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夫の中型バイクはどれにする?予算はたったの50万円?!

こんにちは、ミチです。

この度、私の夫が中型(普通)二輪を取得しました!
すでに小型AT限定の二輪免許は持っており、クロスカブでツーリングを楽しんでいたのですが、高速道路に乗ってもっと遠くに行きたいということで、限定解除をしたのです。

無事に免許が取れたので、次に考えるのは「どのバイクを買うか」です。

トントン拍子に決まるかと思いきや、予想以上に波乱な展開に。今回はそんな一部始終をまとめてみたいと思います。




やっぱりクラシックなバイクでしょ!

(出典:ROYAL ENFIELD)

夫はバイクについてほとんど知識はなく、現状どういったラインナップがあるのかまったく知りませんでした。

そこで私が持っていたバイク雑誌を見せて、どんなテイストのバイクに乗りたいのか聞いてみることに。

気に入ったものを挙げてもらうと、クラシックな見た目が好きなことがわかりました

「じゃあホンダのGB350かな?」と提案してみるとドンピシャだった様子。これで細部を詰めていくことにしました。




バイクって高い…

(出典:GB350)

まずはホンダのGB350で価格を確認していくことにしました。

GBは中型バイクの中でも安い方です。ノーマルタイプなら561,000円と、他の中型バイクが60万円以上はするなかで破格な値段。

しかし夫からすると「高い!」と感じたようです。さらに56万円は車体価格なので、ここに整備料やUSBなどのオプションをつけていくと、トータルで+10万円はかかってきます。これまで小型、中型と乗り継いできた私からすると、バイクの金額はそんなもんかなと思える値段でしたが、夫は衝撃を受けていました。




値段優先に変更!

安いといわれるGBでも金額に驚いた夫。本当にGBに乗りたいのかなと怪しくなりよくよく聞いてみると、実はあまり車体にこだわりがないことが判明しました。

車体のデザインよりも、値段が重要だったのです。

というのも、夫は「バイクに乗りたい」というより「バイクで出かけたい!」が一番だったのです。高速に乗っていろんなところに行くことが重要なので、車体へのこだわりはそこまで強くありませんでした。

この事実を知り、少し気が抜けましたが、こうなったら値段優先で探していこうと方向転換。

予算を聞いてみると、乗り出し価格(車体費+納車までにかかる費用の合計)が50万円くらい、とのこと。「そりゃ難しいよ
…」と正直思いましたが、試しに探してみることになったのです。




予算50万円なら中古が狙い目

(出典:レッドバロン)

乗り出しで50万円の新車だと、排気量が少ないものならありました。
例えば、スズキのジクサー150。車体価格は385,000円。
ホンダのPCX160なら、車体価格412,500円

ですが、問題は排気量です。高速道路は走れますが、長時間だとやはりキツイ。高速を使って遠くまで、あわよくば全国を駆け回りたい私達にとっては難しい排気量帯でした。

そうなると最低でも排気量は250ccが欲しい。新車の250ccで予算内のものはなかなかありません。そうなると狙い目は中古!

幸いなことに、バイクブーム終焉の影響か、中古なら予算内のものが多少はあったのです。




MTかGSXか…

そこでまず候補に上がったのが、ヤマハのMTシリーズ。軽快なハンドリングでバイクの楽しさが味わえる、初心者にもおすすめのバイクです。

(出典:MT-03/MT-25)

中古では、2~3年前の年式、走行距離が1万キロ以下というスペックで、車体価格が40万円後半のものがありました。キャリアやUSBなどのオプションがついておりすぐにツーリングに行ける仕様です。


一方、スズキのGSX250Rは、スズキの正規ディーラーで試乗車だったモデルが格安で販売されていました。走行距離がほとんどないほぼ新車という好条件で車体価格は40万円弱。好みのオプションをつけても予算内に収まります。

(出典:GSX250R)

MTとGSX。ストリートファイターとスポーツバイクで系統はまったく違う2台です。夫にどちらがいいか尋ねてみると「わからない…」とのこと。なぜどうしてわからない??と驚きましたが、考えてみればわからないのは当然だったのです。




初めてのバイクは好みが不明

(出典:GSX250R)

夫にとってのバイク経験は、クロスカブと教習車です。バイクによって走りが違うということは、なんとなくわかるくらいでした。

MTシリーズは先述したとおり軽快な走りが得意です。バイクがひらひらと倒れ、山道のカーブではバイクを操っている感を存分に体感でき、峠を走る楽しさを味わい尽くせるモデル。

一方GSX250Rは、どっしりとした安定感のある走りです。スピード感を楽しむことより、ゆったりと走ることが得意。峠を走ることも楽しめますが、景色を楽しみながらのんびりとツーリングするスタイルに向いています。

