GA4「目標到達プロセス」の作成方法
Google が無料で提供しているウェブサイトやアプリの解析ツールGoogle アナリティクス4(GA4)のデータ探索を詳しく紹介します。
GA4の探索データ、「目標到達プロセスデータ探索」を使用すると、仮説したフロー通り、ユーザーが行動しているかを確認することができます。
登録可能なステップは10個。セグメント、ディメンションを指定し、目標到達までのステップを登録していきます。
目標到達プロセスデータ探索で表示する数値は「アクティブユーザー数」となることに注意してください。
私も、いろいろとレポートを作成したときに、数値がまったく合わないという体験がありました。『以前のGoogle アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)の数値と比較するとどうしても数値が合わない!』と悩んでいましたが、ユニバーサルアナリティクスは主にページビュー数を表示するのに対し、GA4はアクティブユーザー数となるので、直帰が多いページでは当然数値は合わなくて当然です。
アクティブユーザーの定義は慣れるまで、理解するのが難しいと思いますので、次のような定義になっています。
アクティブユーザー:初回訪問(first_open)はエンゲージメントセッションのどちらか。
エンゲージメントセション:10秒以上継続したセッションまたはコンバージョンイベントが発生したセションまたはページの閲覧が2ページ以上のセッション。
以下は、オーガニックユーザーの無料相談ページからお問い合わせをしたユーザーの設定例となります。
ステップ設定例
スッテプ1にオーガニック訪問者(organic)を指定。
ステップ2にセッションの開始(session_start)イベントを指定。
ステップ3に無料相談ページの参照(page_view)イベントとページパスを指定
ステップ4にお問い合わせ(カスタムイベント:contact)を指定。
グラフの見かた
データ期間は1か月。スッテプ1のオーガニック訪問者は2,827件でセッションを開始した件数も同数の2,827ユーザー。
そのうち、無料相談ページを参照したユーザー数は20件。その中でお問い合わせを行ったユーザーが5件というグラフです。
いずれの数値もアクティブユーザー数となり、ページの表示回数ではないので注意してください。
目標到達プロセスデータ探索を使うと、コンバージョンに至るまでの各ステップでの放棄率(離脱)が分かるので、どのステップを改善すればコンバージョン率が向上すればわかるのでサイト改善にとても重要なレポートです。
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