何の意味がある?!誰かこの意味を教えてくれ 青梅街道インターチェンジ 外環道工事の中止を求めます
この外環道工事計画でいまだ全く工事の手がつけられていない、青梅街道インターチェンジ。
練馬区と杉並区のちょうど中間地点のその名の通り青梅街道付近に建設予定のインターチェンジです。
このインターチェンジ計画も問題山積みです。
まず、練馬区側の住民の反対運動により、用地買収が全く進んでいません。(陥没事故のあった調布市などは大深度により用地買収が不要で、この青梅街道インターチェンジは浅深度により用地買収が必要です)
なぜ、用地買収が進んでいないのか。
もちろん住宅地のど真ん中に建設予定のインターチェンジのため、周辺住民の環境悪化、そしてハンドルを握る自分が聞くとほぼ意味のないインターチェンジなのです。
国交省やNEXCOが理由に上げる外環道工事の一番の目的は、「都心部の渋滞緩和」。
外環道が開通すれば、周辺道路、特にこの杉並区、練馬区ならば環八、そして青梅街道の渋滞緩和が表向きの理由です。
確かにこの周辺道路の青梅街道、環八通りは朝、夕方は渋滞しています(因みに都内はほぼどこの主要道路も渋滞しています)。
この外環道青梅街道インターチェンジが開通した場合、付近の住民が一番期待するのは中央道と東名に一直線で繋がるのが大きな期待でしょう。(現時点で周辺住民が中央道を利用する場合は首都高永福か、調布まで行かねばならず、東名を利用する場合は環八で用賀まで行くか、首都高を一度経由しなければならない)
だが、この外環道青梅街道インターチェンジが開通してもこの青梅街道インターチェンジはハーフインターチェンジ。
ハーフインターチェンジとは、文字通り半分のインターチェンジ。
どういう事かと言うと、本来周辺住民が一番期待するはずの中央道、東名方面には行かずに、なんと関越大泉方面しか乗り口がない、つまり関越方面しか行けないんです。
「関越方面に行けるならまだいいじゃん、建設価値はある」と思う人もいるでしょう。
ですが、この付近に住んでる人ならばわかるでしょうが、この練馬区には関越大泉インターチェンジがあるんです。
つまり、車でこの青梅街道インターチェンジ付近から約10分ほど走らせれば、同じ地区に関越に乗れる大泉インターチェンジがあるんです。
このインターチェンジ、意味ありますか?
↑は国土交通省に申し入れに行った際の動画。
↑国土交通省東京外かく国道事務所に申し入れに行った際の田中龍作ジャーナル。
こんなインターチェンジ、日々ハンドルを握る自分が客観的に見ても建設する意味があまりないと思います。
因みにこのインターチェンジを建設費は約1000億円。
1000億円も使い、住民がここまで反対して、もちろん環境も悪化し、こんな状況でこのインターチェンジ計画を撤回するつもりはいまだないらしいです。
なぜ関越方面に向かうだけのハーフインターになるかと言うと、当初杉並区と練馬区で建設予定でしたが、杉並区の住民の反対運動により、当時の杉並区長は建設の中止を名言。
逆に練馬区は、インターチェンジを作らなければ、練馬区は外環道工事事態に反対する、と意見をしたそうです。
なぜ、こんな意味のないインターチェンジを強行に行うのか、という理由もそれはそれなりにあるそうですが、このインターチェンジは、何度も言いますが、客観的に見てもあまり意味がない。
周辺住民がここまで反対しているのに、強行的に工事を進める意味はないと思います。(周辺住民の反対運動により、このハーフインターチェンジ建設は一向に進んでいません)
ただでさえ今回の調布市陥没事故により、事業対便益評価(B/C)が経済的効果、利益が事業の必要性を大きく下げ、公共工事としての費用対効果がマイナスになると見込まれます。
調べれば調べるほどこの外環道工事は矛盾ばかり。
一部の企業の金儲けの為にここまで無理矢理工事を進める必要かあるのか。
地球環境をこれ以上悪化させていいのか。
地域の歴史ある水源をぶち壊していいのか。
住民をこれ以上不安にさせていいのか。
そもそも人間はこれ以上、地球や他者に迷惑をかけてまで利便性を向上させる必要があるのか。
大泉付近のシールドマシンを勝手に動かす暇があるなら、事業者や国交省、東京都、練馬区長にはもう一度真剣に考えていただきたい。
そして自分はこの外環道が仮に開通しても、都心部は絶対に渋滞緩和しない、という主張です。