この両極端なバイク、どちらが好きかと言われても、どちらも経験したことがなければなかなか選べないでしょう。私はどちらも体験したので答えられますが、確かに初めてのバイクなら「軽快さ?」「安定感?」となんのことか見当がつかないのです

一番は試乗が良いのですが、怖いということで…、こうなったら最低限またがってみて、車体とのフィーリングを確かめてみることにしたのです。




中古車は一点もの

MT-03にまたがったところ、大きな違和感はないものの、膝のあたりがタンクにぶつかる感じがあったとのこと。夫は足が長いのが原因だと思われます。

GSXにもまたがってみると、タンクへの接触はないとのこと。前傾姿勢ですが強くはないので、負担なく乗れそうとのことでした。

そんなこんなで悩んでいるうちに、なんとMTの中古車が売れてしまいました…。中古車は一点ものなので、悩んでいる間に売れてしまうというリスクがあります。

というわけで、結局GSXしか選択肢がなくなってしまったのでした。




本当に中型に買い替えたいのか

(出典:CROSS CUB)

MTが売れたことで乗り換えへの熱が冷めてしまったのか、バイク選びが中断されました。

現在夫はクロスカブに乗っているのですが、言葉の節々に、クロスカブを売ることへの躊躇が垣間見えてきます。でも、高速に乗って遠くに行きたい夢も捨てきれず悩んでいるようでした。

駐車場の事情などから増車は難しいため、クロスカブか中型か、どちらかしか所有できません。結局決めきれないまま日にちが過ぎていきました。私も、夫が買い替えるべきなのかわからず、あまり選択を迫れずにいました。




買い替えを決意した理由

決断できないまま日々が流れていきました。

このままではただ時間が過ぎていくだけだと思い、あまりプレッシャーはかけないようにしつつ、この日までには方向性を決めようと私のなかで密かにスケジュールを立てました。

合間にバイクについて聞いてみたり、2人でやりたいことを話し合う時間を設けていくうちに、本人がバイク買うぞ!と決断したのです。

正直なところ夫も私も本当に買い替えるべきなのかわかりません。でもやってみたいことがあるなら一日でも体が若いうちにとりあえずやってみるという結論に至ったのです。

この金額ならまだチャレンジ代として許容できるという範囲内で、やってみたいことに挑戦してみるのは大いにアリだなと思っています。




GSX250Rに決定!

(出典:スズキのバイク!)

バイク選びを再開し、予算の50万以内で探したところ、GSX250Rの中古車が変わらずの候補

中古車は自分たちで見極めが難しいため、スズキワールドの認定中古車のなかから選ぶことにしました。

欲しい色、少ない走行距離、値段と比較をし、お店の方とも相談しながら、欲しい一台が決定!予算を下回る金額で、契約することができたのです。

オプションは当初ETCとUSBは付ける予定でしたが、それすらもまずは付けないことになりました。乗ってみて不具合があるようだったら付ける、ということで、なんともコスト第一での購入になりました。

私だったらとりあえず付けてしまうタイプなので、こういう選択肢もありだなと参考になりました。




初めてのバイク選びは難しい

(出典:スズキのバイク!)

以上、夫の初中型バイクの購入ストーリーでした。

ここまで結構大変だったのは、バイクにはこのような特徴があるからだと思います。

  • 大きな金額の買い物である

  • 乗ってみないとわからない

  • 初めてだと好みがわからない

一番はレンタルをして相性を確かめることです。ですが、初めてのマニュアルでレンタルはかなり怖いです。私も無理でしたし、免許をストレート合格できた夫でも、怖いからしたくない、とのことでした。

そうなるとなかなか車種を決めきれないのも当然と言えます。

私が感じていることは、バイクに強いこだわりがなく、ただ乗ってみたい、いろんなことをしてみたいと思うのなら、正規ディーラーから出ている品質の良い中古車で安く試してみるのもいいということです。

新車の中型バイクはどんどん高騰しています。新車で買えば乗らなかった場合は買取金額に期待できると思いますが、乗らなくても日々メンテをしたり、傷に気を付けたりと結構なストレスが続きます。

そうだったら、傷が付いても、放置してしまっても、自分にプレッシャーにならない価格内で、気軽に乗れる中古車で試してみるのもありだなと思えるのです。気に入ったらそのまま乗りつぶすこともできます。

今まで3台も乗り継いできた私。夫の姿を通して、今だったらこういう選択肢でもよかったなと気付かされました。

これから夫のバイクの納車を待ち、練習を重ねて、そして二人でツーリングを楽しんでいけたらと思います。その様子もnoteで発信していきます。

みなさんが後悔なくバイクライフを楽しめますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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