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2025.2.24 @cafeAir 「能登のいま 日本の未来」お話し会
2025.2.24 調布市柴崎駅そばの素敵な喫茶店
cafeAirさんで「能登のいま 日本の未来」さだまるビレッジ竹下あづささんのお話会が行われました。
2024年のお正月、能登半島で大地震が起き、もう1年以上経ちました。
いったい、その後能登で何が起きてるのか。
個人的な支援は行っていたつもりですが、初めて直接被災された方からお話を聞くことが出来ました。
そもそも能登半島とは、金沢市から180キロ。
とても遠い地域です。
地震が起き、アクセスする道がなく、その道も寸断され、より被害が大きくなった。
阪神淡路大震災の9倍の規模なのだが、その人口の規模から「能登半島大地震」とは言わずに「能登半島地震」と呼ばれることになった、とのことです。
水道管の老朽化により、半年水が使えない地域があり、道がない為に復旧にとても時間がかかった。
能登町は備蓄をしていたが、珠洲市は備蓄をしておらず、多くの珠洲市民の方は、2.3日何も食べれなかったそうです。
2024年4月頃には支援が引いており、3月にはマスコミは徹底していた。
その為、報道が少なくなり風化しつつあった。
廃材を県外に行き燃やしていたが、廃材を再利用し、燃料として使う。
水や食料は必要だったが、一番必要だったのは「燃料(灯油、ガソリン)」。
被災者は車中泊されている方が多く、車のバッテリーから電気を使用していた。
☆9月の豪雨災害
川が氾濫し、避難所がなくなり、再び断水、土砂崩れ。せっかく復興しかかっていたのに…
地震+豪雨により、家が土砂で飲まれる。
能登の人たちの生きがい、農業、米作りが豪雨により阻まれた。
・災害、自助が7割。(行政が機能していなかった、そもそも市役所職員も被災者である)
阪神淡路大震災と比べ、復興が遅い。(竹下さんは、阪神淡路大震災の被災者でもあった)
国が能登を切り捨てているのを被災者たちは感じている。
能登にお金を使わない。
いま全国的に騒がれている水道管老朽化。
断水が長く、半年、1年、いや場所によっては今も断水が続く地区もある。
自衛隊の撤退も早く、その後も自衛隊は被災地に来ず。
政府は「災害は、最初にボランティアが行い、自衛隊出動は最後」と発言。
その後、国が自衛隊派遣を断っていたことが明らかになった。
・国は能登を復興したくない何かがあるのか(もしそうなら、それは何かわからないが…)?
☆30年後の日本が今の能登。
林業が衰退した日本、自然恵みとして樹木が水害を抑えていた。
だが、現在林業は衰退し、木はほったらかし、風力発電や太陽光発電などで山は荒れ果て、自然が水害をせき止める役割が出来なくなった。
2003年12月、地元の強い反対運動により、珠洲原発の計画凍結が決まった。
もし、あの時、珠洲原発が稼働していたら、「#日本は終わっていた」
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色々とお話を聞いていて、思ったことがありました。
自衛隊は、国民を守らない。いや、上の指令が絶対の自衛隊では、正確には「守りたいけど守れない」という方が適切なのかもしれません。
そして、「国は国民を守らない」
この国の最大の困難は、中国でもなければ北朝鮮でもない。
この国の最大の困難は、自然災害と少子化です。
自然災害が多発する日本。
まずは自衛隊の何割かを災害救助隊にすることが必要ではないのか?
自衛隊は、そもそも災害救助専門ではない。
そして、やはりここでも水道管の老朽化問題が。
今日、また所沢市でも老朽化した水道管が破損した。
国は、こういった事を後回し、いやインフラ整備を行おうとしない。
国が国民を見捨てる。
許しがたいが、それが真実。
竹下さんの明るい笑顔にこちらが勇気をいただきましたが、また改めて「政治を変えるしかない」という気持ちを強く持ちました。
友人たちにも沢山会えました。
色々と考えさせられ、思っていたことが確信に変わった1日でした。
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