリ島で質の高いものが手に入りやすいココナッツオイル、アーユルヴェーダでお馴染みの香りのない施術用のセサミオイルなどもお好みによって使っても良いと思います。
入手しやすさ、毎日の使いやすさ(香りのクセのなさ)や、値段と品質のバランスなどトータルで考えた結果、ホホバオイルを愛用しています。
私がふだん使用している精油:
ラベンダー(フランス産、ブルガリア産)
フランキンセンス(=乳香、オリバナム)
ゼラニウム
気分によって、ラベンダーのみ3滴だったり、精油2種類だったり、基材を増やして4種類の精油を加えたり、アレンジしていますが、基本的にはは香りの好みと、私自身バリ島で普段強い日差しの下で暮らしており、波乗りをするため日焼けもするので、ラベンダーを必ず入れるようにしています。
また、私は光毒性のあるシトラス系の精油は避けています。日中の保湿ケア用に、朝、同じオイルを使用しているので、外出して太陽にあたるためです。シトラス系の精油とは、たとえば レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、オレンジなどは、私はフェイシャルマッサージオイルには使っていません。バリ島は日差しが強いので、特に気を付けて精油を選んでいます。
でも、もし、寝る前などに使用する場合には、シトラス系の精油も良いかもしれません。
ベルガモットは華やかで私も大好きな香り。グレープフルーツはさわやかで脂肪燃焼促進効果があるともいわれています。オレンジもリラックス効果の高い香りとされています。お好みで選ぶと良いでしょう。もしかしたらそうしたシトラス系の好きな香りの精油は、お部屋でルームスプレイや芳香浴で楽しむと良いかもしれません。
ほかにも、香りのお好みでこんな精油も◎
ローズ
ローズウッド
クラリーセージ
イランイラン… 香りが強いので基材の分量に対して少ない割合で使う方がよい
(3) マッサージ実践編
大事なポイントをご紹介しつつ、実践しながら順番にマッサージを行います。動画と一緒にやって流れとコツを覚えて、日々の生活に取り入れてみてください。
※こちらの動画は限定公開です。一般には公開していません。URL を知っている方だけが視聴可能です。
簡単で効果的!クイック セルフケア
お仕事や家事、移動中などにも、気になる時にいつでもクイックにできて効果的なケアをご紹介します。自分自身が気持ちいいと感じる圧・強さで、こすらないように行うのがポイントです。
フェイスラインやむくみだけでなく、頭痛緩和や気分転換にもおすすめです。