
体を鍛えることの重要性⑥
前回までは体の筋肉の鍛え方の解説をしてきましたが、今回からは心の筋肉を鍛え逆境に負けない体を作り方について述べます。
レジリエンス(逆境から立ち直る力)
仕事のプレッシャーや失敗などの逆境に遭遇すると、ネガティブな感情からなかなか抜け出せないことがあります。
そんなことがある人に必要なのが、
「心の筋肉=レジリエンス」です。
日ごろから鍛えておくことで、逆境に遭っても深く落ち込みすぎず、立ち直りも早くなります。
逆境に遭うとその対処に追われるため、気持ちが落ち込んでしまうのは仕方のないことです。
大切なのは、感情の落ち込みを早く「底打ち」すること。
逆境からの「立ち直り」を早めるために、「心の筋トレ」をしましょう。
日々ポジティブな感情を蓄積し、自分は大丈夫だという揺るぎない自信を身に付けると鍛えられます。
①自分はラッキーだと思う
通勤電車が時間通りに運行したなど、小さな幸せに常にアンテナを張り、感謝する習慣を身に付ける。
ポジティブな感情は消えやすいので、意識的に続けましょう。
日々ポジティブな感情を蓄積し、自分は大丈夫だという揺るぎない自信を身に付けると鍛えられます。
②感謝する気持ちを持つ
自分のなかにポジティブな感情を蓄積するには、感謝の気持ちを持つのが一番です。
人からしてもらったことはもちろん、平穏に暮らせていることや人との出会いなど、小さな幸せに目を向けて感謝の気持ちを持ちましょう。
③もし可能であれば友人のサポートを受ける
「立ち直り」には、自分と同じ目線で共感し合えるど、利害関係がなく、緩いつながりの人がおすすめです。
相手の迷惑になるのが心配で頼れないと思いがちですが、頼られた相手も自己肯定感が高まり、前向きになれるのです。
「勇気を持って、あなたが必要です、と伝えましょう」。
④ネガティブ感情を「底打ち」するには、ストレスを持ち越さないこと。
そのためには上手に気分転換し、しっかり睡眠を取る。
運動や音楽、ヨガ、日記を書くといった気晴らしは効果が確かめられています。
自分に合うものを見つけてください。
【運動】
ゴルフ、テニス、サッカー、野球等のスポーツ、エクササイズ、ダンス
【音楽】
音楽鑑賞、楽器の演奏、コンサート、カラオケ
【呼吸】
ヨガ、速足の散歩、瞑想
【筆記】
日記、手紙、手帳
⑤先のことを考えすぎない
先のことを考えすぎると、してもいない失敗や未来に対する不安が膨らみます。
今に集中すること。
どうしても不安が払拭できないときは、自分で手相を観たり、易占いで自らを占うことによって、将来の発生するかもしれない事態を想定し、不安を薄めることも効果があります。
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