田中みな美さんの姓名易断Part2
田中みな美さんの十年毎の運勢を格数で観ていきます。
生まれ持った澤天夬が十年毎に下から陰陽が変化していったのが下の図です
11歳から20歳までは澤風大過です。
キーワード:大きな重荷
卦辞
棟がたわんで家が傾くような大変な時であるが、進んでよい。願いごとはかなう
象伝
沢の水が木を没して枯死に至らしめるさまが大過である。
君子はこの象に則って大いに人に過ぎる行為を心がけ、濁乱の世に処しても自主独立して慣れることなく、浴世を超越して憂えることがないのである。
卦は、中間の部分が強すぎて、それを支える両端が弱いので耐えることができない形。
両方に口があって意見が通じ合わない。異性問題で悩むことが多い。
自意識過剰なところがあり恋は破れる。
沢を流れる水は本来、草木を養い育てるという使命を持っているはずです。澤の気が花を開かせ、樹に育てているのです。
ところがそこに風の気が吹くと、沢は本来の使命を忘れて水をあふれさせ、逆に草木を死にいたらしめたりするのです。
この卦に遭遇している年は、そうした意味で、身に余るような大きな困難、悩みに遭遇するはずです。
どんなにあくせく動いてみても、手におえる範ちゅうにはおさまらない問題なのですから、解決できないからといって、あまり自責の念にかられたりしないほうがいいでしょう。
心理的にも、人に過大な期待を抱いて裏切られたり、けっして結実しないものごとにこだわり過ぎたりといった事態が起こりがちです。
妻子もちの中年男性に恋慕し、結婚しようと熱くなったりするのも、この卦の年です。
たとえ、周囲が、どんなに忠告しても彼女はそれを聞き入れようなどとはしないでしょう。ただひたすら突っ走って、最後には傷ついて倒れるのです。
この卦の年に遭遇した間は、冷静さに徹することが大切でしょう
21歳から30歳までは澤火革です。
キーワード:変革·改革
卦辞
改革すべき日に改革すれば信頼が得られ、願いごとは大いにかなう。
ただしその動機が正しく、改革が当を得ている場合にのみ、改革に避けがたいトラブルも未然に消滅する。
象伝
水と火が争うさまが革である。
君子はこの象に則って新たに暦を制定して、人々のその業務に励むべき時の定めを明らかにするのである。
改革の時です。今まで調子が悪かったことがよくなります。逆に良かったことが悪くなることもあり、大きな変化があります。
沢では、水と火が互いに争いあっても、どちらも消耗して勢いがなくなってしまうと説かれています。
火によって水は熱せられ、一部は蒸発してしまいます。また逆に、火は水によって徐々に消し止められてしまいます。これでは発展は望めません。
上卦では陰が上に、下卦では陰が中央にあります。
陰の位置がちがうことは、家庭の中に女性か2人いる場合、争いごとが起こることを象徴しています。
変化が多いので平凡にはいかない時です。
31歳から40歳はまでは兌為澤
キーワード:よろこび
卦辞
願いごとはかなう。ただし正しい道を守り続けた場合にのみ利を得られる。
象伝
沢が連なったさまが兌である。
君子はこの象に則って盟友あい集いて切礎琢磨し、ともに向上の道を進むのである。
喜びあう。柔和。愛嬌。少女がふたり楽しげに語らいあっている。
口は心を通い合わせるものだが、一歩間違えば不和の種ともなる。
迎合するものを避け、精神的に高い悦びを得ること。若い女性が男性の寵愛を受けて悦ぶ。怠り。口舌。多弁。ぐずぐずと言い合って背く。
まごころで調和。
澤の気には、開くという性質がありますが、閉ざされていたものが開かれれば、人は喜びにひたりたくなるものです。
兌為沢の兌は喜ぶとか喜悦という意味を表していますが、この卦はまさにそれを示しています。ですから非常に楽しい年となることでしょう。
たとえば、どんなことをしても人からは善意に解釈されます。
今までだったら、陰口をたたかれたり、とやかく言われたりするようなことをしても、この卦の間だけは例外です。
ですから、自信を持って行動するといいでしょう。
また、対人関係の上では、複数の男性が登場してきます。彼らのうちのだれと喜びをともにしようかと、迷うにちがいありません。
しかし、その場合、相手の長所よりも欠点に目をつけて比較してみるといいでしょう。
絶対に我慢できないような性格的欠点を持っている男性を外せばいいのです。
これによって選ばれた男性との関係はかならずいい方向に進んでいきます。
また、兌という字は、口をも意味しています。澤は、最初どんなに微小な流れであっても、最後には大河となって海に口を開くものです。
口を開くということが喜びの表情を表します。
こうした意味から、口をつかう商売をしている人にとっては、この卦はとくにいい方向に作用します。