フリーランス半年の振り返りとこれから
こんにちは。ミチテルです。
3月になりましたね。本当に早すぎない…??
1日1日無駄に過ごしてはいないと自負しているんだけれど、ふと手のひらをみてみると、なにかこぼしてきているような虚無感も。
充実しているようで、あれれれ?
そんな3月は、ある意味区切りの時でもあります。
私がフリーランスとして始動してから半年がたちました。
がむしゃらにとにかく目の前のことを、という時期から、少し俯瞰してこれからを考えてもいいような時期になってきたなと、実感も。
四柱推命を学んでいるので、自分の特性は知っているのですが、良い方にも悪い方にも働いたな、と感じています。
そしてこれは私にとって必要な試練だとも。
ということで、この半年を振り返りつつ、これからの展望も書いていきたいなと思っています。
がむしゃら期(9月~11月)
ぶっちゃけ本当に記憶ないのはこの時期。笑
毎日日記に残しておけばよかった、って心から思うくらい、本当に記憶がない。笑
日々目の前のことをこなすことに必死でした。
心身ともに、とにかくウエイトを占めていたのは、慣れないオンラインリハビリの業務。
ほんの30分、1時間リハビリすればいいんでしょ、というものではなくて、これまでのSTとしてのキャリアをゼロにして考えた方がいいんじゃないか、というくらいに、現場とは全く勝手がちがうオンラインでのリハビリ。
リハビリ前のスタンバイ、カルテを書く時間、教材を準備する時間、行う項目で言えばこれまでと変わりないんだけれど、どこにフォルダがある?どのプラットフォームで他のSTさんとコミュニケーションとる?ということに、脳のリソースはどんどん割かれていきます。
テキストコミュニケーションはこれまた難しく。どんな温度でニュアンスを伝えるのか、ということも、とっても大切なスキルだと感じました。
なにはともあれ、お金が発生しないこの時間に、多くの労力を割いていたんです。
そして、リハビリ以外の業務も依頼されるようになりました。
簡単に言うとweb周りのことをほとんどです。
ブログ、LP制作その他もろもろ。
「とにかくお仕事受けたい!」のフリーランス初期なので、できることならなんでもyes!
良くも悪くも「そこそこできる」私なので、「できることなら」と言いつつも、すべてのことに「yes」と言っていました。
とにかく大変でしたが、私はこの時があってよかったです。
どんなメリットがあったかというと、
1.使える人材だと認識してもらえた
リハビリ業務でも、Web関連のお仕事でも、先方に「あ、この人頼れるな」と思ってもらうことが第一。
とにかく信用を積み重ねていかねば、という駆け出しの時期だったので、まったくお金にならない作業も時間をかけたし、即レスも心掛けました。
結果、こちらから依頼せずとも「これお願いできる?」と頼まれるように。
これは私にとってはありがたい話で、長い目で見てずっと身を置きたい場所であれば、その場所で「いいポジション」を取ることは大切だと思っています。
元々知り合いだったわけでもなく、信頼関係もイチからのスタート。
必死に関係性を築こうとしてきたあの頃の私が、今の私を救っています。
2.今の業務が効率的に行えるようになった
半年過ぎた今、オンラインリハビリ業務は格段にやりやすくなりました。
普通に考えれば、慣れない時期が大変なのは当然なんですよね。
いくらキャリアがあったとしても、「オンラインST」という畑では新人の私。開始数十分前にはソワソワと落ち着かないし、何度もシミュレーションしては深呼吸の繰り返し。
教材が置いてあるフォルダをさがすのにも一苦労。
そんな状態から、一人、また一人と対応する人数が増えるごとに、格段に効率が良くなりました。
経験数が多ければ多い方が、スピードも速くなります。
当たり前のことなんです。でも、その土台を固める時期に、どうしたって逃げたくなるようなつらい時期もあるんです。
この数ヶ月後の私を信じて、「苦しい時期」を超えられた自分には「グッジョブ!!」と言ってあげたいですね。
キャパオーバー期(12月~2月)
さて、がむしゃらにいろんなことに挑戦してきた時期を経て、ありがたいことにあらゆるジャンルのことを依頼されるようになりました。
少しずつ息切れする心の声も聞こえてきたのですが、とはいえ駆け出しフリーランス。
疲れている場合じゃない。
私は今できることを全力でやらないと生き残れない。
「頑張らないと詰むよ」と、自分で自分にムチを打つように、とにかく依頼を受けては答える、を繰り返していました。
めっちゃつらそ…な書き方をしていますが、前提として、引き受けているのは「私がやりたいジャンルのもの」だからなんです。
お金だけのために、というわけでもなく、広い意味での障害者支援や教育に関われることであれば、ふたつ返事でyesと言っていました。
そこには明確に私の意思があり、何ひとつ後悔はありません。
ただ、ちゃんと自分のキャパを理解していなかったな、という反省点はあります。
何でも引き受けることによって、自分の器をこれでもか、これでもかと大きくしようと必死でした。
つまり、なんでも経験することでさらにこれからの仕事の幅も広がっていくと信じてやまなかったんです。
経験は財産です。
ただ、それと引き換えに「今やりたいこと、好きなこと、得意なこと」は完全に置き去りになっていました。
