
Google アナリティクス4 リアルタイムレポートの見かた
Google が無料で提供しているウェブサイトやアプリの解析ツールGoogle アナリティクス4(GA4)のリアルタイムレポートの見かたを詳しく紹介します。
GA4には標準で用意しているレポートが複数あり、GA4の設定を完了したウェブサイトやアプリはGA4管理画面からウェブサイトのアクセス数やアプリの利用データを直ぐに確認することができます。
GA4の標準レポートは次のようなものがあり、このページではリアルタイムレポートの見かたを詳しく紹介します。
レポートのスナップショット
リアルタイム
ユーザ属性
テクノロジー
集客
エンゲージメント
収益化
維持率
リアルタイムレポート
ウェブサイトのアクセス状況やアプリの利用データをリアルタイムで見ることができるレポートです。

過去30分間のデータ
リアルタイムレポートでは直近30分のアクセスデータを見ることができます。ウェブサイトに訪れたユーザ数とアクセスエリアをマップデータで視覚的に確認することができます。
ユーザ(最初の参照元)
「ユーザ(最初の参照元)」はウェブサイトに訪れたきっかけ、流入元GoogleやYahooなどのメディアを確認することができます。
ユーザ(オーディエンス)
「ユーザ(オーディエンス)」は予め決められたユーザセグメントを表示しリアルタイムでアクセス状況を確認することができます。ある一定の行動をしたユーザをオーディエンスとして作成することがモニタリングすることができるようになります。GA4ではすべてのユーザ(All Users)と購入者(Purchasers)が事前に定義されています。
表示回数(ページタイトルとスクリーン名)
ページ毎のアクセス数を確認することができます。
イベント数(イベント名)
ユーザの行動をイベントとして計測し表示します。
GA4では事前に定義されているイベントを自動的に収集します。
first_visit - 初めてのウェブサイトへの訪問
session_start - ウェブサイトの訪問
user_engagement - ユーザが別のページに移動した時
page_view - ページが読み込まれた時
scroll - ウェブページがいちばん下までスクロールされた時(スクロール率90%)
click - ユーザが他のウェブサイトに移動するリンクをクリックした時
view_search_result - サイト内検索を行った時
file_download - PDFなどのファイルをダウンロードした時
video_start、video_progress、video_complete - 動画を視聴した時
サイト内検索イベントや動画視聴のイベントは細かな設定を行う必要があります。他にも、eコマース用のログインや購入を計測するイベントやゲームサイトの計測を行うイベントなどが用意されています。
また、計測したい行動をカスタムイベントとして追加することも可能です。
コンバージョン(イベント名)
指標とするイベントををコンバージョンとして定義することでイベントの発生回数をコンバージョンとして確認することができます。イベントと同様に計測したい行動をカスタムイベントとして追加しコンバージョンとして発生回数を計測することもできます。
ユーザ(ユーザ プロパティ)
今回はGoogle アナリティクス4の標準レポートのひとつ、リアルタイムレポートを紹介しました。次回はユーザ属性レポートを紹介します。