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「ロシア人のバリ島での不法就労を、図々しくもインスタであっせん」バリ島
バリ島で生活していると、意識せずともロシア人のとんでも行動をあちこちで見聞きする。そんな昨今の状況下、とんでもないインスタが話題となっている。
インスタグラムの比較的新しいアカウントで情報交換のコミュニティが形成されており、2月10日時点で212件の投稿がされていた。
このアカウントは明らかに、バリ島で違法に働いている、または不正行為を行っているロシア国民 (および各国からの外国人) を招集する目的で開始されたとみられる。
@moscow_cabang_bali は、大まかに言えばバリ島がロシアの首都の一部か延長になるとしている。このアカウントは中小企業に対する「無料マーケティングサービス」であると自己紹介しており、皮肉にもバリ島で不法就労するロシア人をあぶりだしている。
フリーランスのカメラマンからヨガ行者、タトゥー アーティスト、ボーカル コーチ、ロシアルーブルで取引する不動産業者まで、おそろしいほどきちんと、不法就労者の名前が挙げられている。
あるロシア人の投稿では、バリの人々が @moscow_cabang_bali アカウントがしていることの意味に気付き始めていると指摘し、無許可で働いている人々に対し、活動を停止するか、もしくはより慎重に行動するよう警告している。
もちろん、時折、善良な外国人からの書き込みもある。
このアカウントはロシア人への差別や憎悪を煽ってさえいる。告発や言及があっても、これは単なる無料マーケティングサービスだ、などといって厚かましく交わし、投稿を継続している。
私たちは@moscow_cabang_baliにコメントを求めた。 @moscow_cabang_bali によってシェアされた別のアカウントの最近の投稿では、事態が手に負えなくなっていることを認めているようだ。また、問題は、長い間、ロシア人であろうがなかろうが、バリ島の秩序を乱す不法就労の外国人に目をつぶってきた当局に圧力をかけることだとしている。
「冗談やお笑いには大賛成だが、この反ロシアの偉大なる投稿は妙な感じになってきたな。みんな怒り出して、完全人種主義みたいになってきている」としている。
「バリが長い間、一部のとんでもなく厚かましいロシア人にやられてきたのは本当だ。でも、クタでパーティーしてバカみたいに狂うオーストラリアの学生たちや、深刻な水質汚染と廃棄物災害を引き起こした企業よりも本当に悪いといえるのか?」
「バリ島は今問題だらけだ。厄介者のロシア人を憎んだって解決なんかしやしない。もし本当にバリ島を変えたいなら、権力者にプレッシャーをかけるしかない。」
@moscow_cabang_bali はインスタのプロフィールに、一般市民からの苦情のオンライン プラットフォームである Lapor! へのリンクを貼り付けた。
入国管理局によると、昨年 58,000 人以上のロシア人がバリ島入りした。 今年の 1 月だけでも、ロシアから 22,500 人以上がバリに来ている。
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