もちろん、これまでしてきたことも広い意味では「やりたいことであり好きなこと」なんですが、もっとなんていうかこう、自分よがりの、自己中な「やりたいこと、好きなこと」には時間を割くことができずにいました。
そんなものは二の次三の次。今はとにかく「やらなきゃいけないこと」に時間を割かなくちゃ。
今思うと「べき思考」が働いていたなと思っています。
良くないですね。ほんと良くない。
ただ、おかげさまで月収もついてきたし(目標値まではもう少し)、この時の頑張りは無駄ではないとも思っています。
大変だったけど良かったな、と思っているのは、身を置くジャンルに自分の想いとぶれがなかったから。
医療福祉、教育は、稼げる分野ではないことは、現場での経験を経ていやというほど実感しています。
ですが、収入じゃない部分でのモチベーションを保ちながら過ごせたのは、この時期の過ごし方としてよかったなと思えることの一つです。
これからやりたいこと
とにかくできることをキャッチして、できないことでもしっかりスキルを身に付けたいことに時間と労力をたっぷり使ってきたこれまで。
少し立ち止まって、こぼれ落としてきた「やりたいこと」を拾い集めてみようと、振り返っています。
置き去りにしてきた私を迎えに行く時期だと思っています。
3月の今、思いつく限りをここに書いていきたいと思います。
1.働きかたを語ろう会の定期開催
やりたくてできていなかったことの一つ。
2024年はまずこれをやりたかったので、実は1月から、定期開催を見据えて1年分の予定を立てています。
需要がどのくらいあるのか、この先も続くのかわからないんだけれど、1,2月もありがたいことに募集はいっぱいになりました。
ライフキャリアという広いテーマではあるけれど、それでもさまざまな転換期で悩むのはいつの時代でも。
これだけ変化の激しい今なので、悩み、がんじがらめになることは珍しくないと思っています。
このライフキャリアに悩む世代の人の悩みに寄り添い、一緒に舵を進めるサポートをしていきたい。
このために、先に時間を担保していきたいと思っています。
2.フリーランスになるまでの備忘録まとめ
一生かかっても100日後にならなそうな、私のインスタ連載「100日後にフリーランスになりたい会社員」シリーズ。
このまま漫画を描き続けるのは、今の私ではおそらく無理。
そして私のインスタで発信したい「今」がさらに置き去りになってしまう。
それでも、この記録は残しておきたいというエゴもある。
記録を残したいのはエゴですが、自分の趣味だけで発信は続けられない。共感や気づきを得た、という反響があるからこそ「残しておきたい」と思えているんです。
フォロワーさんの中には、私のように超保守的会社員だけどフリーランス(在宅ワーク)に憧れがある、という人は少なくないんです。
「楽しみにしてます!」という声にも応えていきたい!ので、こちらはnoteにまとめていきたいと思います!
文章+挿絵(まんが)付きで。
そしてインスタグラムでは、もっとフレッシュなことを発信していきたいな。
3.PRESNT定期発刊とメディア運営
先日私がつくっているwebマガジン「PRESENT」が3周年を迎えました!(パフパフ!)
3月1日の前日につくった「leap」
創作が楽しくて涙が出そう、という感覚は、生まれて初めてでした。
私のエゴがつまったこちらの創作物でも、温かいDMをいただいたり、メンバーシップの方からは「PDFダウンロードしました!」と言っていただけたり。
幸せだな、って心から思いました。
そして、見て見て!印刷するとまた愛おしさ倍増。
こういうことに心が動くし、楽しいって思えるんだなって再確認できました。
月一回発行を目指して楽しみながら継続します✨
で、メディア運営はちょっと先の夢ではあるんだけど、このPRESENTをもっと広く届けられるようになりたい!
今の時間の使い方では到底難しいんだけど、実現できるようにコツコツできることから頑張っていきたいと思っています。
しおりもポストカードもそうだけど、やっぱり物販も好きなんだよ~~~
私がつくったもの、全部私が一番好き。笑
内の声に気づくために
がむしゃらに目の前にやっているときには、自分の声には気づけないんです。
改めて実感しています。
こういう思考になれたのも、忙しいなか壁打ちしてくれた人たちがいてこそ。
なにかできることはありますか?と聞いてくれる人も。
忘れ去られてもいいくらいに、まったく存在感を見せることができなかったこの半年でも、気にかけてくれる人たちがいること、時間を割いて話を聞いてくれること、本当にありがたかったです。
苦しい時に手を差し伸べてくれた方のこと、忘れないし、心から感謝しています。
「自分のことは自分が一番知っている」なんて嘘。
自分が知らない自分を引き出してくれるのは他人の声だったりします。
書いて整理、を私自身も推しているけれど、内省ばかりしてするのはオススメしません。
自分の声に気づかなきゃいけないタイミングに自分で気づいてアクションすることが、とっても大切です。
ここに書いたことにも立ち返りながら、ここから新たな「期」を創っていきたいと思います!
まだまだ2024年は始まったばかり。やりたいことってなんだっけ?を見つめつつ、時に寄り道しても、それを納得の選択だと思えるように。
一緒に一歩一歩進んでいきましょうね!がんばろっっ✨
おまけ♩
メンバーのみなさんに、私の構想チラ見せ✨
いただいたサポートの一部を「障害者雇用支援団体」へ寄付させていただきます。