国民民主党代表・玉木雄一郎への反論②
この問題の本質は、トラックドライバーの長時間労働に低賃金の問題が問題の本質。
国民民主党・玉木のこのトンチンカンな提言が「物流業界2024年問題解決に向けての政策パッケージ」なるものに入っているのが恐ろしい。
玉木氏のような権力志向で問題の本質がわからず議論のベクトルが明後日の方向に向いている政治家に任せるとこの問題が高速道路の速度制限の問題にすり替えられる。
イチイチこんな事を言いたくもないし、誰もがわかっていることでしょうが、改めて言わねばならないのがバカバカしいですが…
玉木さん、なんで大型トラックの高速道路の速度制限が80キロなのかわかっていますか?
大型トラックとはその名の通り、荷物を一度に大量に積めることが出来ます。
なのでトラック総重量が20トンを超えます。
なぜ大型トラックに80km/h規制が存在するかといえば、制動距離(ブレーキを踏んでから停車するまでの距離)が長く、荷物を積んでいれば、さらに制動距離が伸びるからです。
ようは、「危ないから」ということです。
さらに現在、大型トラックは90キロほど以上スピードが出ないリミッターの装着が法律で義務付けられています。
危ないからですよね。
これ以上、「ドライバーよ、命の危険を侵してまで荷物を運べ」なんてよく言えるなぁ〜…
何度も言いますよ、問題の本質は、「長時間労働、低賃金労働で、なおかつ文字通り命懸けで日本中に荷物を届けるトラックドライバー、それが知れ渡っているため業界に若い人材が入ってこない。そこで低賃金のまま残業時間を規制されたら2030年には30%荷物が届かなくなる」んです。
運送会社業界だけじゃない、荷主企業、倉庫業務の業界も巻き込んだ本格的な議論をしないと何も解決しないんですよ!!!
バカも休み休み言え、寝言は寝て言え、ですよ本当に。
こんなんだからいつまで経っても国民が政治に飽き飽きして、投票率も低いまま、政治に期待なんてすることはできないんですよ。