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断捨離が加速した出来事

私が持っている家電は、洗濯機・ヒーター・ドライヤーの3つ。
家具は、昇降デスク・ベンチ・スチールシェルフの3つ。

これだけでも毎日快適に暮らしています。
冷蔵庫や電子レンジやテレビをタダであげると言われてもまったく欲しくありません。

こんな暮らしになるまでにはいくつかのターニングポイントがありました。
その中でも、仕事に関係するデスク環境の変化が一気にモノを減らすきっかけになっています。


私は自分で事業をやっているので基本的に自宅作業です。
かつては幅140cmのどデカいデスクと業務用のオフィスチェアが部屋を大きく占領していました。

デスクの上にあったものは、
13インチのノートPC
27インチのディスプレイ
本10冊程度
文房具などの小物類

当時の私はこれでも「デスクの上をスッキリ使ってるぜ」と思っていました。


ある日、知人が部屋に訪れた時に何気ない会話の中で聞かれたのが、
「このディスプレイって便利なの?」

私は、
「うん、画面の作業領域が広がるから便利なんです。」

この会話は1ラリーですぐに終わったのですが、知人が帰ってもなぜか私の頭に知人の問いかけが残っていました。


3時間くらい経ってようやく気づきました。

私がもともとディスプレイを買った目的は、作業面積を広げるためではなく、作業するときの目線を上げて首の負担を和らげるためでした。

「作業面積が広がる」というのは、会社員時代にディスプレイを使うのが当たり前だった環境において、勝手に染みついた考えであったことを思い出したのです。

これにはたと気づくと、「目線を上げるためだけにディスプレイを持つ必要があるのか・・?」という疑問が湧き上がり、そこからは滝の流れのように思考が巡りました。


「たしか上下に動く机ってあったよな?」
「ディスプレイがもしなくなればこんなデカい机もいらない?」
「机がなくなれば部屋のレイアウトが変わる」
「景色を見ながら仕事がしたい」
「こんなデカいオフィスチェアもいらない」



途中からはワクワクが止まりませんでした。
ずっと変わることはないと思っていたデスク環境を手放して自由になれる!


本当にディスプレイなしでやっていけるのか、まずはノートPCの高さを台を使って調整し、ディスプレイを使えないように別の部屋に持っていって1週間検証しました。

問題ないと自信を持てたら、そこからさらに時間をかけて、自分にとって本当に必要なデスクと椅子のサイズ・機能を検証していきました。

たくさんの商品とYoutubeのレビュー動画もあさって、たどりついたのがこの昇降デスク。

IKEAの昇降デスク BOLLSIDAN ボッルシダン 9,990円


コンパクトな昇降デスクはIKEAのもので、ノートPCとマウスなど必要なモノが十分に使えます。

そして何より、上下に昇降できるので自分の目線に合わせることができるし、座り姿勢に疲れたら立って作業もできる、気分転換したかったら自由に場所も変えることができます。


そんなこんなで、私は自分の「デスク環境」の価値観をアップデートすることに成功しました。
この体験がきっかけとなって、この後、あらゆる家のモノ達と向き合っていくことになります。


当たり前と思っていたことに対して、何気ない問いかけをされたことが大事なターニングポイントになっていました。
この問いを聞き流さずに向き合った当時の自分を褒めてあげたいです。

たぶん、こんな変化の兆しが毎日の暮らしの中にたくさん転がっているのだと思います。
ほとんどの人は気にも留めないで進んでいきます。

でも、自分の感覚を研ぎ澄ませておくと新しい価値観の扉に出会うことができます。

ぜひこのワクワクをみなさんにも味わってもらいたいです。

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