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トラブル続きの大型二輪教習〜第2段階から卒検までの体験記〜

中型免許取得から、はや一年。大型バイク試乗会でMT-07の乗りやすさに感動した私は、5月から大型二輪免許の教習に通い始めました。

今回は第2段階から卒業検定までの様子をまとめていきたいと思います。


クランクができません…

出典:タンデムスタイル

第1段階のみきわめ時にはできるようになっていたクランク。

しかしながら第2段階が始まるとまたできなくなってしまいました。特に右折が苦手で、コーンにぶつかったりコケたりと散々。

できないことでクランクがトラウマになり、転ぶかもと恐怖心が強くなってしまいました。

その間にも教習は進みます。体験項目などをやりつつも、クランクはずっと課題として残り続けました。


中型ではできるのになぜ?

体験教習で中型のCB400に乗る機会がありました。クランクも通りましたが、スイスイとクリア。あれ?なんでだ?

家でいろいろと考えてみると、大型はハンドルとの距離が遠く、中型とは体の使い方を変える必要があると気づきました。

大型バイクの場合、右に切るときは左腕をより遠くに押し出す必要があり、163cmの私だと腰からグイッと曲げないといけなかったのです。
このことに気づいてから、家では登山のトレッキングポールを使って練習開始。ポールを遠めに持ち、腰から体を曲げる練習を繰り返しました。

そして役立ったのがこちらのYouTube。走行イメトレを繰り返して体の動かし方を染み込ませていきました

おかげで、クランクの成功率が上昇!
大型に乗るときの体の使い方をひとつ学ぶことができたのです。


第2段階みきわめ通過!

他の課題については問題がなかったため、ストレートにみきわめ合格!

いよいよ卒検を迎えることに。


まさかのスラロームミスで卒検不合格…

出典:タンデムスタイル

卒検当日は晴天で、季節先取りの暑さでした。

大型の試験順番は最後なので、みんなが終わるのを待ちます。高まる緊張と不安…。

いよいよ順番になり、卒検スタート!

課題だったクランクは無事にクリア。一本橋、急制動と、トラブルなくこなしていきました。

お次はスラローム。普段の教習でも失敗したことがなく、あまり心配はしていませんでした。
が!なぜか、うまくバイクを操れず、そのままコースアウト

自分でも何が起こったのかわかりませんでした。

スラローム走行不可は、検定中止です。とりあえず最後まで卒検コースを走り切りましたが、落ちた…とショックでいっぱいでした。


緊張のせい?暑さのせい?

いつもできていたスラロームなのになんで…と、帰りしなに考えても理由がわかりませんでした。

しばらく休んで冷静になってから振り返ってみると、

  • クランクばかりに気を取られて他のイメトレをしていなかった

  • 目線が近くなっていた

  • 外で待機しすぎて体が火照っていた

などが理由として考えられました。

卒検は緊張するのでいつもとは違う精神状態になります。普段できてる課題でもなにが起こるかはわからないと痛感し、コース全体の練習をしていくことにしました。

そしてバイクを操るには欠かすことのできない、目線とニーグリップは常に意識。普段CRF250Lを乗るときも特に意識して走行しました。

最後に、卒検当日はなるべく室内で待機することに決めて、2回目に挑むことにしたのです。


卒検2回目!

補修を受けて、いよいよ2回目の卒検を迎えました。

相変わらずの緊張です。わたしはかなりの緊張しいなので、1週間前からお腹を壊したり、眠れなくなります。

2回目の今回は緊張を少しでもゆるめたいと思い、中型教習のときにも聴きまくっていたサンボマスターの「できっこないを やらなくちゃ」をひたすらリピートしました。

歌は本当にすごいですね。落ちたらどうしようというとりとめのない不安が、この曲を聴くことでスーと抜けていきます。がんばるぞ!できるぞ!と勇気が湧いてきました。
こうして卒検の順番がくるまで、控室でひとり聞き続けて自分を鼓舞したのです。


ミスもあったけど、合格!

そしていよいよ私の番。

卒検には魔物が潜んでいます、坂道発進でアクセルをふかしすぎてしまいました

気を取り直して、クランク、一本橋、急制動と通過。緊張しまくって顔はひきつりまくり。

問題のスラロームは記憶がありませんが、イメトレが功を奏したのか自然に体が動いてくれました

なんとか最後まで走行。バイクを倒すことなく、無事に下車できました。

その後は結果発表まで待機です。
坂道発進やらかしたーと思いましたが、前回の卒検一発アウトは防げたので結果を待つのみです。

そして、ついに発表!
卒検を受けた全員が合格という素晴らしい結果に!

個別の指導としては、坂道でアクセルをまわしすぎ、一本橋やスラロームのタイム未達などでした。坂道発進は、自分のバイクでも注意して運転するように、とのこと。気を引き締めて走行したいと思います。


がんばった日々は色褪せない

出典:テラバル自動車学校

追加の補修1回と卒検再受験という道のりで、大型二輪免許を取得できました。

私は緊張しやすく不安がりなので、教習には何度行っても慣れないですが、受かったときの喜びはそれはもう凄まじいです。

やっと終わったという開放感と、大型乗れるというワクワク感でいっぱいになりました。

まずは一番気になっていたMT-07からレンタルして、その他にもXSR700やZ650など、いろんなバイクに乗ってみたいと思います!

私の二輪免許歴は小型ATから始まり、最終的に大型を取るまでに至りました。バイクの奥深さにどんどんハマっているなと感じています。
小型には小型の、中型には中型の、そして大型には大型のおもしろさがあり、そしてまたバイクごとにも違った魅力がある…。バイクって飽きないですね!

免許を取ってしまえば、あとはどのタイミングで乗っても良いので、大型が気になっているならぜひとも取られることをおすすめしたいです。

何より、大人になると試験などの機会はめったになくなりますが、教習のように目標に向かってチャレンジする尊さを実感することができました。
つらくてもがんばった先には夢があり、そしてその道のりは自分の中で輝く財産になると思います。

みなさんの免許取得を応援しております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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